05/20
2024
“経済新聞”から“文化新聞”時代へ! そして“石坂産業”が改めて注目される理由。
ついに“日本経済新聞”は“日本文化新聞”へ!
まさかこうはならないだろうが、“日本文化経済新聞”なら
今後の検討の余地はあるのでは?!
あの新聞社がまさか名前を変えることはしないだろうが、
そのくらいの時代背景ではないだろうか。
ちなみに日本経済新聞(中外物価新報)の創刊は1876年
明治9年だというからなんと148年目である。
“経済”の意味も分からない時代から、長く活躍してきたということ。
そして歴史があり業界の大手ほど、パラダイムシフトへの決断が遅れ
変化に対応できなくなる可能性が高くなるわけだ。
(思わず決めつけてしまった)
そして“日本文化新聞”の検索で行き着いたのが…
「我が国はもう経済大国ではない。
これからは文化大国を目指すべき!なのに
どうして“日本経済新聞”はあるのに、なぜその文化版の新聞はないんだ!」
というX(旧Twitter)の記事。
(うんうん、やっぱり似たような発想の人はいるようだ)
あの昭和の時代はモノが足りてなくて
誰もが経済的裏付けが欲しかったわけだ。
ところが、平成そして令和になると、物質的な豊かさが十分に得られ
数十年前と比較すると、多くの人々にとって
“働く意義”が大きく変化してきている。
だから“経済資本経営”ではなく、“文化資本経営”が
これからは注目されると発信しているわけだ。
【あの産業廃棄物処理の“石坂産業”は、文化資本経営のお手本?!】
先日もセミナーで“文化資本経営”を語っているときに、
いつの間にか“石坂産業”を事例に紹介していたのだ。
もちろん事例として用意しての紹介ではなかったということ。
“石坂産業”はバックキャスティング思考でも紹介したように
以下のようなテーマを持って取り組んでいたという。
1.地域から愛され自慢してもらえる会社とするためには、
どうあればいいのか?!
2.この産業廃棄物の業界にあっても、選ばれる会社となるには、
どうあればいいのか?!
3.今後が期待される会社となるには、どうあればいいのか?!
4.日本社会に貢献できる会社となるには、どうあればいいのか?!
ということから…
→近隣の道路や雑木林の定期的清掃
→近隣の森を活かしての公園化の実践
→作業場の完全室内化と見学通路の設置
→ Zero Waste Design をテーマに98%のリサイクル率の実践
→年間6万人を超える来場者の受け入れ
まさに“石坂産業”の文化づくりを20数年かけコツコツと実践してきた。
そしていまや「循環をデザインする会社」として廃棄物の資源循環事業、
里山再生事業、循環社会を問う体験環境教育事業等も展開。
これらの企業としての取り組みが、業界はもちろん地域であり
県、国からも評価され、そして”石坂産業の企業文化”ともなり、
人事採用や集客の面でも奏功し、
ひいては売り上げにも大きく貢献しているという。
“いい企業文化”は「資本」になるということだ。
うんうん、やっぱり“企業文化”をコンセプトにした新聞が欲しい!
いや、新聞というペーパーの時代でもないのか?!