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選ばれるビジネス

10/28
2024

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人気の“寿司チェーン店”から学ぶ これからの効率化と新サービス

先日もある“回転寿司店”で、
寿司だけでなくさまざまな料理とお酒を
美味しくいただいたわけだが…

その注文の仕方がどんどん進化していることに驚いた。
あのiPadのようなものからの注文だけでなく、
商品レーンの下に、メニュー紹介のようなカタチで
常に動いているデジタルサイネージの帯があり、
そのメニュー商品をタッチしても注文ができたのだ。
(おースゴ〜い!これでも注文できるんだ!)

このところの“回り寿司店”は、どんどん進化している。
寿司店だったのに、天ぷらありラーメンあり、デザートもある。
そしてあれこれ起きた事件により、
寿司はもう皿に乗って回らない状況になってしまい
店の人も皿の枚数を数えないでよくなっていたのだ。

もしかしたらどの業界よりも早くから
DX化に取り組み、そして進化してきたのかもしれない。

このお寿司屋さんのDX化は、1958年からだという。
大阪で創業された“元禄寿司”が、回り寿司のパイオニア。
当時は、より多くの人々に手軽に
寿司を楽しんでもらうための発明だったのだ。

そしてその回り寿司文化は、
60余年の間に紆余曲折しながらも時代の流れと共に進化し、
日本中に存在する文化となったのだ。
(あれっ、今は海外でも回っている?!)

【寿司チェーン店上位は、過去最高を達成!】

飲食店市場に逆風が吹き荒れるなか、
寿司チェーンの上位数社は、過去最高を達成したという。
人手不足の解消などを目的に開発してきた
DXによる超効率化策が、
非接触が求められるwithコロナ時代に実を結んだといえる。

2024年7月の寿司チェーン店の店舗数はなんと4164店。
もちろんこれら寿司チェーン店は
もう回ってないところも多いわけだが…
上位はみなさんもお馴染みの
「スシロー」で「くら寿司」で「はま寿司」。

DX化の流れも伴って、もっと美味しく
そしてスマートに進化した姿となり、
多くの人々に受け入れられるようになった。
(先日も店の前のエレベーターホールには、多くの人垣が…)
いまどき“寿司”というと、日本ではDX化された
この寿司チェーン店が当たり前になろうとしている。
そのくらい美味しくもあり、寿司だけでなく
さまざまな料理を効率的に食べることができるということ。

↓ ↓ ↓
寿司チェーン業界は、他の業界に先んじてDX化を進め、
その過程で競争と革新が相まって
新しいサービスを取り入れた飲食店として進化した。
この人手不足の到来と新たなサービスへの需要を考えると
この寿司チェーン業界の進化は、
私たちが見習うべきところがたくさんあるのかも?!

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にぎわう店内

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DX化が進む

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選ばれる仕事道

10/28
2024

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弘兼憲史先生、画業50周年! おめでとうございます。

「弘兼憲史画業50周年」と書かれた表紙の
“モーニング”(漫画雑誌)がコンビニに並んでいた。
思わず手に取り購入してみると
弘兼憲史氏の特別記念インタビューも掲載されていたのだ。

(以下、その一部を紹介)
●編集者「松下時代の先生も島耕作ばりにモテモテだったんですか?」
弘兼氏「(語気を強めて)そんなワケないじゃないですか!
“こうだったらいいな”って、男の夢が詰まってるから、
漫画なんです。
ファンタジーだよ、ファンタジー!」

→弘兼先生の最初の就職先が“松下電器”だったこともあり
“島耕作”は“初芝電産”の係長からスタートした。
とにかく読んでると“島耕作”が羨ましかった。
団塊の世代の弘兼先生にとっては、ファンタジーだったんだろうね。
いや、漫画家として有名になってからは
ファンタジーじゃないこともあったかもしれないが…

●弘兼氏「ちなみに、オフィスラブが多めだった時期の
印象が強いせいか、“島耕作は女性関係にだらしない”って
目くじらをたてる人もいるんだけど、
作中で島にセクハラめいた言動を取らせたことはないんですよ。
女性のほうから勝手に寄ってきて、勝手に去っていく。
夢みたいな話だけど、“男としてカッコ悪いことはさせない”
というのは、ずっと一貫している」

→そうなんだよなぁ。
島耕作って、男としても人としても
“美しい生き方”をしてるんだよねぇ。
私が会社を創業した頃連載が始まったので、
ほとんど一緒に歳をとり、そして成長していくわけで、
私もこのように生きたいと思ったこともあったような…。
(ちょっとファンタジーすぎるけど…)

ご存知だと思うが、今の“島耕作”は社外取締役。
初芝電産の社長になり、会長、相談役を経て、
ある会社の社外取締役に。
サザエさんと違って、“島耕作”は時を経るごとに
歳をとり成長していった。

【厚生労働省の“改正最低賃金法”のPRに“島耕作”登場!】

実は“島耕作”が初芝電産の社長になったタイミングで
厚生労働省の“改正最低賃金法”の仕事が
私どもの会社(クオーターバック)に舞い込んだ。
もちろん国の仕事なのでコンペ(競合)だったのだが、
弘兼先生(講談社にも)にお願いして、社長になりたての
“島耕作”をキャラクターに立て
「私も最低賃金法を守ります!」の一言を言ってもらうことに。
お陰さまでこの仕事を獲得して、新聞雑誌広告、ポスターと
あれこれ仕事をさせてもらった。
(弘兼先生、ありがとうございました)

もちろんこの仕事に限らず、
弘兼先生には仕事でもたくさんお世話になったのだ。

弘兼先生は今年喜寿を迎え、そして画業50周年ということ。
私は『黄昏流星群』(小学館)のファンでもあり、
今もビッグコミックオリジナルを毎号読んでいる。
この『黄昏流星群』は3〜4回で完結する短編の物語なのだが
会社のM&Aがテーマになったり、
AIロボットが奥様役で登場したりして
弘兼流に物語を今どきにアレンジしているのだ。
常に時代の流れと共に歩んできたのが、
弘兼憲史氏の漫画なのかもしれない。

そして弘兼先生は「人間万事塞翁が馬」という諺が
好きだと聞いたことがある。
まさに『黄昏流星群』のテーマは、
この“人間万事塞翁が馬”なのだろう。
人生いろいろな禍いもやってくるが、
それがきっかけとなり、次なるハッピーな展開へ。
これが弘兼流のファンタジーであり、
“人間万事塞翁が馬”ということ。

弘兼先生はまさに
『知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ』を
漫画家として一人でその両者を演じているのだろう。

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思わず手にとった

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