これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

07/28
2014

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三ツ星観光地 高尾山

「こんにちは!」
「こんにちはー」
「こんにちは」
すれ違うたびに交わされる挨拶。
このさりげない挨拶だけで、
何と気持ちよく体が動かせることか。

実はこれ、先日登ってきた高尾山での一場面なのだ。
ミシュランが三ツ星の観光地に
認定したことでも知られるが、
私は首都圏に40年以上住んでいながら
登ったことがなかった。
先日の連休中に、ご縁があって登ってきたのだが、
驚いたのは登山する人たちが
みなさん冒頭のような挨拶を交わすことだ。

連休中ということもあり、
高尾山は山ガール・山熟ガール・
山ファミリーなどでいっぱい。
その人たちが、
すれ違うたびに気持ちよく挨拶を交わしているのだ。

挨拶の合間に、登っていく親子連れの子どもが
疲れているようなら「あと少しだよ!」と
声をかけてあげる。
すると、「あと少しだって!」と
元気を取り戻して子どもは再び歩き出す…
という光景も見られた。
(「あと少し」より、実際はもう少し
距離があったかもしれないが…)

こうした「こんにちは」効果も手伝ったのだろうか。
私は登山目安1時間半?ほどのコースを
1時間で登ってしまい、
下山する時もまた気持ちよく下りることができた。

高尾山の年間登山者は260万人を超えるという。
中には、年に30回40回と登る人もいるそうだ。
人気の理由は色々とあるだろうが、
私が思うに高尾山は身近で
身体に「程よい負荷」をかけてくれる観光地なのだ。

気持ちよく歩いて1時間で登頂し、頂上で一息。
そして、また1時間かけて下山。
行き帰りの移動時間を含めても、
都心からなら5時間程度だろうか。

このように首都圏から程よい立地にあることも、
人気の理由のひとつだろう。
登山によって血流も良くなり、
日頃のデスクワークで凝り固まった体もほぐれるため、
フィジカル面でも心地よくしてくれる。
さらに山でのコミュニケーションによって、
気分も爽やかになるのだ。

こうした様々な要素の相乗効果が、
日常のビジネスにも良い結果を
もたらしてくれることは言うまでもない。

ビジネスシーンの変化によってPC作業が増え、
お客様との打ち合わせも
メールで済むことが増えた現在、
高尾山登山は私たちにとって
「楽しみながら程よい負荷をかけてくれる」
観光地なのだ。

身体にとっても、
ビジネスにとっても、
意味あることが出来る身近な観光地・高尾山。

いかがだろうか、
次の週末はあなたも登ってみては?
しかし、だからといって
高尾山登山を甘く見てはいけない。
山登りには山登りの準備を!

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高尾山のケーブルカー乗り場!

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このように、さまざまなコースが

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緑の中を歩く

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すれ違う人とは挨拶を交わす

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ちょっと一息…

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山頂西側にて記念の1枚!

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07/22
2014

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経営者は経営者から刺激を受ける

石やカエデの葉、はたまたヒキガエルまでもが
売られている産直市場グリーンファーム。
その創業者である小林史麿会長のさまざまな発想には、
経営を考えるうえでのヒントがちりばめられている。

先日、東京ニュービジネス協議会で
私が担当する定例会があった。
毎回講演者として経営者や有識者を
お招きしているのだが、今回は小林会長にお願いした。

冒頭で述べたようにグリーンファームには
ユニークな品物が並べられているが、
商品の使い道はお客さまにすべて委ねられている
(だから自由度が高いのだ)。

これまでの商売では、
そのほとんどの商品は用途があらかじめ決められていた。
しかし、小林会長は
「目的を1つにする必要はない」と発想したというわけ。
これには参加している経営者たちも刺激を受けたようだ。

正直なところ、この講演会を企画しながらも
経営者たちがどんな反応をするのか読めない部分があった。

しかし、講演が終わってみると
参加していた60人弱の経営者たちが皆、
「感動したよ!」「あの発想の転換は素晴らしい!」
と声をかけてくれたのだ。
その後の懇親会でも小林会長と
話をするために列ができるほど!

余談だが、グリーンファームでは
こんなアナウンスが流れたこともあるという。
「〇〇ちゃんのおじいちゃんが迷子です。
 〇〇ちゃんは本部で待っています。
 〇〇ちゃんのおじいちゃん、本部までお越しください」

これも発想の転換の一事例。
通常であれば、迷子なのは子どもの方ととらえる。
これを聞いた他のお客さまは、
グリーンファームのユニークな考え方に
ニヤッとしたことだろう!

ちょっとした発想の違いで、市場全体に
アットホームな空気感と笑顔を演出するのだ。
これらの常識破りな発想と実践が、
お客さまの口コミとリピートを創造する。

経営者は様々なことを
複合的に考えなくてはならない。
そのためには、やはり同じ経営者の
ものの見方や発想が刺激となるのだ。

経営のことをすでにわかっている人たちが
新たなチャレンジと試行錯誤を
繰り返しながらビジネスを展開していく。
その姿からはたくさんのヒントを受け取ることができる。
やっぱり、経営者は経営者から刺激を受けるのだ。

私も次なる刺激を求めて…!
ただし、そのヒントをどう活かすかは自分次第ということだ。

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小林史麿会長

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チャレンジを続ける人たちの姿からは学べることがたくさん!

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07/14
2014

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Vision&Tomorrowプレゼンのシナジー

今年もこの時期がやってきた。
弊社の恒例行事V&Tプレゼンテーション
を先日開催した。
今回で16回目と、経験を重ねたこともあり、
内外から好評なイベントとなった。

V&Tとは「Vision」と「Tomorrow」のこと。
社員全員が3年先5年先の目標であるVisionを掲げ、
そのVision実現に向け明日から具体的に
何を実行していくのかすなわち、Tomorrowを
プレゼンテーションするイベントなのだ。

会社によっては年に1度経営計画発表会を行い、
経営のベクトルと目標を確認するイベントは
よく耳にする。
しかし弊社では、
年に2度の全員がプレゼンするこの
V&Tプレゼンを重視している。

V&Tプレゼンは、弊社の数々ある会議や
セミナーを集約したイベントであり、
各自の成長を促す機会でもあるのだ。

さらにそのプレゼンテーションが、
弊社の従業員や外部のオーディエンス
(各企業の社長や幹部候補生など)を招いて
行うところがポイント。

同僚や先輩、上司、そして社会の先輩や
経営者の人たちに自分の
V&Tプレゼンを聴いてもらう
ところにその内容の質と社会性が求められる。
すなわち自分が学び気づいたことを
自ら総括することが求められるのだ。

ちなみに先日、お会いした40代の国会議員の
知人は「私の目標はもちろん総理大臣です。」
とハッキリと宣言した。

彼のような政治家は、
Vision &Tomorrowが明確で、
そこにどう行きつくのかをしっかりと
考えているので、目標から遠のくような
目先の成果に目を奪われない
(もちろん高額な政治資金パーティーもしない)。

このように先々のVisionを明確にして、
マクロの視点を持って、
目の前の1つをクリアして行くことは、
そのVisionの達成に
より確実に近づいていることは
間違いないだろう。

V&Tプレゼンの後半は弊社役員の
プレゼンテーションも行われる。
その内容は自分のことだけにとどまらず
会社がこれからどうすればさらに
よくなるのかということまで考えて発表する
(私にとっては耳に心地よいプレゼンなのだ)。

こうした全体を見る力は国会議員の彼と
同様にVision &Tomorrowが
明確でなくては描けない。

それらを弊社社員が持てていることは
恐らくV&Tプレゼンの
たまものと言っていいだろう。

V&Tプレゼンでは、会社を構成する
スタッフひとりひとりが意識を高く持ち、
成長していく先を見据え、
さらにはお互いに
良い刺激を与え合ってくれる。

こうした相乗効果が
V&Tプレゼンの内容を濃くし、
さらには会社の組織の質を
向上してくれるのだ。

まさにVision&Tomorrowプレゼンこそ
シナジーを生む根源と言っていいだろう。

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社員によるV&T

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全社員が聴講する

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パンアキモトの秋元社長も御来席

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V&Tを聴講する各社長

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最優秀プレゼンテーターと記念撮影

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06/30
2014

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良知の発現!三尺三寸箸会議

世の中には多数の経営者がいるが、
実はその中の9割の経営者は
まだまだ未熟なのだ
(もしかしたら、9割どころ
ではないかもしれないが…)。

経営者が集い、お互いの経営論を話し合うと、
その内容の9割が「理論性重視」、
「知識やノウハウの誇示」、
「売り上げ注力主義」と言っていいだろう。

では、ある程度よしとされる1割の経営者は、
どのような考えのもとに経営を
しているのだろうか。
そのヒントを鍵山相談役の配信メール
「一日一話」の一文から読み解ける。

“慮(おもんぱか)らずして知る、
これ良知なり”という言葉だ。

鍵山相談役曰くこの言葉は、
「これが正しいか正しくないかということを
いちいち考えたり、人に聞いてみたりしなくても
常識でわかる、これが良知だ」という。

たとえば、“良知”を理解できていない経営者は、
社会的に正しいかどうかの判断ではなくて、
自社経営に有利か、利益があるかを先行して
考えてしまうわけだ。

つまり、人間にはもともと、考えなくても(?)
それが社会的に正しいかどうかを判断する能力は
身についているということ。
良知を理解しない人は、自身の私欲が
加味されてしまって、良知が曇ってしまうのだ。

こうした経営者が9割を占めるわけだから、
その人たちが少しでも“良知”を出現させ、
磨くことができるようにと“三尺三寸箸会議”
というものを考えてみたのだ。

三尺三寸箸会議では、自社のことではなく、
仲間の会社のことを考え、発信する。
したがって、“私利私欲”はそれ程働かず、
客観的な発想ができるのだ。
この客観する発想の訓練が、
自社にも活かされるようになる。

また、会議に集う経営者たちの立場や状況
(年齢や会社の業態など)がそれぞれ違う
ことも大きな意味がある。

それぞれの立場が違うからこそ、
思いもかけない角度からアドバイスや
客観的意見が投げかけられ、
限られた領域での発想から、
広域的発想が身に付くのだ。
そして、このくり返しが次第に“良知の発現”
につながるっていく。

ひいては、こうした訓練が人を磨き、
やがては1割の高いステージに位置する
経営者を生んでいくことにつながるのだ。

一時的に儲けるようなビジネスではなく、
永続的に続くビジネスをしていくためには、
見透しの良い“良知を発現”させて、
人としても経営者としても自身を磨き続けて
いくことが必要不可欠と言えるだろう。

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三尺三寸箸

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三尺三寸箸会議

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それぞれの経営者の意見を聴く

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06/23
2014

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A Hard Day’s Nightミーティング

先日、大満足の内に終わったイギリス視察ツアー。
その振り返りをするために、
西麻布ブリティッシュパブにツアー参加メンバーが集まった。

大体にして私の海外視察ツアーは
ハードだと言われるのだが、
今回のイギリスツアーはまさに“Hard Days”!

何しろ見るものが全て充実していたし、
イギリス料理は毎日食べるにはちょっぴりヘビーだったし…。
ビートルズの名曲に因んだ
Hard Days Night Hotelに宿泊したこともあり、
振り返りの会合を“A Hard Day's Nightミーティング”
と命名したわけだ。

今回のイギリス視察で実感したことと言えば、
イギリスという国の歴史と品格だろう。
通常の観光ツアーでは
なかなか入れないところを訪問できたおかげで、
建物にさえ品格漂う大英帝国の栄光を
深く感じることができたのだ。

オックスフォード大学では、
数百年前の書籍がぎっしりと収蔵された図書室を見学。
さらに、文武両道の学生(紳士)と認められないと
入会できないという、
ビンセントクラブにて食事を摂らせてもらった。

そして入会審査が極めて厳しいという
ナショナルリベラルクラブに
ガイドの高橋氏のおかげで
入ることができたのだ。

そしてイギリス紳士の多くいる中で
食事をさせていただき、
その品格を肌で感じる機会を得た。

現在は国会議事堂として使用されている
ウェストミンスター宮殿のその一部が
あの有名なビッグベンだったのだ。

という驚きの発見をし(これは私だけ?)、
その風格に改めて感じ入った。

並べればまだまだあるけれど、
私が感心したのは歴史ある街並み、
建物、そこに居る人全てに品格があること。

例えば“The DOVE”という17世紀から続く
テムズ川沿いの有名なパブでも
食事する機会があったのだが、
私たちが着席して食事し、
お酒を楽しんだ2時間の間、
ずっと立ち飲みしている紳士達がいたのだ!

立ったままお酒を片手に語り合う彼らの姿は、
風格あるパブとぴったり馴染んでいた。
この人たちの品格こそ、
この街の歴史と品格となっていることがよく理解できた。

実は、こうした「なかなか行けない場所」
を訪ねることができたのは、
ツアーガイドを務めてくれた
高橋三郎氏が“ラガーマン”だったからだ。

イギリスでは国技としてラグビーの人気が高く、
その競技者も紳士として迎えられることが多い。
彼がラグビーをしていたおかげで
様々な紳士と知り合う機会があり、
またその伝手で今回の訪問先に行けた
ということのようだ。
ここで改めて三郎氏に感謝したい!

人の縁、そしてイギリスという国の歴史と品格。
全てが相乗効果となって
今回の言葉に表せない満足感につながっている。
西麻布でのA Hard Day's Nightミーティングで、
改めてそれを確認することができたのだった。

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今回のガイド、高橋三郎氏!

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立ち飲みを楽しむ紳士達

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ナショナルリベラルクラブにて

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ハリーポッターの撮影に使われた食堂

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図書館もこの風格である

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オリジナルカクテルを片手にミーティング

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朝食後のミーティング

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イギリスの食事が続くとハード…

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