07/31
2023
大谷選手の“マンダラチャート”から学ぶ、 「いい経営者」のためのマンダラチャート
メジャーリーガーの大谷翔平選手が高校時代に作成したことでも有名な
マンダラチャート。
そのせいもあってか、このところあちこちで目にするようになった
マンダラチャートなわけだが…
マンダラチャートとは仏教の曼荼羅という幾何学デザインとアートを
組み合わせた造語で、目標の達成や問題を解決するために
何をすべきかを明確にするツールとして活用されている。
マンダラチャートを完成させると、目標に対して
自分が行うべき72個の具体的な行動やアイディアが可視化され、
目標を達成しやすくなるという。
本当にこのチャートを創ることが目的達成に結びつくのだろうか?!
【メジャーで活躍の大谷選手は、今もマンダラチャート使って実践している?!】
ということで大谷選手の高校1年(16歳)のときの
マンダラチャートを紹介しよう。
ちなみに大谷選手の高校1年の時のマンダラチャートの中央のテーマは、
「ドラ1、8球団」すなわち“ドラフト1位指名8球団”が
まずの目指す目標だったってこと。
その実現のための8つのファクターは
【1】体づくり、【2】コントロール、【3】キレ、【4】スピード160km/h、【5】変化球、
【6】運、【7】人間性、【8】メンタルとなっていた。
これを見ると、まずはピッチャーとして活躍して指名を受けたいと
思っていたことが分かるわけだが、
【6】の“運”と【7】の“人間性”が入っているところが大谷選手のスゴいところ。
この“運”の実践のために“ゴミ拾い”と“挨拶”が入っている。
これでメジャーの試合中でも、塁に出るたびに相手選手と笑顔でやり取りし、
グランドに落ちているゴミを見つけたら、
すぐに拾ってポケットに入れている姿があるわけだ。
(素晴らしい実践力!)
ということで、大谷選手の運も人間性も進化しているってこと。
そして今の大谷選手の目指す目標…あのマンダラチャートの中央には
「メジャーでの三冠王」と書かれているかもしれない?!
やっぱりマンダラチャートは目標達成には効果があるってことなのだろう。
【中島流“いい経営者”のマンダラチャートづくりへ!】
この“ビジネスの達人”はいい経営者であり、いいビジネスを展開するために
どうしたらいいかを発信するところ。
ということで「いい経営者」をテーマに中島流のマンダラチャートを
創ってみた。
まずは中央に入る“いい経営者”実現のための8つのファクター。
【1】人間力、【2】哲理哲学、【3】ロジカルシンキング、
【4】リーダーシップ、【5】時流の察知、【6】運、
【7】デザイン思考、【8】健康&体力
(うんうん、いい8つの要素だと思う…)
【1】人間力
人間性も含めた“人間力”を磨かないことには、社員も協力会社の人たちも
そのミッションでありビジョンに向けて協力してくれない。
できれば“人たらし”でないと!
【2】哲理哲学
基本的考え方がブレるようではダメ。
やっぱり「鍵山掃除道」から学ぶのも、毎月の“石門心学・実践講座”を
10年以上展開し続けているのも“哲理哲学”のためなのかもしれない。
【3】ロジカルシンキング
やっぱり論理立てて発想し、多くの人たちに分かりやすく
プレゼンができないと、いいリーダーにはなれないのだろう。
この“ビジ達”を20年発信し、YouTube“ビジ達 7 ”を3年以上配信してることが
いいロジカルシンキングの訓練になっている。
【4】リーダーシップ
リーダーはここだというときの“決断力”は重要。
この経営者としての40年間で、どのくらいの大きな決断をして来ただろう?!
残念ながらリーダーとしての私の“育成力”は弱かったかもしれない(反省)。
よくビジ達に登場するThink Global,Act Local.
Think Long-range,Act Tomorrow.は、今の時代には大切なリーダーシップ要素。
【5】時流の察知
この“ビジ達”はご存知のように時流を語ることが多く、いい経営者にとって
“時流の察知”は必須要素と言っていいだろう。
次に何をするかであり、さまざまな決断の元はこの“時流”をどこまで捉え、
どのくらい理解しているか。
常に“不易流行”をどう意識するかということ。
【6】運
大谷選手のマンダラチャートから習った“運”。
やっぱりあいつは“もっている人”と言われるくらいでないとダメ。
もともと私は“自分は運がいい”と思ってやってきましたが…
【7】デザイン思考
このところのセミナーでも、時々“デザイン思考”をテーマに語ることがある。
ひと時代前なら、それほど重要視はされなかったわけだが、
すべてが加速する“令和ビジネス”では、この“デザイン思考”はかなり重要。
経営にも“デザイン思考”的センスが求められる時代になったということ。
【8】健康と体力
とにかく“健康と体力”は経営者には必須要素。
できれば週に2回は“走りと筋トレ”はしたいのだが…
先に紹介した『運動脳』のことを考えると、いい決断のためにも、
ストレスを溜めないためにも、そして老化への対処にも!
さて、あなたもまず目標を掲げ、マンダラチャートを創ってみよう。
まぁ、あんまり大谷選手を意識し過ぎない方がいいと思うが…