
02/18
2013

ときには、冷めている方が喜ばれる
「冷たくなった場合の、美味しいお召し上がり方。
電子レンジで約30秒温めた後に、
オーブントースターで約3分焼くと…」
こんなことが書いてある1枚の紙と共に、
白い紙袋+ポリ袋で商品を渡してくれたのだ。
実は、私の「すぐ食べないんだよねぇ~」
という一言に対応してくれてのこと。
だから手渡してくれた商品は、
あえて焼きたてではなく冷めたものだった。
(店によっては、すぐ食べるのをわかっていても、
冷めたやつをくれるけど…)
「極み小倉あん」なる北海道十勝産の
ブランド小豆を使用してある200円の商品も…。
さすがたい焼きの専門店。
(私は、十勝産の小豆にはうるさいのだ)
このお店は、神楽坂にあるたい焼き店なのだが、
すでに都内に十数店舗あるという。
ただ、このパリパリの薄焼きのたい焼きは、この店だけだと。
(こんな話も、スタッフが語ってくれた)
実際に極み小倉あんを電子レンジで30秒、
そしてオーブントースターで約3分焼いてみた。
(ちょっとオーブントースターの時間が長かったかも…)
すると、メッセージ通り、パリパリの焼きたての
たい焼きを美味しくいただけたのだ。
大切なのは、こんなちょっとした気づかいであり、配慮がその店の“質”を生みだし、ブランディングにつながっていく。
このところ私が発信する“ホッケの配慮”ということ。
マニュアルにできない配慮こそ、これからの
“選ばれるビジネス”のキーポイントとなる。
そして、これは現場で培われる“実践知”なのだ。
やっぱり、“実践知”は、さまざまなシーンで出会うし、
“実践知”には、奥行きがある。
今後は、中島流“実践知”の研究家としても…
例えば、いかに小便器の外に しずくを落とさない
サオの始末の仕方とか…。
あっ! ビジネスから離れてゆく…。