これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

ビジネスの達人

シナジースペシャル

11/09
2020

syn1

オホーツクの斜里町で“三平汁交流会”!

今や自治体もオンライン化・デジタル化の促進が決め手だ。
今回、経営者の会のリトリートとして、北海道の北見市と
斜里町を訪問した。
この2つのまちが、新たな“まちのブランディング”として
活性化をテーマにさまざまなチャンレンジをしていた。

北海道、オホーツク地区とは、世界遺産登録をされている
“知床”がある地域。斜里町では“ウトロ”という街で、
町長を交え、美味しい北海道の海産物、農産物に
舌鼓をうちながら交流会を開催。
ちなみに“三平汁”とは、北海道の海の幸、山の幸を
ふんだんに入れた冬の名物料理のこと。
(久々に味わったわけだ)

この北見市も斜里町も東京からのリモートワーク先として
企業誘致をし、結果的にまちの活性化やデジタル化促進を
図っているのだ。
実は今回のリトリートのアテンドをしてくれた
東京の経営者は既に北見市と斜里町と
リモートワーク先として既に連携を取っているという。
特に北見には国立の“北見工業大学”があり、
学生の就職先をも見据え、能動的に、IT企業を中心に
東京からの企業誘致をしているということ。

まちのデジタル化・オンライン化をいち早く促進
することで、リモートワーク先としても選ばれ、
ひいては交流人口の増加にもつながるのだ。
これらはまさに今、地方自治体が取り組む課題ということ。

現在、日本にある市町村の数は1741自治体。
2045年には、日本の人口は、今から2000万人減り
1億人になると言われている。
それに伴い、地方の市町村の人口は2/3近くになっていくという。
その自治体の環境によっては、半分以下にもなるかもしれないとも・・・。
北海道の各市町村にしてみれば、死活問題なわけで、
なるべく今の住民数を減らさずに、交流人口を増やし、
移住者を増加させるための工夫をしていかねばならない。

ここで、中島流“α力学”が活かされる。
(相変わらず、いいネーミングだが・・・)
実は、国内を対象にアピールしても
効果があがらないのだ。
地球規模でグローバルに“まちの良さや特徴”を
発信することにより、結果として世界だけでなく
国内にも注目されるというわけ。
(これがα力学の発想!)
北見市にはカーリングの“ロコソラール”もあり、
豊かな自然があり、人間らしい生活ができ、
世界に発信する材料はたくさんある。

デジタル化・オンライン化で世界の人々へ
その豊かさを発信して、最終的には世界の人々が振り向き、
国内から人が集まる地域へとなっていくのだ。
地球規模で見れば、オホーツクは北の果てでない。
北海道のこの地でもこれだけがんばっているのだから
これからの“まちづくり”はチャレンジしない地域が
活性化することはない!と言っていいだろう。
“これからのまちづくり、まちの活性化のために
どういう取組をするのか“のベクトルが
このオホーツク、北見市と斜里町にあったのだ。

syn1

“三平汁交流会”!

syn2

オホーツクの斜里町で

syn3

新たな“まちのブランディング”

ページTOPへ
シナジースペシャル

10/12
2020

syn1

“SO Good!”のご利益

私は何かいいことがあると手帳に“So Good!”と書き込む。
それもあえて大きな字で・・・。
(ピンクのアンダーラインを引くことも)
この1週間はいつもより多く5個も
“So Good!”と書いていたのだ。
それでは“So Good!”の中身をいくつか紹介しよう。

その1、αクラブの会員増!
それも若い経営者が参加してくれることに・・・。
アップデートコーチングへの問い合わせ経営者が
結果的にαクラブの会員にもなってくれた。
So Good!

その2、ヤマト宅急便間一髪でセーフ!
午前中指定の時間内にマンション1階にゴミ捨に。
すると、ヤマトのユニフォームを着た人が眼に入った。
「もしかして?」と思い声がけをしたところ、
案の定私だったのだ。
不在連絡票をポストに投函したところとのこと。
紙一重、間一髪で荷物を受け取りができたので、
So Good!

その3、急な思いつき登山でも、50分登頂!
コロナ禍でどこにも行けないでいたが
急に思い立ち高尾山へ登山に向かった。
やや重(おも)とういこともあり、
ゆっくり行こうと思っていたが、なんと50分で登頂成功。
過去の最短は45分なので、なかなか早く登れたのだ。
このことも手帳にSo Good!

このように、仕事でうまくいったことや、ラッキーなとき、
ヤマトの宅急便の受け取りやあきらめていた朝顔の花が咲いた
という些細なことでも手帳に“So Good!”
と書くのだ。
すると、手帳を開いて、この言葉を見て思い出すだけで
“高揚感”がわきあがる。

リアルの手書きの手帳だからこそ、開きやすいし
目的以外のページも自ずと目に飛び込んでくる。
手書きの“So Good!”を目にしたら、
その時のよかったことを思い出し、
その時の気持ちを反芻し
また“So Good!”の快さを追体験できるということ。
これはスマホのスケジュールではなかなか味わえないのだ。

数年前に『ツキを呼ぶ魔法の言葉』の
五日市剛(いつかいち つよし)氏を
αクラブセミナーでお呼びしたことがあった。
五日市氏は、何か嫌なコトがあった時に
あえて言葉に出して“ありがとう”と言い、
いいことがあった時は、
“感謝します”と言おう!というお話。
これが“ツキを呼ぶ言葉”だというのだが、
私の場合、“ツキを呼ぶ言葉”は“So Good!”になる。

調べたらこのビジ達でも“So Good!”について
3年ほど前にも発信をしていた。
(いつの間にかまたくり返すわけだ)
ネガティブな言葉よりポジティブな言葉の方が
大きな影響を与えるという“ポリアンナ効果”として、
アメリカの心理学者が証明していると発信していた。

皆さんも自分なりの気持ちが高揚する“幸運の言葉”を決め、
あちこちに展開したら気持ちよく日々を送れますよ!
ということで、ポジティブな
“So Good!”を目にするとそれだけでSo Good!
になるというSo Good!なご利益のお話でした。

syn1

急な思いつき登山でも、50分登頂!

syn2

so good!

ページTOPへ
シナジースペシャル

09/14
2020

syn

“プール冷えてます”は感性思考シナジー

8月31日で“としまえん”が閉園となった。
1926年からの営業で94年目にしての閉園だ。
名残を惜しむ多くの人が最終日に訪れたとニュースになっていた。

私にとっての“としまえん”といえば、1986年の
「プール冷えてます」のポスターが印象深い。
その頃、広告制作会社を創業して間もない私は
このポスターに大きな刺激を受けた。
(正直なところ、こんな仕事をしたいものだと思ったのだ)
このポスターは、文字がやたら目立ち、
浮き輪をつけたペンギンが右側に小さくいるだけ。
デザイナーは大貫卓也氏。
まだ20歳代の時にとしまえんのポスター制作の
担当となり、上司から、
「ポスターを見た人が思わず豊島園に行きたくなるような
ものを創るように」と何度も念押しされたという。

「プール冷えてます」というキャッチコピーも含め
インパクトがあり、上司の思い通りの出来に仕上がっている。
だが、大貫氏は大きな文字と、存在感の薄い
ペンギンのデザインが“ダサイ”と思った。
このポスターを世にだしたら、“ダサイデザイナー”として
レッテルが貼られてしまうのではと。

しかしながら、このポスターは大きな反響を生み、
大貫氏にとってはターニングポイントになる仕事となった。
この広告を機に、“カッコよさ”を捨て、“本来の目的を伝えることを重視”
する“機能する広告創り”を決意したのだ。
実際、このポスターにより、豊島園には多くの人が訪れ、
ブランディングにも貢献したわけだ。

その後大貫氏は、ペプシマンやカップヌードルの
“hungry?”のCMも世に出して話題になった。

その後も毎年の豊島園の広告は注目を浴び続け、
“ウォータースライダーハイドロポリス”
というアトラクションの広告では、
“流しウーメン”というコピーが話題になった。
(ウォータースライダーを滑り降りるビキニの
お姉さんとの兼ね合いが絶妙だったからだが・・・)
豊島園が100年弱も続いたのは、
このような広告によるブランディングがあってこそだったのだろう。

こんなことをとしまえんの閉園で思い出し、
あらためて、“プール冷えてます”は
“感性思考シナジー”であると!思ったのだ。
感性思考で“流れるプール”をつくり、それを感性思考でアピールする。
これが相乗効果につながったということ。
人の感性に作用し刺激を与え、本来の広告の目的である
行動につなげゆくのだ。

今、左脳思考から右脳思考の時代と言われている。
左脳思考では正解がでにくい時代にあって、
右脳思考の方が効果敵に機能するわけだ。
ロジカルで積み重ねて答えが出るのではなく
2,3段思い切って飛び上がるような発想をしないと
思った以上の相乗効果は得られない。
感性思考から生み出された商品と広告が
うまく作用してこそ相乗効果が生まれるというわけ。

さぁ、感性思考を意識しよう!
自分の頭をやわらかくして発想していこう!・・・
ではないか。

syn

プール、冷えてます!

ページTOPへ
シナジースペシャル

09/07
2020

synmain

カジュアル化と“ナイキ エアマックス720”

先日、中野の中野サンプラザ前の交差点で信号待ちをしていると・・・
同じく信号待ちをしていたUber Eatsのブラックボックスを
背負った若者が不躾に、私のスニーカーを指さしながら、
「これっていいですか?」と言うのだ。
驚いて、その兄ちゃんの顔を確認してから、
「ああ、エアーね。うん。履き心地いいよ」と言うと
「そうですよね。やっぱりいいですよね。やっぱり欲しいな~。
ありがとうございます」と言いながら、少しだけ頭を低くして
信号が変わると同時に行ってしまったわけ。

スニーカー好きの若者にとってはちらっと見るだけで
NIKEの“エアマックス720”と分かるってこと。

コロナ禍以降、オフィシャルな場がほとんどなく、
多くの人が日々カジュアルで過ごしている。
今の私は、スラックスではなくMUJIのスキニージーンズに
エアマックスという装いだ。
ちなみに、このスニーカーは今まで私が買った
スニーカーの中では一番高く、
MUJIのスキニーが4着買える値段である。
ただ、私にとってはあくまで仕事でも履けるスニーカー
として購入したも。
(動きやすいし、自転車に乗るにもバッチリ)

あらためて時代が“カジュアル化”に向かっている。
JPモルガンもゴールドマンサックスもついにドレスコードを
緩和すると発表したという。
アメリカ企業の50%以上がカジュアル服での業務となっている。
アメリカでは既に四半世紀前から“カジュアルフライデー”という
企業文化があった。(日本も遅れて真似したが・・・)
ビジネスシーンでのカジュアル化はこのコロナ禍で加速
している。

リモートワークやオンラインミーティングにおいて、
スーツ姿はなじまない。
たとえコロナが終息しても、もう“スーツ時代”には戻らない
のは明らかだ。
スーツ姿のビジネスマンが時代遅れになる日が
やってくるだろう。

働き方改革が進み、ワークスペースが多様化してくると
ドレスコードも変化し、髪型、シャツ、パンツ、ジャケット、靴と
これからの流行は“カジュアル路線”になってゆく。
そこにおいて、ナイキはブランド戦略もうまい。
ビジネスシーンでのスニーカーの利用がこれからは
もっと拡がっていくだろう。

私の装い、すなわち、スキニージーンスにエアマックス。
ジャケットは必要な時だけ着るようにリュックの中に
たたんである。
このようなスタイルが“ニューノーマル”となる時代が
やって来るのだろう。
Uberの兄ちゃんに声かけられたことは
これからのカジュアル時代の到来を象徴する体験
だったということだ。


synmain

NIKEの“エアマックス720”

ページTOPへ
シナジースペシャル

08/24
2020

syn

障がいという個性が輝くスタバ“サイニングストア”

「コーヒーを飲みに来た人も、働いているパートナーも
みんなが自分らしくいられる場所をつくりたい。
ここは、そんな私たちの思いから生まれたお店です。
自分の可能性を信じ、一緒に育んでいきませんか。
Let’s take this journey together.」
この言葉が入り口付近の大きな木目のプレートに書かれていた。
なんかジ~ンとくる。

そして店舗のコンセプトは
“Infinite Possibilities”(無限の可能性)
聴覚に障がいのあるパートナーやお客様にとって
ありのままの自分で居られる場所であり
障がいのある若者にとって夢や未来を
描ける場所。
そしてこの店舗を訪れた誰もが新たな気づきを
得られる場所になればと・・・

ここはスターバックスが展開する聴覚障がい者が運営するお店。
場所は国立。駅を降りると探す間もなく目の前に位置していた。

昨年中目黒にできたリザーブロースタリーは、
毎日行列ができて番号札をとって1時間以上
待たなければ入れないお店。
ここは世界で4番目にできたリザーブロースタリー
の旗艦店。
そして今回の“サイニングストア”も世界で5番目だという。

この“サイニングストア”開店に向けて2018年から
「サイニングアクティビティ」という聴覚障がいのある
パートナーが中心となって実際に店舗運営を
数時間行うプログラムを7回実施し、
その可能性を探ったという。
そしてついに2020年7月にオープンしたのだ。

お客様にも感じてほしいのが“コミュニュケーションの多様性”。
私は今回カプチーノを頼んだのだが、
プレートを指させば、“ドリンク購入”にまつわる
あらゆる情報伝達ができる仕組みとなり、
このプレートがスタッフとお客様をいいカタチでつなぐ
ツールとなっている。

「わたしたちに障がいがあることをわかってください。
でもお客様にはストレスを与えません」
こんな言葉がまるで聞こえてくるようなのだ。

パートナーの人たちは思った以上にイキイキと対応し、
スタッフ同士の手話による
笑顔でのやりとりを垣間見て、本当にいい店作りを
していると感じた。
また店内を彩るアート「おしゃべりな手」も
存在感を示していた。

そんなスタバでカプチーノを飲みながら、
今まで私が発信してきたことは全て健常者に向けての
ものだったと改めて反省した。
多様性の時代にあった企画、さまざまな角度から
障がい者のいることを理解しての発信が
求められる時代だと感じた。

スタバ“サイニングストア”が発信する“多様性”はカッコよく
シナジーのある存在だった。
そして私たちは多様性の中で生きているということ
を実感させてもらった。

syn

スターバックスのサイニングストア

syn2

入り口付近の大きな木目のプレートに染みる言葉が

ページTOPへ

BACKNUMBER

ページTOPへ