これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

12/04
2017

mobamain

25年目の“不易流行”の発信!

139回目というと「半端な数字だな…」と
感じる人は多いかもしれない。
実は先日、139回目のαクラブ定例セミナーが終了したのだ。
ということは、もう丸24年
(もしくは25年目)も経とうとしているのだ
半端といえど四半世紀なのだ!

今思い返すと、1回目のタイトルは
「寺は“僧正”で決まる
仕事も“相乗”で決まる」であった。
(よく覚えているもんだ!)
つまり、寺の質は僧正(上の位の僧侶)で決まるし
仕事も“相乗効果”をどう活かすかで決まる、
ということを語った
(24、5年前の話なので、
セミナーとしては未熟なものだった記憶は残っている…)。
こんな風に、25年間の中で何を
語ってきたのかを改めて振り返ってみたのだ。

今回のセミナーは「新生活者の台頭」と題しておいて、
それについて語ったのはわずか10~15分程度…。
その代わり話の中心となったのは、
「“流(ながれ)”Grab the Flow, Go with the Flow」。
つまりは、
Grab the Flow=流れを掴み、能動的に奪いに行く
Go with the Flow=流れにのっていく
ということである
(自分で名付けた割に、なかなかカッコいい)。

生活にも、ビジネスにも、いや!
大きな意味で時代の流れにも、すべてに“流れ”があるのだ!
地球も動き、私たちの血も巡っている。
何事も常に動いていることが当たり前だということに
改めて気づかされたのだ。

私たちのビジネスにおいて、
この流れ(フロー)をどう掴んでいくか。
そしてその流れをどう取り込み、
一緒にうまく流れていくのか…。
“流れ”を掴むことで、ビジネスが上手くいき、
人生としてもヤリガイある展開となっていく。

私は25年間、「選ばれるビジネス」の
事例をみなさんにご紹介してきた。
注目に値するビジネスを取材し、追求し、ご紹介する。
このように因数分解していくことで、
今の時代がなにを求めているのかが
私なりに分かってきたのだ。

まさにこれは、ビジネスの「不易流行」である。
変えてはいけないものと、
時代に合わせて変えていかなければならないもの。
私が25年間αクラブ定例セミナーで語ってきたのは、
この「不易流行」なのではないか…!?

この四半世紀でも時代は大きく動いている。
中島流の“パラダイム75”で今は過渡期といわれる時代。
凄いスピードで“流れ”ているのである!

いかに
「“流(ながれ)”Grab the Flow, Go with the Flow」
を意識して行動していくか。
それが、今の私たちに課せられた役割なのではないだろうか。

IMG_4412

流れを掴め、そして流れに乗れ!

IMG_3649

セミナーを真剣に聞く参加者の皆さま

IMG_3654

話は『流れ』についてがメインに…

ページTOPへ
シナジースペシャル

10/16
2017

syn2

集客力と“衆客力”

集客力とは、
その名の通り「人を集める力」のことである。
では“衆客力”(しゅうかくりょく)とは何か?!
それは、「多くの人が集まった力」を
意味する中島流のキーワードなのである。

というわけで、今回お話したいのは
「衆客力を利用しないでどうする?!」ということなのだ!

先日、代々木公園で開催された北海道フェアに行って来た。
私は、北海道十勝の芽室町の出身なので、
休日に自宅から思わず自転車で会場へ向かった。
代々木公園での開催はもう6年目だという。
フェアの出店者は、企業や飲食店だけでなく、
各自治体もPRの一環としてブースを出しているのだ。

会場に着くと、そこは人、人、人の山!
“北海道フェア”というのは、それだけで物凄い集客力があるものだ。
飲食ブースはどこも行列で、隣の邪魔になるからと、
ブースの裏に回って列をなしているほどだった。

北海道の定番、ウニいくら丼をはじめ、
松尾のジンギスカン、
メロンを豪快に二等分し生クリームをトッピングしたスイーツなど、
多くの人がその味を求めて並んでいた。

さて、これだけの集客力をもつ北海道フェアだが、
このうちのどれだけの人たちが、
北海道の地まで足を運んでくれるだろう。
もちろんこう考えてしまうのは、
今Memuroワインヴァレー構想を展開しているからではあるが…
そう、北海道の地を実際に体験してもらうことが、
より“北海道”のブランディングにつながるということ。

東京でフェアを開けば、これだけ多くのお客さまが
北海道の食に興味を持って集まってくれる。
だが、このフェアをきっかけに、
北海道まで遊びに行きたくなるような仕掛けや工夫はあるのだろうか?

要するに、
中島流“タテの発想”で物事を捉えていくといくことが、
次なるステージに上がるための必須の思考なのだ。
今ここにたくさんのお客さまを集めるだけで満足してはダメということ。

どうにか、十勝に多くの人たちが来てくれたとする。
でも、彼らが東京に戻ったあと、
「次なるお客さま」を巻き込むような行動をしてくれるだろうか?
ただ来てもらって終わりではなく、
その場所の魅力や体験を、どうすれば周囲へ発信してもらえるのか。
そして、リピーターになってもらえるのかなのだ。

これが“衆客力”を活かすということ。
この“衆客力”を活かさずして多くの人が
継続的に来てくれる魅力的な地にはなり得ないのだ。

「今だけ」を見た単純な集客ではなく、
その先の発展や継続を見据え、サービスを作る。
これこそ、中島流“衆客力”の可能性であり、
選ばれるサービスを作る上で欠かせない視点なのである!

syn1

「ザ・北海食道」、その名の通りのイベントだった

syn2

芽室町の相撲部屋から参戦

syn3

次々と完売に

syn4

定番の海鮮丼ブースは一際賑わっている

syn5

身動きするのも難しいほどの人!

syn6

ブースのPRに練り歩く

syn7

十勝はこんなに豊かな場所なのだ

ページTOPへ
シナジースペシャル

10/10
2017

syn (1)

5Sは性善説に通ず!

休日、いつものように2時間ほどカフェで
書きものをしていたところ・・・店の前に停めていた
(もちろん邪魔にならないようにだが)
自転車のライト、“CATEYE(キャットアイ)”
がなくなっているではないか(・_・;)

いや~これを目の当たりにした時はガックリ・・・。
仕事を終えて充実していた気持ちが、
すっかり落ち込んでしまった。
私がガックリときたのは、
自分のライトがなくなっていたという理由だけではない。
未だにこの東京で、ライトを盗っていく人間が
いるという、その事実にガックリきてしまったのだ。
(民度が低い!)

たとえば銀行のATMで、
ついカードを取り忘れてしまったときも
「忘れものですよ~!」と誰かしらが声をかけてくれる。
これが本来の、相手を思いやる日本ならではの価値観のはず。

では、相手を思いやれる人と、
そうではない人の違いは一体どこにあるのか?

ここで考えたいのが性善説と性悪説。
中国の儒学者・孟子が唱えたのが
「人間は善を行うべき道徳的本性を先天的に持っている」
という性善説。
反対に荀子が唱えたのが
「人間の本性は利己的欲望とみなして
善の行為は後天的習得によってなされる」
という性悪説だ。

もちろん私は“性善説”派である。
まさに以前ビジ達でもご紹介した
“三つ心、六つ躾、九つ言葉、十二文、十五理で末決まる”・・・
という格言の通り、本来人というのは
相手を思いやることをいつの間にか身に覚えるはずなのだ。

つまり相手を思いやれる人間になれるか、
そうでないかは、その人がどんな環境で生きてきたか
という部分が大きく影響している。

ここで注目したい次なる発想が、“5S”!
整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つのSのこと。
これらを徹底的に行っている人達は、
性善説を最大限に活かすことができる。
ということは、身を置いている場所が汚れていたりすると、
本来持っている道徳的本性は活かされないのでは・・・?

私の“CATEYE”がなくなってしまったことは、
この際仕方がない(また買えば戻ってくるのだから)。
ところが、2020年に東京五輪・パラリンピックを
控えているいま、地球規模で
日本人に対する価値観のブランディングを
意識していかなければならないということ。

世界に誇れる日本人になるため、
5S活動を心がけ、それを徹底していくことで
性善説も立証できるはずである・・・!

syn (1)

“CATEYE”とMr.セイージのツーショット!

syn (2)

なくならないように管理せねば・・・

ページTOPへ
シナジースペシャル

09/19
2017

syn1

プレゼンテーションの妙味

ビジネスパーソンとして、プレゼンテーションは
かならずや必要とされるスキルではないだろうか。
自分の企画やアイデアの魅力を関係者に伝える際、
より聞き手を引き込むための仕掛けは必須である。

たとえば、先日行われた「Memuroワインヴァレー構想」に関するプレゼン。
これは、構想を形づくるための具体的展開として
設計者の方々によって行われたものだ。

私が今回のプレゼンで感動したのが、
ヴィレッジの設計に関する説明の際に
2m四方のジオラマを制作し、使用していたこと
(もっと大きかったかもしれない…)。
ヴィレッジをどう3ヘクタールのなかにレイアウトし、
訪れる多くの人たちに喜んでもらえるような場所にするか。
その考え方をよりわかりやすく伝えるために、
周辺の山を含めたジオラマをつくるという選択にいたったのだろう。

そのお陰で、参加者には設計の意図が伝わりやすいプレゼンとなった。
また、この日のためにしっかり時間をかけてきた
という意欲も関係者に伝わったのだ。

私はこれを皮切りに、プレゼンの仕方一つで
相手の反応が全く異なるということを
身をもって経験したことがある。

今から半年ほど前に行われた
「プロジェクトめむろ」という新宿で開催されたイベント。
働く障がい者の支援を行う自治体や団体が開催している。

そこでは、300ほどのイベント来訪者に対しプレゼンが行われた。
代表者や関係者による話もあったのだが、
一番多くの参加者の気持ちを引きつけたのが
働く障がい者によるじゃがいもの皮むき実演。
10人ほどの障がい者の方々が舞台にあがり、
普段仕事で行っている野菜の皮むきの実演を
行うといった内容のものだ。

その真剣に取り組む姿とスピード感に
多くの人たちが感動したということ。
そして、そのバックのスクリーンには、
現地での仕事に取り組む映像が映し出されていた。

このように、実演や映像を交えることにより、
イベントに参加した人たちは、障がい者の方々が
どのように働いているのかを、よりリアリティを
持って受け取ることができるのだ。

つまりプレゼンは、発信者側がターゲットに、
どれだけ自分のアイデアの可能性であり
そのリアリティをしっかり伝えられるかという点にかかっている。

自分たちの言葉で勝負するか、はたまた実演や
ジオラマなど変わり種を交えるか…。
全てがプレゼンをする側の演出次第ということなのだ。
まさにこれこそが、“プレゼンテーションの妙味”なのではないだろうか!?

syn1

プレゼンで使用していたジオラマ

syn2

野菜の皮むきの実演の様子

syn3

藻谷氏のデータを活用したプレゼン

ページTOPへ
シナジースペシャル

08/07
2017

syn

“ビジ達”は筋トレシナジー

今、私が書いているこのビジ達はvol.731。
この時代のビジネスについてと
いま経営者に求められるものを研究する
このコンテンツは継続してなんと14年!
(そして15年目にしっかり突入しているわけだが…)
ここまで継続してきたことで3つのこんなメリットを
獲得できたのだ! それは…!?

ビジ達という「溜め」を持ったことで、
定期的に開くセミナーや講演会の際、話題に困ることがなくなった。
だから講演会の資料作りが時間を割かずできるようになった。
そして、書籍の出版やラジオパーソナリティなどの
仕事が巡ってくるようになったのだ。

それだけではない!
ビジ達は当然、私の経験・考えをアウトプットして出来上がる。
その作業を15年継続してきたことで、

1.展開力が上がり
2.記憶力が上がり
3.思考力が上がり
4.文章力が上がり
5.哲利哲学が深まった

こんな5つの変化が私に起こったのだ。
(スゴい人たちと比べると残念な程度ではあるが…)
いわば「アウトプットのための筋力」がついたといえるだろう!

さらに当然、アウトプットのためにはインプットも重要だ。
私はビジ達を書くという
「アウトプットのためのインプット」を意識して継続してきた。
例えば海外研修ツアーや経営者との出会いや取材、読書など、
どんなときでもビジ達(アウトプット)の種は探してきた。

こうしたアウトプットを意識した行動によって
「インプット力」が鍛えられてきたのだ。
すなわち有益な情報を察知できる
センシティブなレーダーを持つことにつながったということ。
(これも筋トレ効果かもしれない…!?)

加えて「インプットしたものを、
どう人に興味をもって見てもらえるものに…?」と考えることも
負荷をかけ筋力を増していくトレーニングのようなものといっていいだろう。

そしてこうした“ビジネス筋トレ”の積み重ねが
書籍出版やラジオ番組というシナジーを生んだ。
さらに今後、もっと面白いシナジーにつながるかもしれないのだ!

これもすべて15年前の「ビジ達」を毎週5本書こうという決断を出発点に
“筋トレ”を積み重ねてきたからこそ到達できた。
私にとってやはり「ビジ達」は“筋トレ”であり、
きわめて重要な原動力なのだなぁ、と改めて思ったのだった。

syn

継続して14年、そして15年目に!

syn

これからも継続していきたい

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ