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12/22
2014

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中島流ワークライフ“アンバランス”

フッフッフ…。何度読んでも本当に面白い!
先日、神楽坂の書店で手に取った『青春少年マガジン』。

これは私が青春時代に大注目していた漫画
『1・2の三四郎』の著者である、
小林まこと氏が描いた自伝的マンガだ。

いや~若さゆえの試行錯誤、
そしてマンガ家ならではの
体験談は今読んでも実に面白い。

衝撃的なエピソードといえば、
小林氏が最も忙しかった20代前半の睡眠時間が、
週に8時間だったこと!
デビューしたばかりの頃は、
マンガを描きながらおにぎりを食べる毎日。
風呂に行く時間さえ、惜しんでいたという。

それでも週に8時間しか眠れないというのだから、
当時の忙しさが容易に想像できる…。

余談だが、実は私も、
30代中頃は一番忙しかった。

毎日のようにプレゼンがあり、
寝る時間も惜しんで仕事をしていた。
そのときの睡眠時間は1週間で14時間…。
それでもかなりキツかった。さて、話は戻って…。

小林氏のその仕事ぶりは実を結び、
『1・2の三四郎』は大ヒット
(これが腹を抱えるほどおもしろい)。
『What’s Micheal?』は主人公の猫・マイケルがCMに出たり、
イメージキャラクターになったりと、
海外でも出版されるほどの人気作品になった。

それもこれも、小林氏が
日々の仕事に全力投球を続けてきたからこそ!
自分の限界をブレイクスルーした結果が、
多くの人に期待され、支持され続ける
“マンガ家・小林まこと”に結びついたと言えるだろう。

近年、「ワークライフバランス」という言葉を
よく耳にするようになった。ワークライフバランスとは、
いかに仕事と私生活のバランスをとるかということだ。

しかし、ほどほどの仕事をしていては、
人が期待するレベルにまで達するのは難しいのだ。

目の前の仕事に全力投球することで、
スキルも上がり、成長につながる。
特に伸び代がある若いうちは、バランスなんて考えず、
夢中に仕事をしてみてほしい。

まずは「ワークライフ“アンバランス”」くらいが
丁度いいのかも!? バランスを考えるのは、
ある程度スキルや経験を
積み重ねてからでも遅くはないだろう。

…な~んてことを思っていたら、
書店で『ワークライフ“アンバランス”の仕事力』という
まさにピッタリの本を発見してしまった。
なんとこの本の著者は女性。
この本の中では、真剣に取り組むことで、
仕事にはやりがいが生まれると語られている。

たとえ “アンバランス”でも、
全力で仕事をする時期があってもいいだろう。

それこそがスキルや人間性を成長させ、
人から期待される“選ばれるビジネス”を
作り上げていくことになるのだから。

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何度読んでも面白い傑作『青春少年マガジン』

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神楽坂にある新しい本屋「かもめブックス」

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