
02/05
2018

何げないスタバのブランディング
The coffee doesn’t truly come alive…
テーブルには英文が静かに書かれている。
大きなテーブルをお洒落にデザインしているかのように…
まあ~スタバのやりそうなことだが…
日本の店のように強調せず、静かに描かれているのだ。
This moment is the culmination,
the last ten feet of long journey...
この瞬間が長い旅の集大成なんだと…
ほ~~~…
真剣にそれらの文章を読んでみると、
思った以上にいい話が書かれていた。
このへんが、若い人たちが集まり、
そして働きたくなる理由なのかもしれない。
この働き手不足の時代にスタバで働いている人は
日本人がほとんど。
そういえば、私が初めてスターバックスと出会ったのは、
本場のシアトルだったなと…
(ちょっと自慢げ…)
銀座に1号店がオープンしたのは1996年だから、
1995年頃だったかも?
とにかく、ワクワクしてシアトルに降り立った。
そして、シアトル中心街にあるスタバにみんなで入り、
初の人気シアトルコーヒーを味わったのだ。
渡されたのがアツアツのコーヒーと
ストロータイプの2穴の細いマドラー。
思わず、そのストロータイプのマドラーで
コーヒーをすすってしまい舌が火傷した記憶が…
まあ~異国での初体験は、とにかくトラブル含め、
たくさんのフィードバックをもらえる。
こんな紛らわしいマドラーを渡すなよ…
と言いたかったが、思わず笑顔でごまかしたような…
あれから20年以上が経ち、
スタバの日本での総店舗数はなんと、
1300店を超しているのだ。
すご~~い!
日本全国、主要なまちでは、必ずと言っていいほど出会う。
先程のテーブルの英文の話に戻るが、
その文章の最後には、
To be finally guided into your hands by our baristas.
その集大成を、スタバのバリスタたちが心を込めて
あなたの手元にお届けすると…
このテーブルの英文を
しっかり読み取ってくれる人は少ないと思うが、
この軸のあるコンセプトとセンスある空間デザインが、
ブランディングに貢献しているのは間違いない。
だから、若い人たちにもこんなに人気があるわけで…
これからは、“もっとブランディング”だよね~。