これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/01
2014

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はなまる・“感動のサービス”シール登場

「いつも濃い目のシャツで、素敵ですねぇ~」
(こんなこと言ってくれちゃう!)
「えっ…あ、ありがとうございます」

この女性のスタッフにあまり記憶はないんだけど…
私がクリーニングに出すものを見てたってことだぁ~。

それにしても、不意打ちだったんで、
返す言葉にこまってしまったが、
まぁ~悪い気持ちはしないよねぇ~。
(なんて思いながら、ニコニコと自転車のサドルを
跨いでクリーニング店を後にしたのだった)

先日も北海道の旅行中、スーパーマーケットの
レジのおばさんが「これ、本当に美味しそうですね」と
“イカめし”一品しか買わない私にお愛想を言ってくれたのだ。

これって北海道の土地柄?とは言え、
この一声がここで買ってよかった気分にしてくれた。

この二件とも、このちょっとした一声が
私の気分に大きな変化を与えてくれたのだ。
そう言えば、講演会で何度か話のネタにしていた
神楽坂のスーパーでの“マンゴプリンの行方”という話を思い出した。

私はこのスーパーで買った6コ組のナタデココ入り
マンゴプリンがお気に入りで、度々購入していた。
ところがある日行くと、いつものところに
そのマンゴプリンが置いていないではないか。

そんなことでは諦めない私は、当然のようにレジに向かい、
若いレジ打ちの女性に聞いてみた。

すると、その女性は、少し考える間を取ってから
「レジ周りにあった商品でしたら、
2階に置いてあることもありますよ」と教えてくれた。

そして2階に行くと、その女性の言葉通りマンゴプリンがそこに。
そのお礼と報告も兼ねて、彼女のレジにそのマンゴプリンを
持って行くと彼女はこんな言葉を
「そのマンゴプリン、そんなに美味しいんですか?
私も試してみようかしら!?」
(遅い時間だったこともあり、レジにお客が少なかったから
こんな話ができたのだろうが…感動!('(*゚▽゚*)'))

その言葉を聞くやいなや、私の頭の中では、
カゴの中の6コ組みのマンゴプリンを
彼女に差し出し、「一緒に食べよう!」と言っていたほどだ。

話を戻すと…
ちょっとした感情の入った一声が、お客様の気分を
一転させ、少なくともそのスタッフとお店に対して
好イメージを抱いてくれるということ。
お店にとっては、なかなか表には見えない功労者たちなのだ。

当然、これらの会話はマニュアルでできるものではなく、
人でつくられるもの。

とはいえ、こんなセンスのスタッフをそう簡単には
育むことはできないだろうが、せめてこんな感覚をもった
スタッフがイキイキ活躍できる環境はつくりたいものだ。

そこで、新提案!中島オリジナルの“感動のサービス”シールを
つくって、感動のやり取りの度に配布しようかな?

たぶん、“感動のサービス”を実践しているスタッフたちは、
今後も“感動のサービス”をどんどん発信してくれるに違いない!

よし決定!“はなまる感動のサービス”シール発行!

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いつものクリーニング店

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いつも行くスーパーマーケット

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完成~♪

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はなまるア・ラ・カルト

09/01
2014

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“見・投資がいい”からリターンがある

ひと口にビジネスと言っても、
すべての仕事が直接お金につながるわけではない。
つまり、情報収集や研究開発、
自社コンテンツの発信などの
“仕事と称しての活動”が存在する。

弊社でいうならば、
インターFM「BUSINESS LAB.」の運営や、
WEB上で提供しているさまざまなコンテンツなど。
これらは直接収入につながっているわけではない。

しかし、この“仕事と称しての活動”が、
非常に重要なのだ。

それは、その活動が
未来のビジネスチャンスに
つながる可能性が高いためだ。

以前に取材させていただいた企業の中にも
このような活動に取り組んでいるところがある。

たとえば、東京都葛飾区の株式会社杉野ゴム化学工業所。
杉野ゴムを含めた数社の町工場により共同開発された
無人海底探査機「江戸っ子1号」は、
世界初の3Dカメラによる
日本海溝の超深海の撮影に成功し、
政府からも表彰された。

そんな偉業を達成したのにも関わらず、
杉野社長いわくこのプロジェクト自体は、
直接的にビジネスにならないという。

だが、多くの企業が
その町工場の技術力に興味を持ってくれたことで、
今まで関わりのなかった企業から
問い合わせや注文を
いただけるようになったというのだ。

また、愛知県豊橋市の株式会社樹研工業では、
世界最小の歯車の開発に成功した。

これについて松浦元男社長は
「おそらく実用化されることはない」と話すが、
重さ100万分の1グラムの歯車は、
長い年月と技術を注ぎ込んで生まれたものだ。

この歯車自体が使われることはないが、
込められた高い技術力を求め、
世界中から仕事の注文がやってくるのだという。

これらの企業に共通することは、
「手間」や「お金」をかけて、
直接的には仕事にならない
“仕事と称した”活動を行っているということ。

これにより、技術やノウハウを構築し、
情報収集やPR効果などの
様々な効果をもたらして、
後々のビジネスにつながったのだ。

これを中島流の表現では
「見・投資」という
(ビジ達でも何度も紹介してきたが…)。

直接収入につながらない仕事も、
その先にあるビジネスを見通して行うことで
(これを中島流では「仕入れ」ともいう)、
結果としてリターンが生まれるのだ。

様々なビジネスが生まれ続ける現代において、
目先だけの利益を求めたビジネスは
競合も多いし、継続も難しい。

これからは、私が声高に語ってきた
“見通しの良い投資”、
すなわち“見・投資”こそが、
キーポイントとなるだろう。

私も未来のビジネスのために、
“仕事と称して”ラジオのパーソナリティーや
情報収集のためのスポット巡りを続けていこう!

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未来を見据えたビジネスを!

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時代は今、転換期に来ている!

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小さい歯車に込められた大きな技術とは

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シナジースペシャル

09/01
2014

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坐禅の奥義を求めて

静かに瞑想にふける人たち。
シーンとした寺のお堂に、パァン! と強い音が鳴り響く。
打たれた人は一礼して、またお堂に静寂が戻る。

坐禅というと、こんなイメージを持つのではないか。
実は、この“パァンと打つ”動作、
曹洞宗では警策(きょうさく)というのだそうだ。

それも二種類あると言うから驚きだ。
まずひとつが、坐禅中の態度がよくない時
(眠気がさしていたり、雑念に心がまとまっていなかったり…)に
「なっとらん!」と入れていただくもの。
それから、自分で
「今日はどうしても心がまとまらない。どうぞ警策を入れてください」と
入れていただくもの。

私はてっきり、「お前の態度はなっとらん!」という時に
入れられるものだとばかり思っていた。

おまけに受け方まであるというではないか。
合掌したまま首を左に傾け、右肩を開けるように低頭する。
こうすると、警策を受けても痛くなく、
また静かに座禅に戻ることができる。

よし、では自分から入れていただこう!
そう思っていた矢先に、僧侶の方から
「隣の人が警策を受けると、今まで落ち着いて坐禅を組んでいた人も、
どうしても心が乱れがちです。他の方を邪魔しないためにも、
あえて無闇にお願いなさらないように」
と釘を刺されてしまった。
ナルホド確かに…。

前置きが長くなってしまったが、
実はこれ、石門心学・実践講座の一環で、
曹洞宗大本山永平寺別院長谷寺(ちょうこくじ)にお邪魔して、
初心者向けの坐禅講座をしていただいたときのことだ。

本来は一回40分程度の坐禅を二回組むらしいのだが、
初心者向けということで、
15分くらいと、30分くらい程度の二回を、
坐禅に関する説明と共に組ませていただいた。

短い時間ではあったが、その時間の深かったこと!
お蔭で、日頃の雑事を離れ、自分を改めて見直すことができた
(かな~…?)。

坐禅をしている間は、人と情報が溢れる現代でありがちな、
人と比較したり、余計な欲が出てきたりといった
無駄な葛藤が消える。
(消えるはず!)

自分の在り方を見直し、自分本来の姿に気づける時間なのだ。

坐禅の「先輩」に当たる方曰く、
「坐禅の禅という字は示す偏に単純の単、
つまり“単純に示す”ことが本来の目的なのでは」。

つまり、“何もしない、何も考えない”時間を持つことで
自分本来の姿を示すことができるということらしい。

まだまだ私は本当の初心者で、坐禅の呼吸も習得できていないのだが、
“本来の自分をみつめる”時間の魅力にすっかりはまってしまった。
その可能性をもっと探求していきたい!
という気持ちになっている。

今回は初心者向けの簡単なものだったが、
次からは本堂で行う本格的なものにも参加できるそうだ。

知らないうちに「余計なもの」が堆積しがちな現代社会。
あなたも坐禅を組むことで、
もう一度自分を見つめ直してみてはいかがだろうか。

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初坐禅記念!

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坐禅参加者の方々だ

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選ばれるビジネス

09/01
2014

biji

マイファームのソーシャルビジネス性

近頃、世間では農業ブーム(?)のようで、
農業体験希望者数はかなり増えているという。
たとえば、都会で働いていたものの、
癒しを求めて田舎に移り、農業を始める人。
また、退職後の第2の人生として農業を選び、
関わりを持っていく人など。

農業を通して自然と接したいという意識が、
非常に高まっているというのだ。

一方、農林水産省によると、日本の耕作放棄地は
約40万ヘクタールにもわたるそうだ。
後継者がいなかったり、
農業だけでは生計が立てられなかったり…という事情で、
作物のつくられていない耕作放棄地が増えているという。

そんな耕作放棄地を活かした
ビジネスで注目されているのが、
西辻一真氏が社長を務める(なんと32歳の若さ!)
株式会社マイファーム。

まずは、農業体験希望者と
耕作放棄地のマッチング。
耕作放棄地を有効活用し、
農業体験の場を提供しているのだ。
また、農業教育や地域活性化に役立つ
リーダーの育成にも力を入れている。
もちろん、自社農場での生産や流通・販売も!

マイファームの理念は“自産自消”。
これは、「自分でつくり、自分で食べる」という意味だ。
スーパーやコンビニに行けば手に入る野菜も、
自分でつくってみなければわからないことがたくさんある。

マイファームでは、自分で畑を耕し、
種を植え、収獲した野菜を食べるという
プロセスを体験してもらうことで、
多くの人に気づきを与えることを目的としている。

しかし、あくまで農業体験は過程の1つ。
“自産自消”をすることで、人は精神的にも物理的にも、
豊かな暮らしとは何かに気づくことができる。

“自産自消”による気づきが多くの人たちに広がれば、
もっと日本の農業や暮らしの在り方も変わってくるだろう。

ご存じのように私は、
北海道の農業がすぐ傍にある環境で育ったため、
自然との関わりがいかに人に影響をもたらすかが
よ~~くわかるのだ。

環境や社会問題への働きかけを意識した消費活動
“エシカル消費”なる言葉が注目される今の時代。
ビジネスを成長させるためには「ソーシャル性」が
キーワードになってくる!

多くの人々、ひいては社会全体に
いい影響を与えるビジネスを展開することで、
企業として、1人の人間としての成熟につながるのだ。

9/7、9/14のInterFM『BUSINESS LAB.』では、
“自産自消”に秘められた可能性について、
西辻氏にお話を伺う。
ぜひお聴きあれ!

──────────────────────
InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝 6時から好評放送中!
──────────────────────

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マイファームの西辻社長と!(お若い!)

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選ばれる仕事道

09/01
2014

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十勝の農業と六花亭の関係

十勝のお土産といえば「六花亭」のお菓子。
そう私は当然のように決めているのだが、
これが本当においしくて何より安い。

六花亭のお菓子には、「マルセイのバターサンド」
や「大平原」、「豚とひとつ鍋」などがあり、
地元のみならず全国にもファンが多いものばかり。

特に、原材料のバターや卵はもちろん地元で生産されたもの。
また、ものによっては特別飼育・製造されたものも
使用しており、相当なこだわりが込められている。

先日その六花亭さんで洋菓子ケーキを買ったのだが、
見てみると一番高いものでも240円。
それ以外はみんな200円以下という安さ。

東京でここまで安くておいしい
洋菓子ケーキはまずないだろう。

おそらく普通の商店だったらこの価格で販売はできない。
しかし、六花亭のビジネスのテーマは
儲けることではないからこそ、
この価格で販売しているのだ。

そのテーマとは、“地元の人たちに(生産者に)
気軽においしいお菓子を食べてもらいたい”のだ。

遠方からいらっしゃる観光客の人たちに
たくさん買ってもらうことではない。

これらお菓子に使われている材料(小豆や牛乳)を
作ってくれた農家の人たちに、自分たちの成果としての
お菓子を安く食べてもらいたいという想いが
まず第一にあるのだ。

こうしたことから、六花亭が北海道(十勝)の
地元メーカーとして地域貢献をしていることが十分わかる。

つまり六花亭は、北海道の農業に支えられており、
その恩返しとして、地元で採れた農産物を
おいしくて安いお菓子にしている。

そしてそのお菓子を地元の人が自分たちのおやつとして、
お土産として利用してもらえるよう販売しているのだ。

六花亭の地域貢献はそれだけには留まらない。
帯広を中心に働く約1300人の従業員は、
大半が北海道の十勝出身者。

また彼らの日々の活性化のために、
スポーツをはじめ様々なクラブ活動が
できるように支援している。

さらに私が特に着目しているのが、
六花亭が運営する美術館と建築物。
この北の国・十勝の地では、
なかなかアートと触れ合える機会がない。

そこで六花亭の小田豊社長は、
あえて自然とアートを結びつけ、
十勝に合った文化活動を展開しているのだ。

つまり、地域のお陰である収益を
さらなる雇用の創出に繋げ、人を育み、組織を作り、
地域の文化活動にも広げようとしているのだ。

ただ自社が儲けることを考えるのではなく、
地域の産業を活性化させ、
地域貢献を図るこのビジネスこそ
“仕事道”なのではないだろうか。

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品揃え豊富な六花亭

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常に行列が絶えない

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六花亭カフェスペース

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安くておいしく洋菓子ケーキ

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六花亭のお菓子の原料を作る大地

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