03/31
2014
「パン・アキモト」が支持される理由
ビジ達でもたびたび紹介している、「パンの缶詰」
でおなじみの株式会社パン・アキモト。
先日放送されたカンブリア宮殿では
番組の最高視聴率を記録し、生産が追い付かないほど
までに問い合わせが殺到しているという。
まさに今大注目の企業だ。
そもそも「パンの缶詰」誕生のきっかけは1995年。
阪神淡路大震災直後、
被災地に届けたパンの何割かが賞味期限切れのため、
廃棄処分になってしまった。
そんな状況で、「日持ちしておいしいパンは作れないのですか」
という被災者の声が「パンの缶詰」の開発につながったのだという。
そうして誕生した「パンの缶詰」が注目されるのは当然として、
パン・アキモトが現在、ここまで勢いをつけている
理由は何なのだろうか。
理由の1つは、「社会背景と時代背景」だ。
パン・アキモトではこれまで、
新潟県中越地震や東日本大震災などはもちろんのこと、
ハイチ地震やフィリピンの洪水など、
国内外の被災地支援を数多く行ってきた。
そうした姿はメディアでも多く取り上げられ、
注目されるきっかけとなっている。
さらに経済優先型のビジネスではなく、
社会性のあるビジネスが重視されるようになったという、
時代の流れ
(今はまさに中島流の“パラダイムシフト75”でいう過渡期だからね~)
も追い風になっているのだろう。
そしてもう1つの理由は、
パン・アキモトの会社の体制が整ってきたということ。
もともとは小さなパン屋から始まったパン・アキモトには、
大量生産の受注に対応するだけのキャパシティがなかった。
しかしパンの缶詰の認知度が上がり、
注文数が増えたことに対応するために、
生産体制も強化し始めたのである。
秋元社長は現在60歳。
息子たちが営業部長、生産部長に就任し、
未来を見据えた体制作りを進めている。
会社には必ず変化するタイミングがやってくる。
このタイミングを逃さず、パン・アキモトは変化しようとしているのだ。
社会情勢の変化、それに伴う需要の増大に
ついて行けるだけの会社のキャパシティ。
支持される理由が整い、一つ先のステージへ歩を進めた
といえるのではないだろうか。
4/6と4/13のBUSINESS LAB.には大注目の秋元社長が登場。
今後さらなる活躍が期待される秋元社長の話は、必聴です!
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