これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

はなまるア・ラ・カルト

04/28
2025

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集中力を高める時間術。 改めて“ポモドーロ・テクニック”に注目!

「忙しい人には時間がある。暇な人には時間がない―」
あるテレビのゲストを招いて紹介する番組で、
あの鶴瓶師匠から教えてもらったと…
うんうん、どこかで聞いたことある言葉。

忙しい人ほど時間管理能力が高く、
効率的に時間を使いこなせるという意味。
一方、暇な人は時間を浪費しがちで、
結局時間がない状態に陥る可能性が高いという。

このすべてが加速する令和時代のビジネスにおいては、
時間管理の巧拙が、日々の生産性を左右する。
限られた時間をいかに有効活用するかが成功の鍵。

企業の管理職が実践するのは、
優先順位の高いタスクを毎朝一番にこなすこと。
これにより、重大な仕事を後回しにすることなく、
一日の充実度を高めているという。

私の時間管理の基本も“前倒し”。
一日の中でも、最重要作業は先に設定し、早めに取り掛かる。
この毎週の“ビジ達”も、余裕を持って準備するようにしている。
思いもせず多くのイベントやセミナーが立て込み、
資料づくりやコラムに
時間を割くことができないときがあるからだ…

アポイントも3つの選択肢があれば、
より近い日程を前倒し設定している。
つまり、ビジネスの重要な瞬間において、
“チャンスを逃さない”ためでもあるのだ。


【注目したい“ポモドーロ・テクニック”】

そこで“ポモドーロ・テクニック”と名づけられた時間管理術。
これは集中する時間と休憩時間を交互に設けることで、
持続可能な作業リズムを生み出す時間管理のこと。

起業家であり作家のフランチェスコ・シリロ氏が提唱した
“ポモドーロ”(イタリア語)、すなわち“トマトテクニック”。
シリロ氏がトマト型のキッチンタイマーを
用いていたことに由来しているという。

その手法は…
タイマーを25分にセットしたら作業を開始し、
タイマーが鳴ったら3~5分の休憩を挟む。
そして、4~5サイクルごとに、
15~30分の長い休憩を取るというもの。

これにより、曖昧なタスクとルーティンワークの
両立に苦しむ状況から脱却できることに。
具体的には、曖昧なタスクが気にかかり進まなくなると、

精神的ストレスを引き起こし、
さらに生産性を下げるという悪循環に陥りがち。
“ポモドーロ・テクニック”は、これを細分化し、
“今から25分間はこれだけに集中する”とタスクを絞ることで、
余計な心配を払拭し、ストレスが軽減されるという。

これにより心の負担が減り、
生産性が向上するという好循環が生まれるのだ。

無理をせずに集中力を長く持続させることで、
仕事と健康のバランスを保ちつつ
高い成果を挙げられるこの手法は、
シンプルだからこそ実践しやすく、効果も得やすいという。

↓ ↓ ↓

さまざまなアプリやChatGPTを活用することで
その作業効率は上がってはいるが、
その分の任される仕事が増えてもいるはず。
“忙しい人には時間がある”という言葉が示すように、
効果的な時間管理は、ビジネスにおける成功には不可欠。

ビジネス環境は常に変化しており、求められる成果も多様。
各自が自身の時間を尊重し、有効に活用することが、
長期的な成長と成功につながるということ。

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持続可能な作業リズムを生み出す

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Z世代のよもやま話

04/28
2025

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「見て学ぶ」は世界共通!

先日、旅行で長野県へ行ってきました。
小さい頃から千葉県に住んでいた私はよく
栃木、群馬、山梨などを旅行していたため
今回は“長野県へ行ってみよう!”と思い
良い宿が見つかったので即予約。

周辺の観光地を調べようとGoogleマップで宿を見てみると…
ほぼ岐阜?!
長野県ってこんなに大きいんだと驚いた次第。
と、ここまでは余談で…

長野県は日本らしい景色が楽しめることもあり
この宿では海外からのお客さんが半分くらいだという。
東京、京都、大阪などがある中で
よく長野県のこの場所を見つけるなぁと感心していました。

そこで、やっと宿にたどり着き大浴場に行った時の話。
サウナが好きな私は…
サウナ→水風呂→外気浴という流れをループしていました。

もうラストの外気浴かな…というタイミングで
私が座っている外気浴チェアの隣に、外国人観光客の親子が。
(外気浴用チェアは全部で2つ)

2人で1つのチェアに寝転がろうとしていましたが
お母さんが大柄なこともあり、難しそう。
私がチェアを譲ろうとすると、小学生くらいの女の子が
嬉しそうにチェアに駆けてきて座ろうとしたのです。

私は“譲るからちょっと待ってねー”といった感じで
桶でお風呂の水をすくい、それをチェアにかけてから
“どうぞ”という顔をすると、女の子は嬉しそうな顔で座り
お母さんにも“ありがとう!”と感謝され
私はその場を後にしました。


【その行為は、外国人親子に伝わっていた!】

その後、露天風呂などでゆっくりしながら
チェアのあたりをふと見た時に
丁度、先ほどの親子が外気浴を終えようとしていたのです。

長居していたみたいだし
“よかったよかった”と思っていると
そのお母さんが、桶でお風呂の水をすくい
それを2つのチェアにかけてから
洗い場の方に帰っていきました。

私はその行動をとても嬉しく観ていたのです。
おそらく、先ほどまでは知らなかったであろう
チェアに水をかけてから次の人に渡すというマナー。

ルールではないし、マストでもないけれど
“そうした方がみな気持ちよく居られるんだね”
とわかってもらえたようで…なにげに感動!

そして、その時気づいたのが
"先に自分が行動して見せることが大切"ということ。
それは相手が、日本人でも外国人でも同じ。
年齢が離れている人でも、立場の違う人でも。

ビジネスや人間関係の話題でもよく出てくる、
“強制的”と“自発的”の効果の違いを
身をもって感じることができた体験でした。

↓ ↓ ↓

やはり、やってもらって“良かった”と
実感できたことに対しては自分も自発的に行動できるし、
“素敵だな”と思ったことに対しては真似したくなる。

価値観の違い、文化の違い、環境の違いなどから
日常の中で"なんでわかってもらえないんだろう"と思うことは
よくあるけれど、その中の多くは
"指示するよりも先に自分がやってみせる"を心がけると
気持ちよく、段々と解消していくものではないでしょうか?!

インバウンドで日本を訪れてくれる外国人に対しても
文化の違いに驚いてしまうことが時々あるけれど
自分が正しいと思う行いをやってみせていたら
段々とその行動や思いが届き、
平和な場面が増えていくのではないかなと思うのです。

それにしても、あの親子の表情豊かな“ありがとう!”は
素敵だったなぁ〜。

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訪日外国人に思いが伝わる体験

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ファインスピリッツキーワード

04/21
2025

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令和の“ポートフォリオ戦略”における リスク分散とシナジー

投資における“ポートフォリオ”とは、
さまざまな投資の集合体のことをいい、
リスクを軽減し安定的な収益化を目指す“分散投資”のこと。
私も仕事柄、市場動向の把握のために日本株はもちろん
GAFAM含め複数の企業への投資はしているが、
あくまでポートフォリオ展開である。

今回はこの“ポートフォリオ戦略”に注目。
この、全てが加速し変化の激しい時代においては、
私たちのビジネスはもちろん、人生の設計においても
この“ポートフォリオ”の概念が重要になってくる。
ということで今回は、これからのビジネスにおける
“ポートフォリオ戦略”の重要性について発信したい。

令和のビジネス環境は、急速に変化し続けている。
デジタル化やグローバリゼーション、
さらには不確実な経済状況などさまざまな要因が
企業運営に影響を与えている。
このような状況下で、単一のビジネスモデルや収入源に
依存することはリスクが高く、
“ポートフォリオ戦略”の重要性が増している。

そこでポートフォリオ的考え方を採用することで、
企業はリスクを分散しつつ、
持続的な成長を目指すことが可能となるのだ。

【ポートフォリオ戦略のメリットとして】

1◆リスク分散
多様なビジネスユニットや製品ラインを持つことで、
特定の市場やセクターに起因するリスクを軽減できる。
たとえば、コアビジネスが一時的に不況に見舞われても、
他の事業部が安定した収益を生むことで
全体のパフォーマンスを保つことができる。
→コロナパンデミックのとき、多くの企業が身をもって体験!

2◆イノベーションの促進とシナジー
異なる事業を持つ企業は、異なる業界や市場の知識を融合させ、
斬新なアイデアや製品を生み出す傾向にある。
このシナジーが競争優位性を高め、市場での差別化が図れる。

3◆マーケットシェアの拡大
ポートフォリオを多様化させることで、
異なる市場に参入する機会が増えることに。
新しい市場に進出することで、企業は収益の増加を図ると同時に、
ブランド力の強化にもつながる。

4◆人的資源の最適化
複数のビジネスを展開する企業は、
従業員に対して多様なキャリアの機会を提供することができる。
これにより、優秀な人材を引きつけ、保持することが可能に!

“ポートフォリオ戦略”の成功事例として、“Apple”!?
Appleはそのポートフォリオの多様性により、
市場変動にも柔軟に対応している。
iPhone、Mac、iPadといったハードウェア製品に加えて、
Apple MusicやApple TV+などのサービス事業も展開しており、
これらが互いにシナジーを生み出している。
こうした戦略により、Appleは継続的な成長を実現し、
市場シェアを拡大しているのだ。

GAFAMのほとんどが、この“ポートフォリオ戦略”を
意識的に実践していると言っていいだろう。

↓ ↓ ↓

いまや“ポートフォリオ戦略”は、時代の変化に強く
競争力を保持するための重要な戦略。
多様性をもたらし、リスクを軽減し、持続的な成長を支える
このアプローチは、ますます重要視されるはず。
この考え方は、大手に限らず私たち中小企業も同様で、
既存の分野にこだわらないチャレンジが求められている。
変動するビジネス環境において、 
“ポートフォリオ戦略”は成功の鍵となるのは間違いない。

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ポートフォリオ的考え方がポイント

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シナジースペシャル

04/21
2025

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“Consistency is key” 日々のビジネスも“継続は力なり”!

もうフィットネスクラブへは3~4年通っているわけだが、
ある程度ハードなトレーニングを課して1年になる。
週2回であり、年間100回を超すトレーニングである。
(うんうん、しっかり続けられている)
メニュー
1)ランニングマシンで3〜4キロ走る
(平均速度は1キロ5分台/時速10キロ以内)
2)胸筋マシンで2500~3000kg(80〜100回)
3)腹筋&背筋
4)逆立ち
5)腕立て伏せ60〜80回
6)柔軟体操
それまではほとんど週1だったのを2回にして1年間。
→これらの実践プロセスが明確に分かるように
毎回のトレーニング内容を手帳に明記!

【キーワードは“Consistency is key”】

英語で“Consistency is key(一貫性が鍵)”というフレーズがある。
“Consistency is key”はさまざまなシーンで使われるわけだが…
私たちの慣用句で言うと“継続は力なり”ということ。
フィットネスや健康、学習や教育の場でもよく使われるという。
1年間続けられたことで、筋肉の張りも出てきたようだが
何と言っても数値的にも健康バランスがいい。
まさに“Consistency is key”を実感している。

なぜ“一貫性”が大事なのか?
重い物を押すとき、最初の一押しが最も多くの努力を要し、
継続的に押し続けることで勢いを得て
移動がスムーズになるという。
すなわち定期的な努力が勢いを生み出し、
少し難しい目標でも達成可能なものに感じられるというわけだ。

【ビジネスにおける“Consistency is key”】

先にも紹介したが…株式会社クオーターバックとして
→1993年にスタートした経営者の勉強会
“未来戦略研究会”は、“三尺三寸箸会議”を中心に32年目。
→この“週刊ビジネスの達人”は23年目。
→リーダーズセミナーは18年目。
→YouTubeチャンネル“ビジ達7”は6年目
→海外研修ツアーも24年間継続(コロナ禍で頓挫)
どれも真摯に取り組んでいるうちに、時は経っていたわけだが…

Consistency 1 ◆一貫性と信頼の構築
一貫した高品質の商品やサービスを提供することで、
顧客満足度を高め、信頼を積み重ねることとなる。
この信頼の構築は、顧客のロイヤルティを強化し、
長期的な関係構築に寄与する。
安定したブランドイメージの確立にもつながる。

Consistency 2◆チームの方向性と生産性向上
企業内部における一貫したコミュニケーションと方針の維持は、
チームを共通の目標に導く力となる。
明確なビジョンとミッションを持ち続けることで、
従業員が同じ方向に進むことができ、
組織全体の効率化と生産性の向上につながる。

Consistency 3◆持続可能な成長の実現
市場環境が変化しても、一貫した戦略を持つことが重要。
短期的な利益にとらわれず、長期的な視点でビジネスを
運営することで、柔軟に対応しつつ持続可能な成長へとつながる。
目指す未来像を明確にする
“バックキャスティング思考”もその一つ。
一貫性は単なる手法ではなく、その会社の“文化”へと昇華する?!

今回は“Consistency is key”をキーワードとしたが、
もしかしたら私もQB社も、
特に秀でた武器がなかったことが奏功し、
地道に継続するしかなかったのかもしれない。
結果としてこの“Consistency is key”を実践することとなり
信頼の構築、ブランドの強化、業務の効率化に
繋がったのかもしれない。

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あなたの一貫性は?

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選ばれるビジネス

04/14
2025

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“3COINS”の知られざるヒット商品。 いまどきの対応を、柔軟に、かつ迅速に!

先日、東京ドームシティの“3COINS”で、
人気の“吸水アームバンド”を入手して使ってみた。

洗面所で顔を洗うたびにシャツの袖口が濡れていたわけだが、
しっかり吸収してくれて袖口はもちろん、
洗面台も水浸しにならずに済んだのだ。
So good!
(ちなみに、これって女性用?! 今どきは男性も使っているはず…)

洗顔時の袖口や床の濡れを防ぐ機能で注目され、
210万個以上が販売される大ヒット商品になっているという。
今回は、このアームバンドと野球帽(雨のとき用掃除グッズ)、
そしてちょっとオシャレな皿2枚を購入した。

実は、私が通うフィットネスクラブがある
ドームシティにもあり、度々立ち寄っていたのだ。
このところは無印良品でもなく、100円ショップでもなく
“3COINS”を選ぶ若者が多いという。
ということで、改めて人気の理由を探ってみたわけだ…


【“3COINS”の商品企画と店頭までのスピード】

先日の日経MJにもこの辺のことが、紹介されていたわけだが…
“スリーコインズ(3COINS)”は、その名の通り
300円という手頃な価格帯で多彩な雑貨を提供することで、
多くの生活者に支持されている。

運営するパルは、店舗数を全国で350店にまで拡大し、
日経MJ“キラーテナント”でも、アパレル・雑貨部門で
第1位に選ばれるなど、高い評価を受けているという。

“3COINS”の成功の背景には、
商品企画のスピードや消費者ニーズへの的確な対応能力がある。
“3COINS”の強さの一つは、現場が企画した商品を
素早くカタチにして店頭に出せるというスピード感。

この迅速な商品化の背景には、
自由な社風と従業員の裁量の大きさがある。
商品企画担当責任者の下で、ほぼ全ての企画案が
通るようになっていて、実際にこれが数々のヒット商品を生む
原動力となっているという。


【“社内インフルエンサー”の存在と、今どきの戦略】

また、“3COINS”では、生活者の使用シーンやニーズを
“社内インフルエンサー”が紹介することで、
商品の使い勝手の良さを伝える戦略も取られている。
→社内に“インフルエンサー”がいるってことだ!

パルとしては商品広告はほとんどしない代わりに、
SNSで情報発信を展開。
実は店舗スタッフとしても働く
90人に及ぶインフルエンサーが活躍しているのだと。

そして投稿の閲覧数や“いいね”の反応の良し悪しを分析する
スーパーバイザーも存在するという。
→これらの今どきのバックグラウンドがヒットの理由だろう!

そして、シンプル過ぎず色合いやデザインが工夫された商品群は、
消費者に“掘り出し物”に出会う楽しさを提供し、
“今買わなければ次はないかもしれない”といった
購買意欲をも掻き立てている。

“3COINS”としては、更なる店舗展開と共に、
オンライン販売の強化を考えているという。
生活者の購買行動がオンラインへシフトしていることに対応し、
デジタルマーケティングを強化することで、
一層幅広い顧客層に訴求していくことを目指しているのだ。

“3COINS”の商品コンセプトは、
生活者の“日常にちょっとした幸せを提供する”。
そう!“日常のちょっとした幸せ”も
どんどん変わっていくからねぇ~。

今後も消費者のニーズをしっかりと捉え、
その人気はさらに高まっていくことだろう!
“いまどき”の対応を、柔軟に、かつ迅速に!である。

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“3COINS”の吸水アームバンド

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