これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ファインスピリッツキーワード

05/22
2017

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これぞ“行動学展示”!

空間の中央に設けられた円柱形の水槽。
そこに気まぐれに姿を現すアザラシが
なんとも可愛らしく、来園者の人気を集めている。
これは、垂直方向の泳ぎを得意とする
アザラシの特性を生かした展示である。

この展示方法を行っているのは
北海道にある旭山動物園。
旭山動物園では、動物が本来持つ
走る・飛ぶ・泳ぐ・捕食するなどの
動きを引き出すため、“行動学展示”を行っている。

先日久しぶりに旭山動物園に行ってきたのだが
全く飽きることもなく、ペンギンやオランウータンなど
たくさんの動物たちを観察することができた。

中でも印象的だったのがホッキョクグマ。
ダイナミックな飛び込みや、泳ぎを期待して
展示を見に行ったのだが…
思わず子どもの目を覆ってしまうような
状況に遭遇したのだ。
(…はっきりとは言いにくいので、
写真を参考にしていただきたい)
これも“行動学展示”ならでは(?)のものである。

…とまあこのように、旭山動物園を見て周るなかで
気付いたことがあった。
動物たちのありのままの姿を引き出す
“行動学展示”は、ビジネスにも
反映できるのではないか、ということだ。

たとえば、今働く若い女性の間で人気の
ABCクッキングスタジオ。
忙しい毎日を過ごす女性たちに向けて、
時短や作り置きなどのさまざまなコースを
提供している料理教室だ。

「晩ごはんにもお弁当にも使えるおかず
~冷めてもおいしい肉・魚・野菜のおかずで
お弁当作りも楽ちん~」

「週末90分で作れる!作りおきレシピ7品
~忙しい毎日の料理に役立つ、
作りおきのコツが習えます~」

このタイトルは、まさに現代の女性の動きを
捉えている。忙しい女性たちが、たった90分間で
作り置きレシピが習えるというわけ。

このアプローチフレーズ、つい通いたくなりません!?
これぞまさに“行動学展示”!
といえるようなタイトル。

ターゲットのニーズを熟知した
ABCクッキングスタジオは、
現代の女性たちの主たる動きを
反映したサービスと言えるだろう。

このように、ABCクッキングスタジオのアプローチには
人の心を射るためのヒントがある。

どのサービス業界においても、
ターゲットの背景であり、その行動を汲み取り
それをサービスに展開することで
今後のビジネスが選ばれる理由をつくるはずだ。

これぞまさに、行動学をヒントにした発想なのである。

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“行動展示”ならでは・・・?

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動物たちにとっても心地良い環境

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気持ちよさそうに寝そべっている

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ライオンとトラが交替で展示される

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おやつを取りに行くオランウータンの親子

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モバイルショット

05/15
2017

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お陰さまで、こんな豪華顔ぶれに!

藻谷浩介氏、石坂典子社長の講演があり、
松岡市郎町長、渡邉大作会長による事例紹介。
そして、馬場未織理事長、尾藤光一代表らも
加えたパネルディスカッションに!

「里山と生きる協会」発足記念イベントのことなのだが、
とにかくすばらしい顔ぶれとなった。
(あとは参加さえしてくれれば…)
やっぱり、“里山”には人々を
引き寄せるパワーがあるということだ。

実は、協会発足セレモニーの挨拶にも
すご~~~い人たちが駆けつけてくれる予定なのだ。
(いまはまだ内緒だけど…)

まぁ~これまでは、ビジネスが全面の
イベントが多かったわけだが、
今回のイベントはこのかけがえのない
“日本の里山”をみんなで協力して
その先の世代につないでいこうという目的。

こんな社会性ある目的には、
多くの人たちが耳も貸してくれるし、
賛同もしてくれるってことなのだ。

やっぱり日本にとって“里山”は、
日本なればこその文化や感性を生み出してきた
礎であり、日本が日本であり続けるためには
不可欠な資産。
この“里山”をどう守りその先の世代に
継承していくかが重要なのだ。

今回、パネルディスカッションに参加を決断
してくれたNPO法人南房総リパブリックの
理事長 馬場未織氏。

先日も“ビジ達”で馬場氏の著書を
紹介させていただいたが、
実際のところ馬場氏とは何のつながりもなく、
何か伝手はないかと探していたところ。

そして、あちこちで発信していると…
なぜかつながり紹介してくれることになったのだ。
やっぱり、社会性あっての大胆で潔い決断は、
多くの人を引き寄せるということ。
まさに“引き寄せの法則”が働いたのだ。
(馬場さん今後ともよろしくお願いします)

ここまで顔ぶれが揃ったということは
この発足イベントの内容の充実は
もう約束されたということ。

さて、次は集客なのだが…
果たしてここでは“引き寄せの法則”は働くだろうか??

石坂社長の顔を拝みたいから参加しようかな!?
やっぱり「里山資本主義」で有名な
藻谷さんの話をナマで聴きたいから!?

石坂さん、馬場さんと2人も美人が
揃ったことだし…参加しようかなぁ~。

なんていうのでもOK
参加申し込み、お早めに!!

お申し込みはコチラから!!!

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美人な馬場氏

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mobaチラシ(オモテ)

お申し込みはお早めに!

mobaチラシ(ウラ)

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選ばれる仕事道

05/15
2017

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新宮運送の“風を起こさない運転”

会社がどうにもうまく回らない。
何かいい手立ては…!? と、
悩んでいた中で出会ったのが
鍵山秀三郎氏の『掃除道』。

すぐに全てがよくなるわけでは当然ないが、
その社長はとにかく徹底した掃除を心がけ、
雨の日もガードレール磨きを率先して行ってきた。
今では会社全体に掃除の習慣が行き渡り、
最寄駅2 つのトイレをお借りして
掃除も実践してきたのだという!

これは、「日本を美しくする会」の企業見学会で訪れた
兵庫県の運送会社、新宮運送の木南社長のエピソードだ。

グループ企業の視察の後に
木南社長にお話してもらったわけだが、
そんな掃除道の実践から生まれたのが
運送会社としての存在理由からくる活動。

まず、新宮運送だから掲げる
「無事故・無違反・無トラブル4,000日運動」。
並大抵のことではないこの運動、
なんと16人もの達成者がいて、
しかも、8,000日の記録保持者も2名いるんだとか!

それから、「運転の質」を徹底追求するため
木南社長が掲げた、“風を起こさない運転”
というキーワード。
これは経営理念の中にある
「心のこもった仕事をする会社」
を実践するための行動指針といえる言葉だが、
次のような掃除中の体験から生まれたという。

道路脇にいるとき大きなトラックが走り抜けると、
当然巻き込むような強い風を浴びることになる。
だが、木南社長が道路脇の草刈りをしていたとき通った
とあるトラックは、風を全く感じさせなかったという。
そこから発想したのが、“風を起こさない運転”なのだ。

「無事故・無違反・無トラブル」
は言ってみればハード的要素だが、
“風を起こさない運転”は、「心のこもった会社づくり」
に至るためのプロセスも含めたテーマだ。

ブランディングにつながる日常業務の実践を考えると、
必ずや良いキーワードや理念が
必要になってくると言えるだろう。
そこでの“風を起こさない運転”は
運送会社ならではの質を語るキーワードであり、
新宮運送が見つけた“仕事道”といえるだろう!

木南社長には何度もお会いしていたが、
実際に会社に伺ったのはこれが初めて。
そこでこんなお話が聞けたのだから、
やはり直接出向けば、
そこには必ずや素晴らしい出会いがある。
これも“一期一会”ということだろう。

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エンジンの構造について教わる様子

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車の下に入るという滅多に出来ない経験も!

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帰りを待つ2匹のカエル

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目指せ! 無事故・無違反

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シナジースペシャル

05/15
2017

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シナジーを生む“情熱大力”

日曜の夜といえば「情熱大陸」!
第一線で活躍する人たちを追いかける
お茶の間で人気のドキュメンタリー番組だが…

今回お話したいのは情熱大陸ではなく、
“情熱大力(たいりき)”について。
先日、その情熱を自身の原動力としている方
と話す機会に恵まれた。

その方こそ、海洋冒険家の白石康次郎さん。
24歳からヨットでの単独世界一周に挑戦し、
2度続けて失敗。そのショックは大きかったという。
それでも26歳、3度目の挑戦。
ついに単独無寄港無補給世界一周の最年少記録を樹立し、
それ以来5回の成功を収めている。

さらに白石さんは昨年49歳の時、アジア人で初めて
世界一過酷なヨットレース、
ヴァンデ・グローブへの挑戦を決めた。
この挑戦にはとにかく多くの費用がかかるが、
もちろん白石さんだけでは
その費用を全額用意することは出来ない。

そこで諦めることなく、経営者の方々に
「私のヨットレースを応援してほしい!」
と呼びかけたところ
(なんと!)3億円を超える出資金が集まったのだ。

経営者の方々は、企画書も読まず
白石さんの話だけを聞いて、
夢への情熱に心を動かされて出資をしたということ。

結果的にレースは途中棄権することに
なってしまったのだが…。

思えば私が当時27歳で
クリエイティブの仕事を創業したころ。
実績も実力もなかった私に仕事を
任せてくれるお客様がいた。

それはどうしてか?

「こんな会社をつくりたい」
「こんな仕事をやりたい」、と
「志」を語っていたからではないだろうか。
それを聞いた人が、だったら…と仕事を任せてくれた。
今思えば、そこにあったのは
“未来への情熱”だったのではないだろうかと思う。

知識や情報が蓄積され、
ノウハウや人的ネットワークなどが
出来上がるまでには、膨大な時間を有する。
もちろんあれこれと実績をつくるには、
もっと時間が必要だろう。
しかしそれを待っていたら、
ビジネスは永遠に前に進まないのだ。

私や白石さんの周囲の人たちは、
実績も実力もなかった私たちの
情熱を評価し、その思いにかけてくれた。
つまり情熱は、人を動かすほどの
凄い力を持っているのである。

これこそが“情熱大力”!
情熱には、時間をかけて構築するものを
超える力があるということ。

ときには知識や実績をひけらかしても
人の心を動かすことはできない。
私たちが本当に大切にすべきなのは
志や情熱をもってことに当たれるかどうか!

シナジーを生むのは、まさに“情熱大力”なのである。

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白石さんの相棒「Spirit of yukoh」

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海洋冒険家の白石康次郎さんと

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“未来への情熱”に燃えている!

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モバイルショット

05/01
2017

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里山と共に生きることは、“予定調和”!

「さぁ畑を丹精するぞと思って腕まくりをしていても、
週末に限って大雨で世話ができないときもあるし、
こだわりの野菜でこだわりの料理をつくり、
こだわりの食器で食べたくても、草刈りが忙しくてヒマがなく、
干物とごはんで済ませるときもある。
そんなときにいちいち“わたしの考え通りの生活にならない”と落ち込んでいては、
夕日の美しさが目に入ってこなくなります」
と語るのは、東京の都会の暮らしと南房総市での
里山暮らしの両方を並行して体験している馬場未織氏。

うれしい話だねぇ~。
おっしゃる通り!里山での自然相手の暮らしは、
私たち人間の都合に合わせてくれないが、
そこにはたくさんのめぐみも与えてくれる。
私たちが自然の一部であることを度々教えてくれているのだ。
(毎年のように起こる自然災害も…)

私が「里山と生きる協会」設立に行き着いた理由がここにある。
人はやっぱり、出どころもこの地球の自然の中からだし、
都会に暮らしていたとしても生活のベースの基本は自然の中なのだ。
人が里山で畑を耕す行為も、
田んぼで稲をつくることも“予定調和(?)”ということ。
この里山との関係を継続することが、
日本としての自然の美しさを含めた“めぐみ”を受け続けられる理由となるのだ。

また、馬場氏は南房総市で里山暮らしを体験していると、
いつの間にか“大地と関わりたい”と思い、
生きものとして暮らすライフスタイルは、
生い立ちの中で漠然と欲してきたものではという思いに至るのだと。
そして、一番自分を駆り立てる
気持ちの根底には“この美しい風景を損ないたくない”
という思いからなのでは…というところに至ったという。

これぞ「里山と生きる協会」応援者となるべき人の言葉。
(まだ、連絡してないんだけど…誰かつないでください!)

また、この馬場さんの『週末は田舎暮らし』の中には、
東京から長野に移住したジャーナリストのこんな話も…。

「田舎で自然相手の生活をしていると、
自分以外のものに対してセンサーを働かせて関係をつくりながら過ごすことが多い。
そして何があろうとも自然にはいちゃもんがつけられない。
自分が自然に対して折り合いをつけていくほかない。
そのような自然相手の生活を失ったことが、
都市社会のクレーム体質になっているのではないか」と。
うんうん、理解できる。

てことは、都会の人たちが里山と深いつながりを持つことで、
あのエスカレートするクレーム体質もどうにかなるのかもしれないのだ。
もちろん、時間はかかるんだろうけどねぇ~。
日本人として、この美しい日本で暮らしていくには、
里山を守り、里山と共に暮らして行くことが大切ということなのだ。

そこで、私たちができることから里山を応援しよう!
7月6日の里山と生きる協会発足記念フォーラムに是非、参加を!

mobamain

『週末は田舎暮らし』馬場未織氏著

里山志向の目覚めフォーラム170308-1

7月6日の里山と生きる協会発足記念フォーラムに是非、参加を!

里山志向の目覚めフォーラム_170322-2

αクラブのページからもお申込み可能です

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