06/15
2021
川野泰周先生の“Connecting the dots”シナジー
“Connecting the dots”はステーブ・ジョブス氏の
スピーチにつかわれた考えで、“点と点を結ぶ”ということ。
川野泰周先生には、セミナーや取材でも何度もお世話になって
いるわけだが・・・。
今回は私との対談の中で、「セルフ・アウェアネス」について語り、
それと鍵山秀三郎相談役の「徹底した掃除」とが
関係していると話してくれた。
川野泰周先生は臨済宗 建長寺 派林香寺の第19代目
住職で精神科の臨床医でもある。
実は今の日本において、精神科医で
禅宗の住職は他にはいないという。
すなわち、日本の人口を1億2600万人とすると、その中で
たった一人ということなのだ。
皆さんご存知の、「100万人に1人の存在になる方法」の論理では、
まさに1億2600万分の1を実践されている。
では、川野泰周先生はどのようなdotsを打ってきて
今に至っているのかを改めて検証してみると、
1つ目のdot 慶応大学、医学部精神科で学ぶ
2つ目のdot 30歳まで臨床医として活躍
3つ目のdot その後、林香寺の跡取りとしての3年半の禅宗修行
4つ目のdot 林香寺の住職
5つ目のdot “マインドフルネス”を研究し教え広めている
川野先生は他にもdotsを打ってきておられると思うがこの
5つのdotsは他の人ではなかなか打てないdotsばかりだ。
5つ目のdotは、医学的視点と禅宗の修行で得た価値感を
ベースにしての活動なわけで、これぞ川野先生特有の
オリジナルな発信となっているいうこと。
精神的疾患が増加傾向にある時代の自分の役割として
“マインドフルネス”を広め、“セルフ・アウェアネス”
(自分自身を知っておくことで大きなうねりにながされない
こと)の実践の手ほどきをされている。
川野先生は、もともと5つ目のマインドフルネスを広めよう
と目指していたわけではない。
たまたま歩んできたものを足してみたら他の人が
なしえないポジションにいたということ。
ただ求められるものに集中して自分のスキルやノウハウを活かし、
それを結んでみたら、結果として今に至っているわけだ。
私たちは、川野泰周先生のような狭き門を
いくつも通ることはできないが、
日々の何事かに興味を持ち、徹底していくことで、
dotsを打っている。
そして私たちが過去に打ったdotsをつなぎあわせた時に、
他の人ではなかなかなし得ない領域と進み、
自分オリジナルのものが
見いだせるということ。
今回は川野泰周先生なればこその“Connecting the dots”シナジーの
話だったわけだが、私たちもこれまでどんなdotsを打ってきたのか、
そして次はどんなdotを打つのか!?
その後を楽しみに前へ進もう!