01/18
2021
エコノミーにヒューマニティを取り戻す‼︎
山口氏はこの本の中で、
「私たちのこれからの新しい活動を通じて、
この世界を“安全で便利で快適なだけの社会”から
“真に豊かで生きるに値する社会”へと変成させていくことにある」と。
「過去のノスタルジーに引きずられて、
終了しつつある“経済成長”というゲームに
不毛な延命・蘇生措置を施すことではない」とも。
(ふむふむ、そういう時代に来たと)
これは『ビジネスの未来~エコノミーにヒューマニティを取り戻す~』
という山口 周著の本に書かれていることなのだが…
確かにこれだけ便利になれば“物質的不満の解消”については
そろそろ終わりになろうとしているわけで、
そういう意味でも大きな経済成長は見込めない時代に入ったわけ。
地球規模でのこの低成長は来るべくしてきているということだ。
(山口氏らしい超マクロの視点!?)
そして「“文明的”な便利さを向上させる時代から、
“文化的”な豊かさを向上させる時代に入ろうとしている」と。
この表現が私の思考の的を射た。
まさに“文明的”な便利さの追求と、そこに生まれる競争意識が
この地球規模の環境問題とこのコロナ禍をも
引き起こしているのかもしれないのだ。
このフレーズを繰り返しなぞっているタイミングで
毎日届く鍵山秀三郎相談役の一日一話の
『掃除の歴史』を目にすることに。
↓ ↓ ↓
「最初の十年間は、ほとんど私だけで掃除をしていました。
十年過ぎるころから、一人二人と手伝ってくれる社員が
現れてくるようになりました。
二十年になるころは、仕入先やお客様から評価されるようになりました。
二十年を過ぎるころには、仕事に直接関係のない方々が
掃除研修に来社されるようになりました。
三十年過ぎるころから日本全国に
“掃除に学ぶ会”ができるようになりました」
↓ ↓ ↓
経済的にはほとんど貢献しない“掃除”。
“文明的”便利さにも組みしない“掃除”。
もしかしたら鍵山相談役は“徹底した掃除”をすることで
人間力も向上し、日本の民度にも貢献し、
“文化的”豊かさにつながることを理解していたのでは!?
確かに“掃除”には経済的なメリットは無くても
“文化的”豊かさに貢献する何かがあるように思える。
ということで、“文化的豊かさ”と“徹底した掃除”の
その関係について研究しようと思った次第。
やっぱり“たかが掃除、されど掃除”なのである。
そして“エコノミーにヒューマニティを取り戻そう”ではないか!?