これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

06/29
2015

syn2

歌舞伎町、ゴジラでシナジー

今、最も注目度が高い街の一つ、新宿歌舞伎町。
その歌舞伎町にゴジラがいる!?

そんな話を聞いていたので、
掃除の会の早朝清掃の時に探してみた。
新宿コマ劇場があったところを訪れると、な、なに~!?
ビルの間から実物大の(何の実物?)
ゴジラがこちらを覗いているではないか!

これは今年4月にオープンしたばかりの、
TOHOシネマズ新宿の8階テラスに設置された「ゴジラヘッド」。
遠くから見れば、巨大なゴジラが
実在しているように見える。

さらに同ビル上層階のホテルグレイスリー新宿には
ゴジラビュールームなるものがあり、
窓からゴジラを思う存分堪能することができるという。

また、1日1組限定の“ゴジラルーム”には
ミニチュアのゴジラ(といっても人くらいの大きさ)がおり、
お客様を歓迎してくれるという。
平日は約4万円、休日は5万円というから
一般的なスイートルームに当たるようだ。
(スイートとは名付けにくかったのだろう。)

ゴジラといえば昨年、ハリウッド版映画が
ヒットしたことは皆さんもご存知の通り。
これによって、いまやゴジラは世界的に知名度が高まった。

そのこともあって新宿に出現したわけだが、
上記のとおりゴジラは様々な方法で活用されている。
TOHOシネマズはゴジラ特集を行っていたようだし、
今後は日本版ゴジラの新たな映画も制作されるらしい。
このように、ゴジラの出現(採用)によって
ビジネスにおける相乗効果が広がっているようなのだ。

影響はこれだけに留まらない。
掃除の会で活動しているところを時々見に来てくれる新宿区長が、
ゴジラに特別住民票を発行したという。
しかも新宿観光特使にも任命したというのだから、
新宿区もゴジラ効果をうまく活用しようとしているようだ。

そして、ゴジラによる良い影響はすでに現れている。
歌舞伎町といえば近寄りがたいイメージがあり、
前日の夜遊びが朝方まで続いているような人も多い。

ところがゴジラの出現で家族連れも注目する街になり、
掃除の会や新宿区の取り組みによって少しずつきれいになってきた。
以前の新宿コマ劇場周りは大量のゴミに悩まされていたが、
いまや家族連れや女性客が多く訪れるほどなのだ。

つまり、TOHOシネマ、ホテル、新宿区がゴジラを活用し、
新しい歌舞伎町へ変えていこう! ということなのだろう。
ゴジラによって“三位一体のシナジー”を
創造しようとしているのだ。

新宿の清掃活動は10年以上続いているが、
その甲斐もあり、歌舞伎町の犯罪は半減したという。
このゴジラが新宿を見守っていればさらに犯罪は減り、
以前の4分の1程度になるのではないだろうか。
(でもまだまだ歌舞伎町の夜はトラブルが多いと聞いているが…。)

ゴジラが出現したことにより、変わりつつある新宿。
いや、むしろ2020年のオリンピックに向け、変わるべき時だったのだろう。
今後のゴジラに乞うご期待!

syn1

おや…? この顔は…?

syn2

こっこれは…!!

syn3

ゴジラだ~!!

ページTOPへ
シナジースペシャル

06/15
2015

Exif_JPEG_PICTURE

“視覚”を制するものは、ビジネスを制す

シカクを制する…?
これは、高木彬光の推理小説
『白昼の死角』の死角ではない
(そんなこと思ってなかったって?)。
聴覚や触覚といった五感の“視覚”のこと。

最近多くの企業や経営者が、
実践している“見える化”。
文字通り、これは現場のモノやコトを
目に見えるようにすることだ。

例えば、お客様からきたクレーム
または、業績などを数値化したもの。
要は問題や原因を、可視化してみるのだ。

視覚的に状況を提示されると、
問題になっている内容や原因を
簡単に認識できるというもの。

だからこそ、“見える化”が
注目されているのだろう。

視覚がもたらす影響力には、根拠があるという。

有名な「メラビアンの法則」では、
話し手が聞き手に与える影響力の割合は、
表情やボディランゲージなどの
視覚情報が55パーセントといわれている。

そして聴覚情報が38パーセント、
残った7パーセントが言語情報なのだ。

つまり、なによりも視覚情報が
強い印象を与えられるということ。

確かに日々の生活や仕事中、
“見る”ことによって、
何かを思い出したり、ひらめいたりする。

意識してみると、視覚情報は
私たちの行動に大きく作用している。

だからこそ私は、
セミナーや講演会をする際には
話の内容を象徴するイラストや写真、
図を使うように心がけている。

そうすることによって、
より人に伝わりやすくなるからだ。

愛用しているiPadは、
ホーム画面に多くのアイコンが並んでいる。

メールのアイコンを見て
「あっ、メールを返さなきゃ!」と気付いたり、
しなくてはならないことを思い出せたりする。

また、手帳にも小さな付箋を貼って、
すぐに優先順位がわかるようにしている。

単純なことだが、
視覚情報をうまく使うことで、
自分の仕事を円滑に進められる。

ビジネスにおいての“見える化”は、
能動的に仕事をするための
重要なポイントを押さえてくれているのだ。

昔はクライアントの担当者の顔写真を、
机の正面に張り出すことで、
追い立てられるように
仕事をしたこともあったっけ…
(顔を見ていると、
やらなきゃいけないことを忘れない)。

“見える化”するということは、
何よりも先に作用する。

目に映るものを工夫するだけで、
誰にとってもわかりやすく、
効率的に認識することができる。

だからこそ“視覚”を制することは、
ビジネスシーンを統べるための、
ひとつのヒントになるのではないだろうか。

Exif_JPEG_PICTURE

それぞれのアイコンを見て思い出す

syn (2)

忘れないように優先順に付箋を貼る!

ページTOPへ
シナジースペシャル

06/08
2015

syn (2)

“より高い志”ワイナリー構想

「ワイナリーをつくって、6次産業化を!」
なんてことだけでは留まらず、
「新しい時代の農業ビジネスの確立を目指して!」
と熱く語ってしまった。

え? どこで語ってきたって?
実は私の出身地である北海道で、
プレゼンテーション(セミナー)をさせてもらう
機会があったのだ(今回で2度目!)。

北海道の地でぶどうを育て、
ワイナリーづくりをし、
新しい農業ビジネスを目指す。

私が思い描いているのは、
ただ「つくりあげたい」ということだけではない。
日本のこれからに、
先駆けていくものを確立させたいのだ。

私が生まれ育ったのは、
北海道・芽室町の上美生(かみびせい)という地域。
ここに流れる川は、美しく生きる川と書いて
「美生川(びせいがわ)」なのだが、
構想中のワイナリーには
この「美生」という地域名を用いたいのだ。

そうすることによって、
美生地域の私たちも
“美しく生きること”を
意識していくことができる。
そして、訪れてくれた人にも、
“美しく生きる”ということを
考えてもらうきっかけとなってほしい。

今回のプレゼンを通じて、
何より嬉しかったのは、
このコンセプトが響いた感触があったことだ。
やはり重要なのは、どんな志があって、
そのビジネスを展開するのかということ。

私の趣味や道楽として
始めたいと思われてしまったら、
おそらく誰も耳を傾けてはくれないだろう…。

収益性のあるビジネスだから。
世の中の時流だから。
そんな内容を伝えたとしても、
なかなか参画者は集まらないだろう。

だからこそ時代背景を考慮した、
この地域ならではの
農業ビジネスを先駆けよう! と思ったのだ。

日本の農業が、厳しい局面に差しかかっている現代。
TPP問題、農業改革といった課題が山積み状態だ。

そして都会の多くの人が
里山を求めているはずなのに、
里山に触れるきっかけが
なかなか得られないという現状。

これらの課題に、
ソリューションをもたらす構想を提案したなら、
参画してくれる人も多いはずだ。

この話は、ビジ達でも何度も登場している
“三角コーン力学”に当てはまる。
より高い志を持ち、広い範囲で発信していたことは、
やがて集約され、狭い範囲に効果をもたらす。

三角コーン力学の事例として、
すでに里山ビジネスで成功している
「産直市場グリーンファーム」や
「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」
が挙げられる。

こういった事例が示すように、
高い次元でとらえ、
より広く発信していくことが結果として、
多くの人たちの価値観につながっていくのだ。

益があるかどうかではなく、
参画し協力することに
意味があると思ってもらえること。
それこそが、構想が成功へと近づく
第一歩になるのだと信じている!

さて、次はいつ
“高い志と具体的構想”を
プレゼンに行こうかな!?

syn (1)

地元・北海道で二度目のプレゼン!

syn (2)

真剣に耳を傾けてくれる皆さん

syn (3)

貴重な場をありがとうございました!

syn (4)

これからの農業を考えていこう

ページTOPへ
シナジースペシャル

06/01
2015

syn (2)

タオルの洗い方から「一事が万事」

リーダーズセミナーでは恒例となった、
大里綜合管理での合宿。
合宿中のテーマは、地域貢献活動体験だ。

気になる体験内容は、
道端のガードレールや
インターロッキングブロック磨き、
そしてトイレ掃除など…。

今年は諸事情でトイレ掃除の実践が
できなかったのだが、
その代わりにあることに集中して
取り組んだおかげで、新しい発見を得ることに!

それは……、
タワシとタオルの洗い方!

え~~!
そう、今回の新しい発見は
掃除をする「場所」ではなく、
掃除に使う道具の「扱い方」だ。

タオルとタワシ、どちらも掃除をするときに
大活躍するアイテム。
効率的な使い方から後処理の仕方まで、
大里綜合管理の野老社長が丁寧に指導してくれたのだ。

ここでの着眼点は、タオルの洗い方。
まず、3つのバケツが用意された。
なぜ3つもバケツがあるのだろう?
これは汚れの段階ごとに使うバケツを分けているためで、
節水と効率につなげるための方法だ。

汚れの順にバケツを変えて
洗ったあとは、水切りをする。
半分に折ったタオルの中心を両手でつまみ、
水をバケツに落としていく。

縦半分に折り、下に向かって軽く水を絞る。
そして縦に集約したタオルを
さらに2つ折りにすると、15センチほどになる。

そのタオルを剣道の竹刀を持ち、
しっかりと握るかのように絞れば、
汚れも水気もバランスよく取れ、
あとは干すだけのキレイなタオルになる。

そして、ここでもう一押しする野老先生(社長)。

その絞られたタオルを広げながら、
手に付いた水分も拭き取る。
とても細か~~い、スゴ技だ!

これにより、先の問題をも
“前始末”するというのだ。

単純なこのタオル洗いの
プロセスをひとつとっても、
次の後処理をスムーズにするための
進め方がこれだけ意識されている。

汚れたタオルの洗い方、
そして道具の使い方の中にこそ、
大里綜合管理の社屋の活かし方、
仕事の進め方、お客様対応の仕方といった
すべてのことが集約されているのだろう。

この発想は、もちろん日々のビジネスにも
通ずるところがある。

一連の流れの先を考えた行動というのは、
仕事においても必要な意識だ。
段取りを決め、
物の使い方のルールを決めておく。

タオルの洗い方だけでなく、
私たちの仕事の仕方も、
手前の作業でいかに先のことも考慮した
“前始末”ができるのかが大切なのだ。

ついつい急いでいるときや、
違う行程が頭に思い浮かんでしまうときでも、
目の前のことを疎かにしてはいけない。

野老社長が教えてくれたことは、
「一事が万事」だということ。

たったひとつのことへの対応が、
すべてのことに通じていくのだ。

ひとつのことから、全部を推しはかれる。
だからこそ、小さなことも疎かにしてはいけない!
これを意識しているだけで、
毎日の生活の仕方は変わっていくだろう。

syn (1)

みんなの表情は真剣そのもの!

syn (2)

並んだバケツは節水と効率よく作業をするため

syn (3)

タオルを半分に折ったそのあとは…?

syn (4)

野老社長の実践指導

syn (5)

さぁやってみよう!

syn (6)

上手にできたかな?

ページTOPへ
シナジースペシャル

05/18
2015

syn1

“里山ワイナリーの相乗効果”

ついに、あのヴィラデスト ガーデンファーム
アンド ワイナリーへ行ってきた。

ビジ達で何度かご紹介している、
玉村豊男さんがオーナーを務めるワインの複合施設だ。

ヴィラデストのワイナリーは勿論のこと、
千曲川ワインアカデミーの教室であり、
ワイナリーでもある建屋を見学させてもらった。

アカデミーは今年スタートし、
教室と新しいワイナリーも竣工したのだ。
周辺農家が沢山の葡萄を収穫しても、
5、6年分は十分対応できる醸造施設だという。
今回のアカデミーは24名の生徒を受け入れ、
週2日ぶどう作りやワイン造りを学んでもらう。

現在、玉村さんのワイナリーは12年目に突入し、
多くのお客様に利用され、順調に事業展開できているそうだ。

なのに、なぜ玉村さんはアカデミーを開いたのか?
施設の建設には大きなお金が必要だっただろうし、
生徒が安定して集まらないリスクがあったのにも関わらず、である。

ここに私の注目は集約された。
玉村さんの本でも語られているが、
千曲川沿いには沢山の集落が存在する。
ここで葡萄やワインが沢山造られることで、
多くの人が集まり、ひいては地域活性化へつながるとすれば…。

更にロングレンジの視点で考えてみる。
ヴィラデストワイナリーだけが事業展開できていても、
その先もお客様が来続けてくれる保障が無いのである。

地域の発展はヴィラデストワイナリーの未来をも考えた行動であり、
そこからアカデミーの構想も生まれているのだ。

地域活性化のため、玉村さんは
「千曲川ワインバレー構想」に取り組んでいる。
これはワイナリー開設に興味がある人々、
就職を希望する若者を支援するもので、
アカデミーもこの一環である。

これだけのチャレンジを行う玉村さんは、
なんと今年で70歳!
ここまで精力的に活動する理由を訪ねた時、
玉村さんはこう語ってくださった。

「地域活性化こそが嬉しいんだよ。
実はヴィラデストワイナリーもそうだったんだけど、
上手くいくかどうか分からない時に一生懸命やる、
そのプロセスが面白いんだ。」
なるほど! そこに生きがいを感じているということだ。

玉村さんが取り組んでいるワイナリー事業には、
人や地域、里山をも活かした、すべてに好影響を与える可能性がある。

これが“里山ワイナリーの相乗効果”なのだ。
玉村さんはそのことを、
葡萄を育てワインを造ってきたことで実体験したのだろう。

活動が大きくなるにつれ、また新たに引き寄せられる
仲間やお客様が大勢いるに違いない!
今、日本のあちこちで“里山ワイナリー”から次なる
“相乗効果”が生まれようとしているのだ。

syn1

葡萄の木

syn2

美味しく出来たかな

syn3

すばらしい笑顔の玉村豊男さん

syn4

大きく育て!

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ