01/25
2021
「ここは今から倫理です」というよるドラ!?
「ではまた、倫理の時間に会いましょう」
というフレーズで終わるNHKのよるドラ。
観た人いますよね!?
この1月にスタートしたばかりの
山田裕貴(ゆうき)主演の番組なわけだが…
教室で生徒同士があやしい事を…
そこに出会した主人公の倫理の高柳先生は、
「…別に悪いこととは言いません。
真剣なお付き合いなら結構。
ただ時間と場所が悪い。
ここは今から、倫理です。」
え~NHKも朝ドラでなく、よるドラになると
こんなチャレンジしちゃうんだ。
“みんなで筋肉体操”のときも、たまたま観ていて驚いたが…
この「ここは今から倫理です。」では、
倫理教師が悩める高校生の問題に立ち向かうわけだが、
これまでのドラマの主人公とはちょっと違い、
この倫理教師、残念ながらよくある熱血先生では無いのだ。
原作である雨瀬(あませ)シオリ原作のマンガもいくらか読んでみたが
やっぱりこれまでのドラマの先生像とは違い、かなり変わっている。
(かなり原作に沿った演出をしているようだが…)
日々価値観が揺さぶられ続けるこの世界で、
新時代のあるべき「倫理」を問うということなのだろう。
先にもこのビジ達で触れているが、
マンガを描く側も変わり、読む側も変わり、その原作を選び
ドラマとして仕立て上げる人たちもシフトしたということ。
60代の半ばを過ぎた私にも“倫理”というテーマも驚いたし、
その扱うストーリーも明確に答えの出ない難しい問題ばかり。
だからこそ興味津々なわけだが…
こんな時代だからこその“倫理観”はまさに難しいテーマ。
もしかしたら鍵山相談役に言わせれば、
「徹底した掃除をやり続ければ学べることなのですが…」
と言うかもしれないが。
とにかく、まだ遭遇してない人は是非観て欲しい!
これまでとは違う若者の迷いや悩みが見えてくるような気がするのだ。
以下が番組の中での
主人公高柳先生の“倫理”についてのプロローグだ。
「倫理は学ばなくても将来困る事は無い学問です。
地理や歴史のように生活する上で触れる事は多くないし、
数学のような汎用性も、英語のような実用性もありません。
この授業で得た知識が役に立つ仕事はほぼ無い。
この知識が役に立つ時があるとすれば…
死が近づいた時とか
倫理は主に自分が一人ぼっちの時につかう。
信じられるものがなくなったとき…