09/04
2023
フィットネスクラブの残念な“一事が万事”と “掃除道”から学ぶ倫理思考
この1年、“フィットネスクラブ 東京ドーム”へ通って驚いたのが
その会員の人たちのマナーの悪さである。
周りへの気遣いもできない人が多いし、
何といってもキラキラ感もないし品もないのだ。
もちろん私の使うロッカールームは男性用。
このクラブは歴史もあるということで、オジさんが多いし高齢者も多い。
だからといってマナーが良くないのはいただけない。
先にもこのビジ達で紹介したが、私は“運動脳”を意識したランニングや
筋トレにも使うし、サウナ利用だけでも頻繁に通っている。
それだけにマナーの悪さは気にかかるということ。
◆そのマナーの悪さ事例
→トイレのスリッパは4セットあるのだが、いつ行っても逆向きでバラバラ
→洗面所も前の人の髪の毛や水飛沫がそのまま
→中には歯磨きをしているおじいさんもいて、その間ず〜と水道は出しっ放し
→サウナで海パンを干す人や、タオルも敷かず座る人も
→サウナ横の水風呂には、サウナから汗だくで出てきた人が
シャワーも浴びずにドブンする人たちも多い
(サウナの入り口には、タオル等敷いてお使いくださいとか、
シャワーを浴びてから水風呂にお入りくださいとあるのだが…)
→たくさん並ぶロッカーの足下には、バスタオルが置き去りにされていたり、
水浸しになっていたり、タオルやゴミが落ちていることも度々
ここに来る人たちは、いろいろな企業でそれなりの立場を持ち
活躍した(してる)人たちと聞いているわけだが…
【残念だが「一事が万事」である】
このマナーの悪さを観て私のアタマには「一事が万事」のキーワードが。
人や物事は、一つのことにあらわれた結果を見るだけで、
他のすべてのことについても推し量ることができるという。
そんな人たちが、いい経営も、いいリーダーも、そしていいビジネスも
展開できるわけはないという結論。
(あくまでマナーが悪く、品のない人たちのことだが…)
ビジネスの舞台においても、一つの側面がその他すべてに
影響を及ぼすことはよくある。
どんなに普段、オフィスや人前で綺麗事を言っていたとしても、
仕事の関係者や家族のいないところでのこれらマナーの悪さは
間違いなくあちこちに影響しているはず。
企業経営やビジネスリーダーシップにおいても、
マナーや細かな配慮が果たす役割は大きく、
それらを無視した行動は必ずや広範な影響を及ぼすに違いない。
【なぜ“日本を美しくする会”は「掃除に学ぶ会」なのか?!】
お陰さまで、私は“鍵山掃除道”に巡り会えたことで
生き方のマナーであり論理的思考を学ばせてもらった。
徹底した掃除から学ぶ、整理整頓や良いマナーの実践は、
単なる習慣以上の価値を持ち、この振る舞いは自身の周囲だけでなく、
広範に影響を及ぼすものであり、思考力とパーパスにも寄与すると考えられる。
だから私たち“日本を美しくする会”は「掃除に学ぶ会」という。
これら要素が、個人およびビジネスにどのような価値をもたらすのか。
1. グッドマナーの輪
優れたマナーは、周りの人々に好印象を与えるだけでなく、
良い行動の波紋を広げることに。
その行動が模範となり、他のひとたちもそれに倣うことで、
共通の目標に向けた取り組みが強化されるという。
2. 論理的思考の奨励
整理整頓は、物事を整理し、効率的に取り組むための基本的なスキル。
これを徹底することで、論理的思考が養われ、課題や課題の分析、
解決策の検討がスムーズに行えるようなり、
問題解決や戦略の策定に大いに役立つことに。
3. パーパスの明確化
整理整頓と良いマナーの実践は、自己意識とパーパスの向上にも寄与する。
自分自身を整えるプロセスを通じて、自分の価値観や目標をより明確に
捉えることに繋がり、ビジネスにおいても組織の目的や価値を明確にし、
方向性を確立するのに役立つ。
4. 一貫性による信頼性
良好なマナーと整理整頓の実践は、一貫性と信頼性を築く基盤となる。
他人やビジネスパートナーは、あなたの行動を通じてあなたを評価し、
信頼を築くことに。
「一事が万事」が伝わっただろうか。
結果として、ゴミを捨てる人と拾う人は、次第に大きな差となり、
周りに悪影響を与える人と、いい影響を与える人の差に。
そして良好なマナーと整理整頓の実践は、
持続的な成長と発展への貢献につながるという。