これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/10
2014

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鹿の湯の流儀

まず湯に手を入れ、グー・チョキ・パーを
10回できたら入れるということ。

そしたら、足から入り、まずはへそまで。
ここで1分。

次は、胸まで入れ、1分。
そして、最後に肩まで入り、もう1分。

計3分が1セットで、湯から出る時は、
静かに湯を動かさないように出る。
(湯をかき混ぜ、隣の人に迷惑をかけないためだ)

そんな「鹿の湯」の“入り方の流儀”を
教えてくれたのは、“鹿の湯”の
牢名主のようなオジさんたち。

とにかく、通常の温泉と違って熱い。
左の湯の温度は46度。
右隣は何と48度どなっている。

ゆで卵ができそうなくらいの湯加減なのだ。
例のダチョウ倶楽部 上島氏の得意芸の
“熱湯風呂”と言えるような温度。

そして、その牢名主のような常連のオジさんたちが、
何人もそのお風呂の周りに座り込んでいるのだ。
もちろん、私もそのオジさんたちの流儀に習い
46度にチャレンジするのだが…
とにかく、熱い!

特に手と足は、その温度をもろに受けとめているようで、
ジ~ンとくる。

そして、私の目はついつい砂時計の砂に見入る。
あちこちになぜか、小さな砂時計がたくさんあるのだ。
実は、この砂時計、常連のオジさんたちの
“マイ砂時計”なのだという。

ボーリング場ならマイボール、バッティングセンター
ならマイバットなどは、よく耳にするが、
温泉の“マイ砂時計”は初めて。
やっぱり、そこにはそこの流儀があるということ。

これまで百を超える数の温泉に浸かってきたが…
この46度の体験“鹿の湯の流儀”により、
しっかりと“鹿の湯”が記憶に記されたことは間違いない。

やっぱり、記憶に残し口コミをつくるには、
差別化とその物語性。

すなわち46度の温泉とその流儀なのだ。

それにしても、牢名主のオジさんたちは
気軽に私たちに声をかけてくれる。

毎日、“マイ砂時計”を持って入りに来ている
オジさんもいるというから驚きだ。

とにかく、裸の付き合いは、人と人との
距離を近づけてくれる。

もしかして、あの牢名主たちも鹿の湯の演出だったりして…

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みんな“マイ砂時計”を持っている!

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いい湯だなぁって浸かることはできない湯

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根性だめにし是非!

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よく読んでからどうぞ

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11/10
2014

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「人間万事塞翁が馬」

先日、ある情報誌に画業40周年を迎えた
弘兼憲史氏の座右の銘として、
「人間万事塞翁が馬」ということわざが
紹介されていた。

ところで、このことわざを
正確に読める人はどれだけいるだろう。

私は何も疑わず
“にんげんばんじさいおうがうま”と
読んでいたのだが、
これは“じんかんばんじさいおうがうま”と読むのだ。

中国の北の方に住んでいた、
占い上手な老人に由来する言葉だ。
その老人は馬を逃がしてしまった(=禍)のだが、
彼は残念がる様子も見せず、
「このことが幸福にならないとも限らない」と言った。
そして実際、
その馬は後に良馬の群を引き連れ戻ってきた(=福)。

しかし、良馬に乗った老人の息子が
落馬をして足を骨折してしまう(=禍)。
それ自体は不幸な出来事だったが、
怪我をしたことで戦争に行かなくて済み、
結果的に生きながらえたという(=福)。

つまり、人生における幸不幸は、予測がしづらく、
災いがいつ幸福に転じるかもわからないのだ。

この30年間を振り返ってみれば、
私もまさに似たような体験をしていた。

1つ目は、私が今の会社を起業して間もない頃。
以前働いていた会社から身に覚えのないことで
賠償請求された。

しかしここで、“裁判”というものを知ったおかげで、
その後の人生や仕事に役立つ勉強ができた。

2つ目は、とある案件で弊社の安易な行動が
大きなトラブルへと発展し、
結果として売上の3分の1を占める
定期の仕事を失ってしまったこと。

しかしここでも、なんとか売上を戻そうと、
新たな仕事にチャレンジしたことで、
結果的に仕事の幅が広がった。

そして、3つ目はリーマンショックによる影響で
売上が前年の65%にまで落ちてしまったこと。
これは、コストの見直しや仕事の取り組み方など、
社内の良くない部分を洗い出す
“体質改善”につなげることができた。

こうしてみると、やはりビジネスにおいても
「人間万事塞翁が馬」なのだ。
“禍”は必ずどこかからやってくるし、
そのタイミングを予測することはできない。

しかし、やってきた“禍”に対して
どう対応するかを決めることはできる。
ビジネスにおいては、それがその後の“福”を決めるのだ。

とにかく、困難にあたった時にも、
諦めずに思考し、チャレンジすることが、
福につながるに違いない。

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困難を乗り越えた先に今のビジネスがある

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選ばれるビジネス

11/10
2014

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3時間で10万円売るパン屋さん

「ずっと行きたかったのに、街からとても遠くて、
行きそびれていたパン屋さん。ついに行ってきました!」

「芽室インターを降りて市街地へ。
さらに山のほうに向かって16キロ。
変わったパンがたくさんあるパン屋さんに辿り着きました!」

食べログ上で、このようなコメントが
書かれている田舎の小さなパン屋さんがある。

北海道芽室町、市街地から離れた上美生(かみびせい)
にある「カントリーブラン」だ。

冒頭のように、
遠方からわざわざ来店するお客さまも多いそう。
その人気ぶりは目を見張るものがあり、
札幌の百貨店のイベントに出展した際には、
なんと、たった3時間で
10万円分のパンを売り上げたという(驚きだ!)。
さらには、飛行機の機内誌などでも紹介され、
多くの注目を集めている。

そんなカントリーブランのご主人である、
延與幸嗣(えんよ・こうじ)氏は、
芽室町の隣町・清水町の出身だ
(ちなみに私は日高山脈の麓で生まれ育った)。

かつて東京でエンジニアをしていたが、
「おいしいパンを作ること」を志し、
大手パン製造会社で25年以上の経験を積んだ。

満を持してオープンしたカントリーブランは、9年目を迎える。
延與氏は、先日行われた北海道帯広での
講演会に参加してくださり、
その際にご自身の仕事について
興味深い話を聞かせていただいた。

その中で伝わってきたのは、
延與氏のパンへの強い情熱だ。
パンを作る上で、
最もこだわったというのが“おいしい水”。

というのも、水は材料の小麦や酵母にとって
重要な役割を担っており、
水の出来がパンの味を大きく左右するという。

延與氏は、良質な水を求めて北海道内を8ヶ月探し回った。
そして、ようやく辿り着いたのが、
消毒のための塩素をほとんど必要としないほど、
清らかでほのかに甘い、
上美生の“おいしい水”だったのだ。

こだわりは水だけでなく、材料にも及ぶ。
カントリーブランのパンの材料は、小麦や卵に至るまで、
ほとんどが道産の農家から直接購入しているという。

そして、この徹底したこだわりが、
おいしいパンとともに評判を呼び、
わずか3分で10万円の売り上げに
つながっているということだ。

マーケティング的には、
芽室町という市街地から
16キロ離れた土地(上美生)で商売することは難しい。

しかし、その志からくる情熱と追求心が
交通の便の悪さをも払拭し、
その土地に人を集わせてしまうのだ。

延與氏の「本当においしいパンを作ろう」
という志とパンに対する追求心は、
これからのビジネスを考える上で
学ぶことが多いだろう。

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パンへの情熱を秘めた延與氏

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一味も二味も違うパンがずらり!

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市街地から遠くとも…

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多くの人から選ばれ続けている!

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はなまるア・ラ・カルト

11/10
2014

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OMGホールディングスの“仕事道育み力”

先日、OMGホールディングスの代表取締役社長、
大平雄伸(おおひら たかのぶ)氏と
お話する機会があった。

3業態を展開するOMGホールディングスは、
フランチャイズも含めると
整骨院事業で91店舗、
リラクゼーションサロンを65店舗、
デイサービスなどの介護事業で175店舗を経営している。

それぞれの店舗で働く従業員は、
パート・アルバイトも含めれば
グループ合計で約1900名。

創業24年にしてこれだけの規模であるから、
採用活動にもかなり力を入れているという。

しかし、大平氏が一番大切にしているのは、
採用のその先の「人づくり」。

OMGホールディングスでは、教育の二つの柱として
「専門家としてプロフェッショナルになること」、
「一人の人として人間力をあげていくこと」を掲げている。

これに従って新人教育を行うのはもちろんのこと、
全国に広がる各店舗でも徹底するために、
エリアごとにマネジメントのトップの他に
技術や人間力を高める教育のトップを
必ず置いているという。

人間力を高めることで、従業員の仕事と人生をも
より充実したものにしていく。

それは組織力のアップに繋がり、
さらには社会貢献の度合いにも繋がっていくのだ。

そういえば、収録の後たまたまお会いした
「駒形どぜう」の六代目当主、越後屋助七こと渡辺孝之氏も、
代々の継承において、一番大切なのは教育だと断言されていた。

駒形どぜうでは、
毎朝40人ほどのスタッフをホールに集め、
老舗としてそのサービスの在り方を確認するのだそうだ。

「一に人、二にモノ(商品)、三に金」とのことで、
200年続く老舗でも、人づくりはこれほど徹底されているのだ。
いや、徹底した人づくりを継続しているからこそ
老舗になったというほうが正しいのかもしれない。

私も常々、仕事道とは
「育み力」=人づくりをする力だと唱えている。

人づくりをいかに徹底していくかが、
組織の質であり、会社の質を決定するといっても
過言ではないだろう。

組織として良い方向に向かうこと、
そしてそれを継続すること、
さらにそれらの力を社会に役立てていくためには、
“仕事道育み力”が欠かせないのだ!

そのOMGホールディングス大平社長の
“育み力”について聴けるBUSINESS LAB.は、
Inter FMにて11月16日・23日の日曜朝6:00から放送予定!

事業のこと、人づくりのこと、
たっぷりとお話を聴くことができる良い機会だ。
ぜひぜひ聞いていただきたい!

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仕事道育み力とは?

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4つの実践が人とビジネスを成長させる!

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大平氏とのラジオ、お楽しみに!

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選ばれる仕事道

11/10
2014

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弘兼憲史氏の“複利”の40周年

先日、私の元に「弘兼憲史氏 画業40周年を祝う会」
と書かれたインビテーションが届いた。

たびたびビジ達にも登場してくれている、
漫画家・弘兼憲史氏がデビュー40周年を迎えられたのだ!

弘兼氏といえば…1974年に『風薫る』でデビューし、
もっとも有名な作品といえば、やはり『課長島耕作』シリーズ。
私は『ハロー張りネズミ』や『人間交差点』など愛読していた。

ご存知の方も多いと思うが、弘兼氏は漫画家になる前に
サラリーマンとして働いていた。
そう“島耕作”が働いていた「初芝電器産業」の
モデルとなった松下電器産業に約3年勤務していたのだ。

その経験が元になっているのが、
大ヒット作である『課長島耕作』シリーズ。

読みきり作品だったというが、
連載となり、30年以上続く人気シリーズとなっている。

そんな長い間走り続けている弘兼氏の人生における座右の銘が
「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」!という言葉だ。

人生の幸福や不幸は予測できない。
だからこそ、どんどん前に進んでいくしかないという意味である。

現在ビッグコミックオリジナルで連載されている『黄昏流星群』は、
登場人物たちが思わぬところでさまざまな禍(わざわい)に遭遇し、
それを通して人生の転機を迎えていく。

まさに「人間万事塞翁が馬」を体現した
ストーリーと言っていいだろう。

弘兼さんの40周年を顧みて感じること。
それは“複利”だ。
作品づくりのためにさまざまなところへ出向き、そして出会う。

例えば、ご自身が好きなワインやゴルフは
マンガの中にたびたび登場し、
かなり掘り下げた内容で展開している。
それが読者の興味をより一層引きつける
作品の魅力につながっている。

『黄昏流星群』の登場人物の多くは、弘兼氏と同じ世代だ。
つまり、弘兼氏自身のライフステージや興味と共に歩んでいる作品なのだ。

常に奥深く、新しい境地を切り開く作品づくりこそ
まさに“複利”であり、複利の作家業を続けてきたからこそ、
第一線で活躍してこられたのだろう。

あっ、弘兼氏も40周年だが、
実は私もクリエイティブ業40周年なのだ!
(弘兼氏ほどの名声はないが…)

ちなみに『ヤング島耕作』では、
私とよく似た広告制作会社の社長が登場する。
あまりいい役ではなくて残念なのだが…。
あれっ?もしかしたら弘兼氏は私のことを
そんな経営者だと思っていたのでは…?

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セイージと笑顔の弘兼氏!

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届いたインビテーションがこちら。

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イラストの入ったお煎餅をいただいた!

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