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2021
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値上げして“450円”。“メルシー”のSDGsとは⁈
うんうん、この濃いめのスープがまさにメルシーの味。
大きめの煮干とモミジの出汁スープだ。
相変わらず美味しいのに、値上げしても“450円”だって⁈
“クオーターバック”を創業してから39年。
その時から食べ続けているメルシーのラーメン。
「え〜ほんと⁈」といいたいだろうが…
実は39年前に創業した地が新宿区早稲田であり、
メルシーから100メートル以内だったのだ。
(ふっふっふっ、多分メルシーに出前させたのは私くらいかも⁈)
外装にも内装にもほとんどお金をかけない。
新たな商品も創らない。
働いてる人もほとんど変わらない。
宣伝は一切しない。
メニューもボードに紙を貼ってるだけ。
新店も出さない。
でも、ラーメンは独特に美味しくて
手間はかけているが、とにかくリーズナブル。
だから、60年以上ず〜っと繁盛は続いているメルシー。
さて、39年間メルシーにお世話になり、
ずーと見守ってきた私として、
メルシーのビジネスについて改めて考えてみた。
「これってビジネスとして正解なのだろうか?」
どんどん、売り上げを伸ばさなくていいのだろうか。
他店舗展開しなくていいのだろうか。
今時の商品づくりをしなくていいのだろうか。
オシャレな店づくりしなくていいのだろうか。
働き方改革しなくていいのだろうか。
中島の結論は…
お金のない学生たち、早稲田の住人たちにとっては
かけがえのないメルシーだったわけで…
まさに地域貢献を60年以上担ってきたということ。
このメルシーのビジネスにこそ“存在理由”があり、
注目のSDGsにも十分貢献している。
そう、社会課題の解決にも貢献しているということ。
儲けて大きくするのが私たちのビジネスの本来の目的ではなく、
株主に多くの配当を配ることも目的ではない。
私たちのビジネスの目的は、
社会課題の解決につながる“存在理由”こそが
一番の目的なのだ。
やっぱり応援したい“早稲田のソウルフード”と言えるのが
メルシーだったのだ。
そして60年も前からSDGsに取り組んでいたとは⁈