01/29
2018
禅は急げ
“善は急げ”
よいと思ったことは、ためらわずに実行に移せ!という言葉。
しかし、今回のテーマは“禅は急げ”。
この時代に“禅”と触れ合える機会があったら、
すぐに取り組んでみることが大切だ、という意味だ。
実は昨年のサンフランシスコ、
シリコンバレー研修ツアーのテーマが
「禅とシリコンバレー」だったのだ!
禅僧レス・ケイ氏のKANNONDO(観音堂)にお邪魔したり、
Yoshi’sというジャズレストランの創業者、
秋葉好江さんの好人庵禅堂で坐禅を組んだりと
禅とたくさん触れ合うことができた。
また、好江さんの夫である秋葉玄吾師と知り合い、
企画をお手伝いすることにもなった。
彼は曹洞宗・北アメリカ国際布教総監を務め、
アメリカの禅僧たちの学び・修業の場をつくる
「天平山禅堂プロジェクト」を行っているという。
さらには、ある仕事の取材で精神科医でありながら、
臨済宗の禅僧も務める川野泰周氏と知り合うこともできた。
川野氏は、『脳がクリアになるマインドフルネス仕事術』
という書籍も出版しており、ビジネスと禅と
マインドフルネスを上手く繋ぎ合わせて、
これからの時代に必要なものを発信してくれている。
このように多方面で注目度が上昇している禅だが、
なぜスティーブ・ジョブズをはじめとする、
一流のビジネスパーソンたちが禅に学び、
こぞって瞑想しているのか。
禅は、多忙ななかにあっても一時の時間を見つけて
心を鎮めることでいろいろな面から効果があると…。
つまり禅は、多忙なビジネスマンに
自分と向き合い正しい決断をするための
「心幹」を持つ大切さを教えてくれるということ。
他者への共感性を高めながら自分を保ち、
ストレスに左右されない安定した状態を維持する。
そうすることで、自分が持つ最大限の力を
発揮できるようになるという。
私がビジ達でよく語っているパラダイムシフト75において
今は過渡期でもあり、混沌の中にあっても
新しいベクトルを見つけ出さなくてはならないわけで…。
そんな渦中だからこそ、「心幹」を持ち
決断しなければならないのだ。
ビジネスにおいては、このような点で
マインドフルネスであり瞑想が役立つのである。
みなさんも禅を学んで、ぜひ日々の生活に
取り入れてみてほしい。
“禅は急げ”ということだ!