
05/18
2020

大里綜合管理は”3.0“へ
3月末に大里綜合管理の第46期、経営計画発表会へ参加してきた。
いつもなら多くのゲストをお招きし、開催されるのだが、
新型コロナウィルスの影響もあり、
残念ながら社員プラスαの人たちの発表会となった。
野老真理子氏のお母さんで熊木さんという方が
大里綜合管理の創業者。。
ご存知のように、二代目社長の野老真理子氏は
メディアへの出演も多く、
国の“おもてなし経営企業選”にも選ばれ、
地域に貢献する企業として注目をあび、
会社の存在感は大きくなっていった。
野老真理子社長は還暦を迎え、
ついにご子息の33才の野老憲一氏に社長の座を
バトンタッチをした。(5年計画だったという)
ゆえに憲一氏は三代目であり、タイトルに「3.0へ」と記した。
今回は新社長として初めての経営計画発表会だった。
新社長はこの経営計画発表会において二代目が開拓をした
学童保育や地域貢献活動を踏襲しながらも、
いくつかの特徴をもった新たな展開についての発表があった。
それは、
・居住支援事業に力を入れる(多様性を活かした地域貢献)
元受刑者や高齢者、障害のある人たちに家賃債務保証をし
入居してもらう計画。
・会社の消費電力を100%自然エネルギーで賄う
東日本大震災や昨年の台風で電力供給の必要性を感じてのこと。
有事の際には電気自動車の電気供給だけでは賄えないと
判断しての決断。
誰もが口にする「不易流行」という言葉がある。
これは「変えるべきものと、変えてはいけないもの」
という意味だが・・・。
大里綜合管理の今までの地域への貢献を踏襲することが
「不易」の部分であり、新計画は「流行」部分だ。
そしてこれに加えて、“デジタルシフト“と、
大網白里地区の“Wants”、つまり新しい時代の価値観を
経営戦略に盛り込み、ビジネスを展開していってほしい。
すなわち、デジタルを駆使して、地域における
新しい大里綜合管理としての存在理由に向けて
チャレンジすることを望む。
今回の新社長誕生を機に、野老真理子氏と同年代の60才前後の社員の
方々が同時に5人退職し、マネージャーも若い世代へと変わり
新組織へと移行した。
まさにパラダイム(ある時代におけるものの見方や捉え方)が
大きく変わる今、企業経営は新しい価値観を備えている
ミレニアル世代への“リーダーシフト”の時代となっている。
そういう意味で、実にいいタイミングでの世代交代だと感じた。
私は憲一社長を10才のころから知っていることもあり
どんな発表会となりか心配してたわけだが・・・、
毅然としたプレゼンだったことに安堵したわけだ。
新社長のもと、バージョンアップした
次なる大里綜合管理に期待したい。