08/12
2013
ノンフライヤー君の能力を活かす!?
妙に話題になっている“ノンフライヤー”って実際どうなの?
あまりに絶賛されすぎていて…なんて声が多いという。
そこで私がノンフライヤー料理の研究者として、
いろいろな角度からお答えしよう。
1、実は本体が意外に大きい。
台所には置き場所はなかったので、
ダイニングテーブルの上がいまのところの居場所。
2、一度に作れる量が少ない。
私の好きな手羽元のフライドチキンでも6本がギリギリ。
何度かに分けて調理することも。
3、ときどきフライドチキンの片栗粉が
ムラっぽく白く残ったりする。
だから、仕込み時点で粉の量を
少なめに加減。
と、いろいろ問題点はあるが、油を用意せず、
油の処理の心配も考えず美味しいフライドチキンが
作れるわけだから、素晴らしい。
加熱時間は、180度で12分程度。早い!
手羽元でも手羽先でも、チューリップでも、
豚のスペアリブでもこのくらいで出来上がってしまう。
やっぱり骨の旨味がうまく引き出せるというのか、
これら骨付きの方が私は好きだ。
ちなみに、下味のつけ方は中島流で、
自我自賛したくなるほどの出来栄え
(ここのレシピは内緒)。
いろいろと試してはいるが、
俺流の料理としてお勧めしたいのが、
パプリカの丸焼きだ。
15分程度で、本当にうまく焼ける。
これまでオーブントースターで
少しずつ少しずつ回しながら焼いて、
それでもムラ焼きになっていたことを
考えると…素晴らしい焼き具合。
180度くらいで15分くらい。
ちょっと焼き過ぎくらいが皮も剥きやすく、
食べるときの舌ざわりもGood!
どう丸焼きを食べるのかって?
はっはっはっ、ではこれのレシピは紹介しよう。
1、皮をむき(ヤケドしないように)、ヘタをとり、種は出す
(丸焼きでパプリカ内にたまった焼き汁は捨てずに使う)。
2、パプリカ独特の厚みあるヘロヘロの果肉を
10~15ミリくらいに切り分ける。
3、少量の塩(いい塩を使いたいね)と、
オリーブオイルをたっぷりかけ、焼き汁と共にまぜ合せる。
4、ちょっとオシャレな器に盛りつければ完成!
パプリカの甘みが出て、舌の感触もよく、ウマい!
と、いろいろと語ったが、まだまだ研究途上なので、
もっともっと新しい料理にチャレンジしたいと思っている。
もっともっといろいろと試してみないと
本当の活かし方であり、可能性は引き出せないと思うのだ。
先にも語ったように問題点はいろいろとあるのだが、
その問題点にスポットを当てても前には進めないということ。
あれこれできない点を持ち出すより、
できる能力をどう活かすかなのだ。
あれっ? どこかで聞いたことのあるフレーズだ。
私たちのビジネス組織におけるスタッフの活かし方であり、
成長の手助けのし方は、まさにこの通り。
それぞれの持っている能力をどう活かすかだ。
これを実践すると、とっても美味しいフライドチキンと
パプリカのオイル和えに出会えるということだ。
ノンフライヤーも、もっと奥がありそうだ。