03/06
2017
Memuroワインヴァレー構想は “万華鏡プロジェクト”
「アイデアは新しい組み合わせ、まさに万華鏡のようなもの」。
こんな風に例えている本を読んだ。
たくさんの形・色のガラス片が底に入った筒を
プリズムを通して眺めると、
あらゆる種類の美しい幾何学模様を描き出す。
筒を回すだけで、次々と新しいデザインパターンが生まれる
万華鏡のことは、もちろんみなさんもご存じだろう。
さて、その本ではさまざまな情報の欠片を組み合わせて
アイデアをつくり出すことを万華鏡に例えていたわけだが、
ここで私はアイデアではなく、私がいま展開している
“Memuroワインヴァレー構想”のことに考えが及んだ。
“Memuroワインヴァレー構想”は、
まちづくり、ワイナリーづくり、
都会の人と十勝地域を結ぶための「&里山生活」や
アグリツーリズムなどの施策、
それら施策を実現するための十勝の農家や地域の人々、
そして専門家の人たちとのつながり…
というように、実にさまざまな要素から成り立っている。
私には、これらすべての人と地域とモノ・コトなど、
さまざまな要素を組み合わせてつくりあげられる姿が
“Memuroワインヴァレー構想”であり、
まるで万華鏡の複雑で美しい
デザインパターンのように思えたんだよねぇ…。
ある大きな目的を持ったとき、まず万華鏡の筒の中へ
それらに関わる知識やノウハウ、人的ネットワークを入れてみる。
そして、戦略や戦術を考えながら回してみるのだ。
(もしかしたら、戦略・戦術もつなぐ
媒介として入れ込むのかもしれない)
すると、いろいろなガラス片が絡み合い、
きれいな万華鏡の世界が広がるはず。
(まあ~きれいであればいいというわけではないだろうが)
思いもよらない展開、模様がつくりあげられるかもしれないのだ。
そして、そんな風にできあがるプロジェクトを、
中島流“万華鏡プロジェクト”と呼ぼうと考えたのだ!
さらに、万華鏡の中のガラス片たちだけではなく、
デザインパターンを構成するプリズムの形・角度といった仕組みは
そのときの情勢や時代背景といえる。
質の高いプロジェクトを展開するには
当然、それら時代背景を考えた仕組みにも着目しなければならない。
さて、私は“Memuroワインヴァレー構想”を
“万華鏡プロジェクト”としたわけだが、
実は私たちのビジネスそれ自体も、
大きな“万華鏡プロジェクト”
のひとつと呼べるのではないだろうか。
私たちのビジネスがどんなデザインパターンを描くのか…。
美しい模様を演出できるビジネスを、
これからも展開していきたいものだ!