10/16
2023
すでに始まっている、これまでのビジネスからの“脱出ゲーム”?!
「We failed」のフリップボードを持って、まるで成功したような笑顔で
記念写真を撮る私たち6人。
もちろんそのフリップの意味は“私たちは失敗した”。
延長して追加料金を払ったのに「We failed」だったのだ。
それにしてもこの笑顔とこの決めポーズは成功の証だが…
(口惜しいが結構楽しんだという顔?!)
ということで、私が主宰する経営者会議のメンバーで
“脱出ゲーム”にチャレンジしてみた。
1人以外は初の脱出ゲーム体験だったわけだが、
これだけの経営のプロであり猛者が揃っても
8割くらいまでの攻略で、脱出までは到らなかったということ。
(これ以上語るとネタバレとなるので…)
【人生における“脱出”により、人生は活性化する?!】
という脱出ゲームを体験したことで、
改めて人生における“脱出”について考えてみた。
実は“脱出する勇気”さえあれば、人生はかなり変わるのでは?!
私たちは人生においてかなり多くの“脱出”を体験してきている。
もちろん、その脱出には大小はあるのだが…
例えば、私にとって大きな最初の脱出は、
自分の生まれた北海道の十勝を出て、身寄りのない東京に来たこと。
それほどの決断をしたつもりはないのだが、
この脱出により、それまでの狭いコミュニティとは違い、
多くの人との出会いもあり新しい世界を知るきっかけとなった。
いま思うと周りのほとんどのものが、リセットされた気分だった。
次の脱出は、最初に勤めた会社を辞めて2つ目の会社に移ったとき。
もちろん辞めるための勇気もいるが、とにかくこの若いうちに
いろいろチャレンジしないでどうするの?!という気分だったような。
そして、結果として27歳でその会社も退職し、起業の決断。
すなわち使われる側からの“脱出”となるわけだ。
(もう40年以上の昔のことなので、その脱出の覚悟の程は忘れたが…)
うんうん、どれもそれまでの日々であり、環境からの“脱出”である。
もちろんリスクも伴うわけだが、それまでの都合のいいことも
捨てないことには、次なる可能性も追求できない。
(今回の脱出ゲームでは、そこまでの覚悟がなかったことは確か)
本来の“脱出”とは、危険な場所や好ましくない状態から抜け出すことだが、
人生における脱出は、特に危険であったり好ましくないように
見えないところが、“脱出”決断するに難しいポイントなのだろう。
実は脱出してみない限り、それまでの場所が自分にとって
どんな場所だったのか、自分の可能性がどのくらい活かされていたのか
客観視できないということ。
【今こそ、これまでのビジネスからの“脱出”のとき?!】
今回の“脱出”をテーマとした話の結論はここ!
人生の“脱出”以上に難しいのは、ビジネスにおける“脱出”!
当然、多くのステークホルダーに影響を与えることになるからだ。
今や私たちのビジネス環境は、成熟化が進み、
働く人たちの価値観も変わり大いに混沌としている。
そしてすべてが加速する時代においては、取り残されないためにも
これまでのビジネスからの“脱出”を考えなくてはならない。
まずはこれまでの仕事のやり方からの“脱出”。
そして次は、これまでのビジネスドメインからの“脱出”である。
この2030年までの7年間にも、DX化AI化により
私たちのビジネスは大きく変わってくるし、
社会を構成するビジネスもかなりシフトすると思われる。
だから取り残されないためにも、その存在理由を確かめる必要もあるし
もっと必要とされるビジネスドメインへのシフトも必要ということ。
果たしてあなたはこれまでのビジネスからの”脱出”覚悟はあるのだろうか?!
“あのとき脱出していれば”“あのとき決断していれば”と
あとの祭りとならないためにも、ここは考えどころ?!
すでに脱出ゲームは始まっている!