08/29
2016
吸い殻の先のシンクロ
ついに350本の記録が!
さて、これは何の本数のことでしょう!?
イチローが1年間で打つヒット…
なんて考えた人は、あまり野球に
興味がない人だろう。
(イチローのシーズン最多安打数は
メジャー記録で262本ということ…)
実は、これまでは250本くらいが多い日だったのだ。
(あ~イチローに近い…)
とにかく、毎朝これを拾う本数を数え出してから、
楽しくなり、ついついたくさん拾うようになったのだ。
そう!毎朝の街頭清掃で拾う、
タバコの吸い殻の本数なのだ。
通常でも150~200本くらいを拾っていたわけだが、
本数を数え出してからは、ちょっとくらい
先にあったとしても、拾いに行ってしまう。
すると、その隣に隠れていた吸い殻がボロボロと…
なんてことは度々。
いや、吸い殻だけでなく、空き缶やペットボトルにも
遭遇できるのだ。だから燃えるゴミ用のレジ袋も、
缶やペットボトル用のレジ袋も、
どちらもほとんど満杯状態。
実は、それまでも、吸い殻は私にとっては
“敵”であり、しっかり意識して拾ってはいたのだが、
拾うときの顔つきはたぶん“厳しい顔”だったはず。
ところが、本数を数え出してからは、
トングで挟みながら、たぶん目尻を垂らしている
ような気がするのだ。
(その顔は人に見せられない顔だろうが…)
鍵山相談役が、清掃活動もいろいろな工夫が
大切と教えてくれていたが、まさか数えるだけで、
こんなにその意欲が違ってくるとは…。
この地の清掃活動を始めてから、
10年経ってやっとの気づきだった。
いやいや、数えることの重要性だけ言いたいわけではなく、
先程触れた1本の吸い殻を拾いに行って出会える
多くの吸い殻や他のゴミとの遭遇についてなのだ。
このビジ達でも、何度か触れて来たことなのだが、
それ程期待できない小さなことでも、
チャレンジすることによって生まれる大きなチャンスであり、
出会いについて…
すなわちシンクロニシティ(synchronicity 意味ある偶然)
のこと。
この“シンクロ現象”については、
日々のビジネスにおいても度々、
体験していることなのだ。
それほど期待できないセミナーがあったとしよう。
あまり気が向かなかったが出向いたことによって、
そのセミナーでかけがえのない情報と出会えたり、
参加していた人と意味ある出会いが…ということは
よくあること。
“意味ある偶然”はあちこちに仕組まれているということ。
だから一見、小さな事であり、
利益につながらなそうな事でも、
チャレンジすることにより、“大事”であり、
大きな利益につながることも多いということだ。
この現象のことを
中島流で“吸い殻の先のシンクロ”と呼ぶことにした。
“吸い殻の先のシンクロ”は、けっこう多いからねぇ~。
とはいえ、まずは、吸い殻を楽しく拾える
“本数を数える”工夫からした方がいいかもしれない!?