
10/21
2013

マナー告知を、半沢直樹に!
“背中の荷物にご注意!”
このマナー告知を見るたびに共鳴感が湧いてくる。
いろいろなマナー告知の中でも、
この“リュックサックに注意”が
なぜかお気に入りなのだ。
実は、JRや地下鉄では、
このマナー告知をなぜか
見たことがない(東武鉄道でだけだ)。
今や、リュックサックを背負う人が
こんなに多くなっているのにだ。
なぜ、だろう。
それぞれの鉄道会社の人が
その邪魔さ加減をまだ理解していないってこと
(鉄道会社の社員があまり鉄道を
利用してない?まさかねえ~)?
バックパッカー増加のデータこそないが、
確実に増えているのだ。
私の感覚では、10年前の2倍くらいには
なっているような気がする!?
(通常のバックパッカーは、
低予算で国外を旅行する人のことを言うが、
私はリュックサックを背負って
移動する人のことをここでは言っている)
何と言っても団塊の世代及びそれ以上の人たちが、
山ガールならぬ山オジ~、山オバ~となって、
昼夜関係なく子どものとき以来のリュックサックを
背負い街中を闊歩しているのだ。
もちろん、土日・休日を問わないからまたスゴい。
それだけではなく、若い娘さんたちも
(お母さんたちもだけど…)
ブランド品のリュックサックを
背負いショッピングに興じているのだ。
この人たちがまた、よく電車を利用するんだよねえ~、
自分が背負っているバックパックのことを忘れて…。
実はこれだけリュックサックに
着目してしまう理由は、
私が仕事でも私生活でもバックパッカーだからなのだ。
もう四半世紀は背負っているのではないだろうか。
それも吉田カバンのかなり大き目の
バックパック(五代目?)をだ。
つまり、人よりも気にかけていると自負しているのだ。
自分のバックパックが人の邪魔に
なっていないか、もう気になって仕方がない。
そのマナー告知にも書いてあったが
「リュックは手に持つか、網棚の上へ」ということ。
いろいろなことが便利になると、
一方で必ず“リスク”が派生する。
そのリスクとは、公共の場では自分だけではなく
周りの人たちに及ぶ迷惑のことだ。
JRも含め、すべての鉄道会社が、
“背中の荷物にご注意”のマナー告知を
是非とも促して欲しい。
いやいや、電車の中ではバックパックだけではなく、
足を組む人、新聞を大きく広げる人、
席の真ん中に座る人、席に荷物を置く人、
とにかくいろいろなマナー違反が横行している。
もしかしたら、背中の荷物のことだけでなく、
誰でもが対象になるマナー告知のほうがいいかもしれない。
例えば“あんた、いま人に迷惑かけてない!?”
と呼びかけるのは?
それならば、ここはやっぱり、
あの倍返しのするどい目で
“半沢直樹”に呼びかけて欲しいなぁ~。