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2020
2020年ヒット商品にも流行語にも“コロナ禍”が大きく影響
今年の新語・流行語大賞は「3密」に決定。
大賞以外は、
「アベノマスク」、「Go Toキャンペーン」、「アマビエ」、
「オンライン○○」、「愛の不時着」、「あつ森」、
「鬼減の刃」、「ソロキャンプ」、「フワちゃん」。
この中で、コロナ禍が直接影響しないのは“フワちゃん”くらいだろう。
ほとんどがコロナ禍に関することや、コロナ禍が影響しての
新語・流行語だ。
“鬼滅の刃”も、海外の映画、例えば“007”などがコロナの影響により
上映が遅れたこともあってのヒットだといえる。
さて、もうひとつ、私が毎年注目しているのは
“日経MJ”が発表している“ヒット賞品番付”。
これも、コロナ禍が大きく影響した。
この東の横綱が「鬼滅の刃」、
西の横綱が「オンラインツール」
東の大関は、「おうち料理」、
西の大関は、「フードデリバリー」。
以下も、任天堂「あつまれどうぶつの森」、
「アウトドア」は“3密”回避できるレジャーで
キャンプ場は大賑わいだったと聞く。
「有料ライブ配信」は会場での開催ができないことによる。
ソニー「プレイステーション5」、「D2C」
「エコバック」「スキンケア」「宅トレ」「部屋着」
「移動スーパー」「Go Toキャンペーン」「半沢直樹」・・・等。
これらはほとんどが“おうち生活”に関わるもの。
男性コスメのスキンケア商品もオンラインだからこその顔を中心に
使っているようだ。
このようにヒット商品番付の8割ほどが“コロナ禍”影響だ。
コロナ禍で、私たちのビジネスも大きく影響を受けた。
DX(デジタルトランソフォーメーション)が大きく進んだ。
働き方改革も進んだ。
組織づくりも変わった。
商品やサービスの内容も変わった。
仕事のコミュニュケーションの仕方も変わった。
“昭和のビジネス”から“令和のビジネス”に一挙に入ったということ。
本来であれば、徐々に変化していくものが、
コロナ禍により一気に変わらざるをえなくなったのだ。
それは、いずれ変わるだろうはずのことが、
早まったというだけなのだ。
これだけコロナ禍“影響した2020年。
さて、2021年はどうなるか?
それは、“変わったことはもう元に戻らない”だろう。
たとえワクチンが出回ったとしても、収束には
半年から1年以上かかり、その環境は元に戻ることはない。
2021年も2020年同様、“3密”をさけ、ビジネスも
オンライン化がもっと進んでいくはずだ。
私たちは今のこの生活になれ、これからのビジネスをどう変革するかを
考えねば、次なるステージに上がっていけない。
新しいステージ、新しい社会でDXを意識しながら
新しいビジネスをどう創っていくかが
ポイントということ。