これからの選ばれるビジネス!

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ファインスピリッツキーワード

03/22
2022

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今こそ“自他共栄、精力善用”‼︎

ご存知のようにパラリンピック開催中にロシアが
ウクライナを侵攻したために、メディアは戦争のニュースを
伝えながらスポーツニュースを伝えていた。
喫緊(きっきん)に解決せねばならない社会課題がたくさんある矢先の紛争で、
人間の浅はかさには困ったものだ。
(これが人間らしいのかも知れないが・・・)

そんな折、東京ドーム方面に向けランニングしていて
目に飛び込んで来たのは講道館の建物であり、
入り口にある嘉納治五郎先生像。
思わず中に入り、受付のある4階に行くと
掲げられているのが
“自他共栄”のポスター。
実は1階のショップにもこの四字熟語のTシャツが
販売されている。

この“自他共栄”と“精力善用”の成句が、
嘉納治五郎先生が創始した講道館柔道の理念であり
指針として掲げられている言葉。
“自他共栄”とは、相手を敬い感謝することで
信頼し合い助け合う心を育み、自分だけでなく
他の人と共に栄えようということ。
“精力善用”とは、自分の心身の力を最大限に発揮して、
社会や他人のためになる良い方向に用いること。

世界の人々に受け入れられオリンピック種目となり
今や200カ国近い国々が学んでいる柔道。
これだけ多くの国々に受け入れられたのは、
“自他共栄”であり“精力善用”の哲学・価値観が
あってこそなのだ。

今、起きている世界の争い事も、格差社会も、
そして環境問題を含めての社会課題も、
まさに“自他共栄”であり“精力善用”がなされて
いたら起こってはいないのではないか。
あのロシアの大統領も、黒帯を締め青畳の上に
立っていた映像の記憶がある。
柔道のその理念を理解していれば、
アプローチのし方は大きく違っていたはず!?

すでに、昭和の時代の経済優先のイケイケどんどんの時代は終わり、
次なるステージに入っているわけだ。
世界は成熟化が進み、ある程度の生活必需品は行き届いている。
新ステージでのポイントは、
人々の社会生活と自然も含めた地球と経済のバランス。
必要以上のモノを欲しがる時代ではないのだ。
分かりやすく言えば
“今だけ、自分だけ、お金だけ”を止めること。
今こそ“自他共栄と精力善用”の精神が必要なとき。
柔道を通して追求することで、この根本的価値観に行き着くとは
さすが我らが嘉納治五郎先生だ。

私は好きもあって9歳の頃から小学校の校長先生や担任の先生から
柔道を教えてもらった。
柔道で学んだ精神が自分の価値観であり
行動の拠り所となっているのだが・・・。
実は、このコロナ禍体験により「心技体」の
バランスが崩れているような…
ということで、暫くぶりに講道館の青畳の上に立とうかな〜。
どこも痛めないで帰ってこれるかなぁ~。
やっぱり怪我すると相手や周りの人にも迷惑かけるしねぇ~?!

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柔道の父 嘉納治五郎先生

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私も9歳から柔道を学ぶ

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02/28
2022

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Fine Choice, Fine Change, Fine Challengeの実践

ふっふっふ、新たな中島流のキーワード発信だ。
それが、Fine Choice, Fine Change, Fine Challenge.
3つのFineなCHを実践しましょう!という提案。
この3つのCHをまとめて“Fine Transformation”とも
勝手に名付けた。

“Fine Choice”の実践はこのビジ達でも繰り返し発信をし
セミナーや講演会でも話している。
一消費者として、
「孫子の代まで残ってほしいお店から買いましょう。
孫子の代まで残ってほしい会社の商品を買いましょう。
買い物に、“Fineな価値観”を取り入れていきましょう」と。

今回これに“Fine Change”, “Fine Challenge”
を足して3つの“FineなCH”とした。

“Fine Change”とは、自分の生活スタイルを
社会課題の解決に向けたものにすること。
例えば、ペットボトルを購入せず、なるべく水筒を持参するとか、
弁当やおかず入れなどのプラスチックゴミを
出さない生活を心掛けるなど。
会社でもゴミ削減の実践をするし省エネを心掛ける。
そして、取り引き先ともその価値観で連携をとる。

“Fine Challenge”はその上の概念だ。
日々の生活スタイルの中に社会課題解決に向けた
行動・活動を実践する。
私が行っている神楽坂での定期的なゴミ拾いもこれに当たる。
このような具体的な行動を“Fine Challenge”という。
ビジネスにおいては事業活動に
“Fine”な取り組みを取り入れ反映させること。

例えば、ココ・ファーム・ワイナリーでは
障がいを持った人たちが中心となりワインづくりをしている。
ユーグレナは世界の貧困地域の人々へ栄養をいきわたらせるために
ミドリムシを開発し事業展開。
パン・アキモトは備蓄用パンの缶詰を
賞味期限の半年から1年を残して回収し、
世界の飢餓地域へ発送している。
これらの会社は、事業の中に社会課題解決が取り込まれている。
ここまでの取り組みは難しいと思うが、事業に取り入れることが
望まれている。

私がファウンダーのクオーターバックはブランディングを
お手伝いする会社だ。
クオーターバックが“Fine Challenge”をするとしたら
Fineな取り組みをしている企業だけのお手伝いへシフトする戦略。
社会課題と向き合うための
ミッション・ビジョン・バリューの再構築も含め、
Fineな企業のブランディングに貢献できるようにシフトする。
そのようなFineな会社のお手伝いに集約しての事業展開とするのだ。
それが、クオーターバックとしての3つのCHと
取り組んでいることにつながる。
存在理由のある発信をお手伝いすることを企業ドメインと
することで、自らも“Fine”の実践をして行こうということ。

この3つのCHを実践しないと・・・
あなたであり、御社の存在理由はなくなるかも!?

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“Fine Choice”していますか?

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02/21
2022

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“時流”を読み“未流”をつかめ

“時流”は私がよく口にするので皆さんご存知だと思う。
ふっふっふっ~~~
また、新しいキーワードの提案というわけ。
“未だ見ぬ流れ”、“今後来るだろう流れ”を
中島流では、“未流”と呼ぶことにする。
言ってみれば、“未来の時流”という意味だ。

今から5年ほどまえに、“一流を目指すのなら5流を掴め!!”
というテーマで発信していた。
5流とは、“金流”・“物流”・“人流”・“情流”
プラス“時流”の5流のこと。
この5流をつかむことで、
自分達のビジネスのベクトルが見えてくるという発想。

例えば、
金流 
→ お金ではなく、電子通貨決済に。
  円でもドルでもない決済になる可能性も
物流
→ アマゾンや何らかのオンラインでビジネスが成立しても、
   物流は何らかのカタチで展開される
人流
→ コロナ禍で、人流が滞ったことにより、
  経済と人流の関係が明確になった
情報
→ 情報の流れ、SNSでの拡散、若い人たちの
  情報のチャネルの変化は私たちのビジネスに大きく影響

時流は皆さんご存知だろう。

今回は、この5流にプラスして“未流”を
しっかりつかまなければいけないですよ!というお話。
“未流”をつかめば、自分たちのビジネスのベクトルを
しっかり見据えて再構築できるわけである。
ということで、10年~30年先の長い年月で考え、
まだ来ていない時代の流れを掴もうということ。

では、どう“未流”を掴むかの
ヒントは?というと・・・、
中島流では、やはり前回のビジ達でも発信したが、
Z世代が鍵となってくる。
時代はZ世代がイニシアティブをとろうとしている。
ということは、Z世代が5年後どうなるのか?
を考えたらわかりやすい。
Z世代の中でトップの年齢は現在26歳。
5年後には31歳になる。
31歳になれば、消費の中心でありビジネスの中心となってくる。
さらに10年後となると36歳。
すると、働く人口の半分以上がZ世代以下となるはす。
(日本では人口が少ないZ世代ではあるが、世界の人口では多い。)

“未流”をつかむための確かな捉え方は
中心となる世代がどのような価値観で、
どうアクションを起こすかということ。
その世代がその価値観をベースに
ビジネスを展開していくからだ。
それを掴むことがイコール“未流”を掴むことに
つながっていくということ。

ちなみに、Z世代の次はα世代というらしい。
今は小学生のα世代だが、10年後は大学を卒業する頃に。
果たしてα世代の価値観はZ世代とどう違うだろう!?
混沌とする時代だから“未流”をつかみ、これからのビジネス展開を
考えていきましょう!?

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約5年前に発信していた“一流を目指すのなら5流を掴め!!”

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02/07
2022

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『言語化力』と1万冊の読み聞かせによる相乗効果

先日手にした雑誌で
“一万冊の読み聞かせで、我が子を育む”
という見出しの記事が目に飛び込んできた。
その母親は、三男一女を東京大学の理科三類に進学させ、
上の3人はすでに医者として活躍し、
現在、末っ子は医学部に在籍中だという。

母親は・・・、
人は言葉で思考するわけだから、
100の言葉より1000の言葉を使う方が
当然に思考は深くなる。
だから、出来るだけたくさんの言葉を子どもの時に
身につけさせてあげるのがいいと思ったという。

また、ある学習塾で”歌二百、読み聞かせ一万 賢い子”
というポスターを目にし、自分流の解釈をし、実行することに。
“童謡”は言葉が綺麗だし、
“絵本”は人間の心の機微を著していて
子供の感性を育むのにいいと考えた。
そして我が子に、童謡を一万曲聞かせ、
絵本を一万冊読み聞かせてみようと思い立ったという。
そして長男への童謡と絵本の読み聞かせを、
3歳になる誕生日前日までに達成!
(素晴らしい!)

さて、話は変わり、私がこの雑誌を読む少し前に
手にした書籍が『言語化力』(三浦崇宏著)。
2020年に発行されていた本だ。

副題には“言葉にできれば、人生は変わる”と。
『混沌とした時代に、自分を切り拓くための道具は
MBAの取得でもなく、最先端のAIや5Gでもなく、
私たちが普段使っている「言葉」だ』とこの本では
言い切っている。

自分の考えを自分の思う通りに伝えるには、
語彙の豊かさと思考力の高さが求められる。
それが揃っていれば、他者を動かすこともできるし、
人間関係をより良くすることもできる。

そういえば、私の仕事も、企画書はコンセプト(理念となる言葉)を
明確にして、どうビジュアルも伴って表現するかがポイント。
ブランディングにおいては、ミッション・ビジョン・バリューを
言葉にて明確化を図り、多くの人たちの足並みを
どう揃えるかである。

今の時代は、さまざまなコミュニケーション手段を通じ、
自由にいろんな人たちへ発信できる時代だ。
私たちの価値を明確にし、私たちの願いを叶え、
私たちを成長させてくれるのも確かに「言葉」なのだろう。

そういう意味で、小さい時からたくさんの言葉を
知ることは成長につながるわけだ。
改めて、たくさんの言葉を覚え、意味を知り
“言語化力”を身につけることが大切だと思うわけだ。
すでに、少し手遅れぎみだが・・・。

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三浦崇宏著『言語化力』

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01/24
2022

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2022年“ネオ・自己実現”の時代へ

“ネオ”とは、通常“新しい”という意味だが、
他にも「復活」「リニューアルされた」という意味もある。

私の家(神楽坂)の近くに、
“Rojiura Curry SAMURAI.”というお店がある。
このお店は“野菜を食べる”をコンセプトにしたスープカレーのお店。
札幌で小さなお店から始まり、今は全国で20店舗ほどに拡大。
そこで出されるお米は経営者の北海道の実家でつくられている。

“Rojiura”とは路地裏のことで、路地の裏でお店が
あまり集まらない場所にお店がある。
スープカレーのこのお店は、ミレニアル世代、Z世代にも
人気で繁盛店だ。

その理由は・・・、
写真を観てもらうとわかるように“映え”もある。
野菜が13種類も入っていて、追加もできれば、
嫌いな野菜を他の野菜に替えることもできて、
無添加スープで美味しい。
野菜の量が多く、鳥のモモが一本まるごと入っていて、
それもカリカリに揚げたものか、
スープに浸っているものかの選択も可能。

そして、このお店はアート思考・感性思考が
空間演出などにも活かされている。
壁に野菜の種類が古い感じの木札で掲げられていたり、
テーブルも古い木質の素材でつくられ、いい演出なのだ。
私が注目したいのがこの“時代のセンス”。
食事という時間をどう過ごすかという、
モノではなく、コトを求める人に対して
時代に適合しているということ。

さてここで中島流のこれからの“自己実現”の話へ。
私たち昭和の時代に活躍した人は、
マズローの欲求の5段階説での
3段階の“社会的欲求”、4段階の“承認欲求”の
延長としての5段階目の“自己実現欲求”だった。
すなわち、より便利で、より美しく、より高価で、
そしてより新しいものを求めての“自己実現”。

ミレニアル世代、Z世代の彼らは、
社会生活に必要なものがほとんど出揃った
成熟化した時代に育った者の“自己実現”となる。
その“空間”に、その“シーン”に、その“映え”に、
その“美味しさ”に、その“トキ”に自己実現を求める。
これまで昭和世代の自己実現とは違う。
その新しい価値観の自己実現を私は
“ネオ・自己実現”と名付けてみた。

“ネオ・自己実現”欲求の中では、
“アート思考、感性思考”が求められ、
古いもの(シブいもの)と新しいものが混在する
新しい価値観、“ネオ・アート思考“、”ネオ・感性思考”となる。

スープカレーのお店で食事をすることに準えると、
どんな空間で誰とどんな時間を過ごすのか、
どんな美味しさを楽しむのか・・・。
それらを象徴する“ネオ・自己実現”の場が
“Rojiura Curry SAMURAI.”にあったということ。

2022年は、すでに“ネオ・自己実現”の時代に入った。
ビジネスの世界では、お店のありかた、モノの売り方も
“ネオ・自己実現”に向けてどんな提案ができるかにかかっている!

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これまでの自己実現との違いは…

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