04/22
2019
“お菓子のデパートよしや”の仕事道
多くの経営者にお会いし、
色々とお話を伺ってきた私が思うに
私達はもちろん、関係者への“感謝”をどう表現し
行動に移すかが大切なのだ。
最近お会いしたところで言えば、菓子問屋の「お菓子の吉寿屋(よしや)」。
近畿地方を中心に手広く「お菓子のデパートよしや」を営む会社だ。
そもそもは私が主催する「星の会議」の
大阪リトリートがきっかけで、
「せっかくだから、大阪で注目の経営者にお会いしたい」
とお願いして創業者の神吉武司さんにお会いできたのだ。
『お菓子の吉寿屋』の何がすごいって、
もともとは問屋業だけだったところ、
直販店の「お菓子のデパートよしや」を展開しはじめて今年で23年。
55年前の創業以来ずっと黒字経営で、
業界ナンバーワンの利益率&在庫回転率!
と、挫折を知らぬ?!成功ぶりなのだ。
私達は摂津にある本社兼流通センターを
見学させていただいたのだが、
創業者の神吉相談役から直接お話をうかがうこともできた。
それによると、社長の考える「経営の極意」とはこの6つ。
1.経営者が朝7:00までに出社する会社に倒産なし
2.中小企業は日々倹約の積み重ねが大事
3.経営者が率先して清掃してこそ、
社内に浸透する(尊敬する鍵山相談役と同じ!)
4.社員を大切にする会社に不況なし
5.笑顔と挨拶が絶えない会社に不況なし
6.取引先を大事にする会社に不況なし
そして人生の極意は「ありがとうと
言ってもらえる人生は“運が強くなる”」なのだ。
神吉氏は社員への感謝としての
プレゼントを欠かさないという。
例を挙げれば、年間最も活躍してくれた
なんと社員には金の延べ棒(!)、
それだけでなく優秀なスタッフにもプレゼントをかかさず、
すべての従業員であり、またその家族にも、
折を見てプレゼントをするそうだ。
取引先へも折々にプレゼントを欠かさない。
このような細やかな気遣いをいつもすることで、
「ありがとう」が絶えない人生になるという。
すると、いざというときの運が強くなるのだ。
取引での微妙な状況のとき、
吉寿屋を選んでもらえるかどうか。
普段の付き合いが、そこに表れる。
それを「ありがとうと言ってもらえる人生は
運が強くなる」と表現する神吉相談役の仕事道!
さまざまな出会いのある大阪リトリートだった。