これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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05/25
2015

moba (1)

“亀の子たわし”が活躍する理由

インターロッキングブロックを
磨いたタワシは汚れています。
まずは、バケツに入れる前に
よく振って汚れを振り払います。

そして、汚れたタワシをバケツに入れ、
2つをこすり合わせて汚れを落し合います。
ある程度汚れが落ちたら、先程と同様に
次のバケツに入れる前に汚れの水をよく切ります。

こうすることで、次のバケツの水を
汚さないで済みますよねぇ。
今日使ったタワシの中には、10年以上使っている
タワシもあるんです。
いいタワシは丈夫で使い出もあります…

などと語りながらその作業手順を語る野老社長。
(毎年リーダーズのためにありがとうございます)

えっ!10年以上使い続けているタワシがある!?

ご存じだろうか!あの“亀の子たわし”。

とにかく、丈夫でその性能も耐久性も確かな“亀の子たわし”。
掃除の会では、ベテランの人たちなら、
必ずや使い続けているブランドたわしだ。

実は、この“亀の子たわし”はすでに誕生から
100年経つという。

いまや海外の人たちからも“Japanese TAWASHI”として
絶賛されているという。

ところで、なぜ“亀の子たわし”は性能もよく
使い続けても10数年も長持ちするのか。
20年使い続けた人もいたとか…。

やっぱり、100年も愛され続けるには、理由がある。
“亀の子たわし”の品質を支えているのは、
「検品」だという。

パームを原料とした“亀の子たわし”は
スリランカの工場でほとんど手作業でつくられているという。
でも、検品作業はすべて日本で行われている。

検査項目は20以上。
目利きの担当者のチェックを通り抜けた
製品のみが、出荷されているのだという。

“亀の子たわし”ブランドの自負と
日本人なればこその厳しい目があって、
あの品質は保たれているってこと。

まぁ~そうでないと、日本中にその名前も行き渡らないし、
100年以上もブランドを保つこともできないはず。

ところで、何で“亀の子たわし”って言うの?
うわさでは耳にしたことはあるのだが、果たして…
いろいろと日々お世話になっているわけだし、
ここは北区滝野川の西尾商店に取材に行ってこようかなぁ~。

すると…
実はうちの創業者が、若い頃東京の
繁華街を歩いていて、酔った勢いで…
なんて裏話があったりして…
この話の続きは、またビジ達で…

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20年・10年・新品

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インターロッキングブロック

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ここが汚れていたことに気付く

moba(4)

洗い方も一工夫

moba5

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ファインスピリッツキーワード

05/25
2015

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組織のコンディショニング

・筋肉に弾力がある。
・姿勢が美しい。
・正常な体温。
・肌(皮膚)がきれい。

これらは、コンディショニングトレーナーの
有吉与志恵(ありよし・よしえ)氏が提唱する
「有吉与志恵メソッド」の中にある
「コンディショニング10か条」の一部。

“やわらかい(弾力のある)筋肉”こそ、
最高のパフォーマンスに必要だという有吉与志恵氏は、
多くの著名なアスリートたちに
身体のコンディショニング(調節)指導を行い、
書籍やメディアにも多く登場している。

先日、そんな有吉氏とお会いし、
お話を聞く機会があった。

実際にその場で裸足になってまっすぐ立ってみると、
小指が内側に向いていたり、
左右のバランスが整っていなかったりする。

これを簡単な動作や運動によって
コンディショニングしていくことで、
その後の筋トレやスポーツに万全の体調で臨むことができるのだ。

もしかすると、このことはビジネスにも
同じことが言えるのかもしれない。

仕事に追われがちな日々の中では、
ついつい目の前の仕事を優先して行いがちだ。

しかし、仕事で最高のパフォーマンスを発揮するためには、
会社の組織自体がいいバランスであることが
条件なのかもしれないのだ。

そこで、会社における
“コンディショニング”とは何か。

ここで思い浮かんだのが、
私の会社で週一で行っている「朝会議」や、
月一で行っている「MB(Make Better)セミナー」、
年2回行っている「V&T(Vision & Tomorrow)プレゼンテーション」
などのミーティングやセミナー(他にもあるかも!?)。

ここでは、それぞれ自分以外の仕事内容や問題点を
発信・共有し、会社の価値観やベクトルの確認などを通して
組織全体の意識を同じ方向へ向かせることを目的としている。

このように、自分の目の前の課題だけでなく、
これらの情報交換や意見を発信する場としての
ミーティングやセミナーを定期的に繰り返し行う。

そうすることで、スタッフそれぞれに能動性が出てきて、
組織としてのバランスも整えられ、活性化につながる。
これこそが、組織にとってのコンディショニングとなるのだ。

つまり、ビジネスにおいて、
ただ目の前の仕事をこなすことだけに時間を使うのではない。
“身体”ともいえる組織全体の意識をケアすることで、
その後の結果にも大きく影響するということなのだ。

時代が移り変わるのと同時に、
ビジネスのやり方も多種多様に変化している今日。

それらに対応していくためには、
組織のコンディショニングが行われていないと、
いざというときに対応できない。

やはり、身体だけでなくビジネスにも
コンディショニングは大切ということだ。

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定期的なコンディショニングが大切!

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組織にも“調節”を!

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選ばれるビジネス

05/25
2015

biji (1)

伊藤信幸社長の“発酵するビジネス”

ここに、未来の自分の映像が見られる道具
“未来Pad”があるとしよう。
(しばらくは実現しないだろうけど…。)

もしも株式会社ホットマンの社長である伊藤信幸氏が、
35年前に“未来Pad”を見たとしたら…。
現在のホットマンの様子に、
それはそれは驚くことだろう!

いまやホットマンはジャスダックに上場し、
メガフランチャイジーとして110店舗以上、
従業員も1,000人を超えている。

35年前のホットマンは、仙台で数店舗を展開する、
若者に人気のカー用品店だった。

それも、車高を落としたクルマづくり、
大きな音の出るマフラーの販売、
小さなハンドルにワイドタイヤなど…
改造を手助けするようなカー用品販売会社だったのだ。

そんな中、イエローハットの創業者の鍵山秀三郎氏から
フランチャイジーの誘いを受けたという伊藤氏。

当時の若者向けのカー用品事業が
警察の指導を受けたこともあり、
品揃えや社員教育の改善を行い
メジャーブランド化の道を選んだ。

この出来事をきっかけに、
鍵山相談役から徹底した掃除や
人への思いやりの心を学んだという。

その姿勢が現在のビジネスに生かされているのかもしれない。
車のオイルやタイヤの交換は時間がかかる。
しかしホットマンはお客様の待ち時間の有効活用を考え、
100円ショップやツタヤと契約した。
お客様の立場で考え、
ワンストップで様々なことが出来るよう展開しているのだ!

35年前の伊藤氏は、
まさかここまで大きな会社になるとは
予想していなかっただろう。

前述したように、
現在のホットマンはメガフランチャイジーとして全国展開し、
1,000人以上の従業員を抱えているのだ。

数年先を見据えて決断し、
その目標に向けて行動を集約することを
繰り返してきた結果だ!

その意識が見事に反映されているのが
ジャスダック上場だろうか。
伊藤氏は2011年の東日本大震災をきっかけに上場を決意し、
その計画通りに2014年に上場を果たした。

私は伊藤社長のビジネス展開を
“発酵していくビジネス”と名付けた。
少しずつ要素を取り入れ発酵して、
次なる姿に変化していくということだ。

ブランド展開や人間関係、
鍵山相談役から学んだ掃除などを取り込み、
社員教育やビジネスに活かしていく。

そしてさらに、
そのビジネスが新たな交流の中で発酵、
熟成していくということ。

先を見据えた決断、行動、それらによる次なる発酵へ…。
このような“発酵していくビジネス”こそが、
時代と共に進化し続けられる理由となるのではないだろうか?
それが、中島流の結論だ!

──────────────────────
伊藤社長のお話しを『BUSINESS LAB.』で!
5/31&6/7放送♪お聴き逃しなく!
InterFM『BUSINESS LAB.』
東京76.1MHz・横浜76.5MHz
毎週日曜 朝6時から好評放送中!
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『BUSINESS LAB.』でご一緒に

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どんな未来が見えるのか

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はなまるア・ラ・カルト

05/25
2015

ara (2)

中小企業の流儀“Small Giants”

「これからの時代は、中小企業の頑張りにかかっている」。

これまでも何度かそんなことを語ってきたわけだが、
以前にこのビジ達でご紹介した
『Small Giants』という本にも、
同じようなメッセージが込められている。

あの世界経済NO.1のアメリカでさえ、
“Small Giants”(小さな巨人)な企業の活躍が
あってこそ支えられているというのだ。
中小企業の割合が9割を占める日本であれば、なおさらだろう。

にもかかわらず、書店に並ぶ多くのビジネス本は
大企業の成功事例をまとめたものばかり。
いやいや、そんなものをただ真似るだけではダメなのだ。
絶対に“Small Giants”にはなれない。

なぜなら中小企業には、
中小企業にしかできない生き方や考え方があるわけで、
根本的に大企業と違うからだ。

そんな中小企業の流儀を貫く会社として、
まずパっと頭に思い浮かぶのは
やはり群馬県の中里スプリング製作所。

従業員は28名以下という町工場としての規模を維持することで、
ものづくりのクオリティに徹底的にこだわっている。
しかも、イヤな取引先とは仕事をしないことを断言し、
売り上げという数字を追い求める大企業には
絶対に真似のできない独自のビジネスを展開している。
規模が小さいからこそ、従業員と家族のような関係で
結ばれた経営が実践できているわけだ。

そうそう、家族のような関係…といえば、
千葉県にある大里綜合管理も忘れてはいけない。
こちらは会社を開放して従業員の子どもを含めた
学童保育をボランティアで行ったり、
イベントの開催やレストラン展開をしたりと、
地域貢献を第一に考えた家族主体の経営に徹している。

どちらの企業も時代におもねることなく、
自分たちの企業の存在理由をしっかりと見定めている。
いやあ、その徹底ぶりは本当にすごい。
だから、売り上げなどの数字や企業規模の大きさに
とらわれないビジネスを実践できるのだ。

これこそが大企業にはできない、
中小企業ならではの利点を活かした道。
そんな中小企業の流儀を大切にすることが
見せかけの大きさではない、
“Small Giants”になるための条件なのだろう。

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中里スプリング製造所 社長

ara (2)

Small Giantsな企業になる秘訣とは!?

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独自のビジネス展開を象徴した社屋

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小さいから見える・伝わる独自の考え方

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熟ジュクア・ラ・カルト

05/25
2015

juku1

体験した「便利」は「常識」に変わる

ボタンを押せば、温水シャワーで
お尻をきれいにしてくれるトイレのウォシュレット。
確かに便利で、クセになるシロモノだ。

少し前のビジ達で、
最近のトイレの便利さに
黄色信号を発する話をしたばかりだが…。

この「便利」について感じることといえば、
世の中のスピードアップ化。

昔は毎回切符を購入して
乗っていた電車やバスも、
いまではSuicaやPASMOが大活躍。

この乗車カードさえあれば、
どこにしまったのかわからなくなりがちな、
小さな切符を改札前で探す必要はないのだ
(そして多くの小銭も必要ない!)。

さらに電車はさまざまなラインが開通し、
乗り換え時間もずいぶんラクになった。

そして近年なにかと話題にあがるのは、
高速のインターネット回線が整備され、
何を調べるにもサッと使えるスマートフォン。

いや~本当に便利な世の中になっている!
これだけ便利&時短が可能になると、
無駄なく効率よく過ごすことができるよねぇ。

また生活の場面だけではない。
私たちの仕事である編集やデザインも、
使われる時間を昔と比較すれば雲泥の差
(すぐにデータで確認できる上、
メールでやりとりすることも増えたため)。

いまも尚、続いている技術革新は、
さまざまな場面の時間短縮に大きく貢献しているのだ。

しかし、時短された時間は
一体何に使われているのだろう?

一度体験してしまった「便利」は、
あって当たり前だという
「常識」に変化してしまう。

「便利でよかったねぇ」
なんてことだけでは終わらない!

知らぬ間に後戻りできない
自分になっているのだから、
なかなか怖いものだ…。

便利さによって空いた時間の使われ方は、
ビジネスにおいては次なる仕事にまわることが多い。

そして、新たに仕事をしたことで伸びた売上げは、
さらなる便利な技術や設備を導入するために使われていく。

お金の行き先が変化してきただけで、
働いている日常の時間も、
プライベートで短縮した時間も、
結果として何かに費やされているのだ。

私が気がかりなのは、
空いた時間が何に代わっているかではない。

時間を有効にできる手段が多くなっているのに、
私たちの“幸せ”には
直接つながっていないという点だ。

体験した便利は、
いつの間にか常識に変わる。

便利の中にどっぷり浸かっていては、
そこからなかなか抜け出せない。

だからこそ、
自分をうまくコントロールしなければ!

いくら手間のかかる時間が
便利さによって短縮されようとも、
時間を有効に使う意識がなければ、
結局は無駄な時間になってしまう。

これからも世の中のスピードアップ化は
どんどん加速して、便利になっていくだろう。

こういった点を理解した上で生きていかなければ、
我々は大きな落とし穴に落ちてしまうのかも…?

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これが登場してから、切符を購入する機会も減ったねぇ

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電車の乗り換えだって一瞬で調べられる!

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日常のさらなる便利さを促進したスマートフォン

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