これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

11/18
2019

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日本ならではのConnecting the dotsへ!

実はこのところ、まさに東奔西走。
それは例の10日間の未病治療入院をした影響があり、
そのしわ寄せがやってきたのだ。
ということで、ここ10日間に6個のイベントが集中した。a

1,高野山での宿坊体験 
空海が1200年前に開山した高野山。
その歴史を感じた奥の院散策。
2.石門心学開講290年記念講演会
そこでは京都大学のカール・ベッカー教授の講演を聞いた。
3.DDTプロレスリングの国技館イベント
  5時間以上も飽きずに観戦し、まさにエンターテイメントプロレス。
4.北海道十勝で土と太陽のワイン“yukidoke”の試飲会
  いろいろ問題はあるが、できたワインの試飲会を兼ね、
  次なる芽室ワインヴァレー構想への展開を発信。
5.第三回里山と生きるフォーラム開催
  素晴らしい登壇者達だった。
6.石川酒造でのお座敷遊び体験
芸妓さんを呼んでお座敷遊び。
とら と~ら と~ら とら♪を皆で楽しんだ。

この6個のイベントの中に、日本の価値観、日本の伝統文化が
ググッと詰まっていていい体験だった。

少し前に、ステーブ・ジョブズの“Connecting the dots”を
紹介したのだが、これはジョブズ一人の人生における
“Connecting the dots”だ。
自分の趣味・趣向であるとか、良い悪いは別にして
自分が体験し学んだこと、
これらの点を結ぶことが他の人にはできない
自分ならではの展開であり、
イノベーションができると教えてくれた。

そして今、ここで私が語りたいことは、
一人の人生における“Connecting the dots”ではなく、
日本という国における“Connecting the dots”。

空海のdots、石田梅岩のdots、
北海道でのワインも日本の里山も、芸妓さんを
呼んでのお座敷遊びも、DDTプロレスも
全て日本ならではのdotsだ。

このdotsをまさにつないだ時にこそ(Connecting)
日本の次なる展開が見えてくるのではないか。

少し前に、次世代への JAPANESE UP-CYCLE
と称して、付加価値の高いサービスやものづくりを
どうやって展開していくべきかを提案したが・・・、

今だけを見て、相対的に(すなわち「ヨコ」)
UP-CYCLEするのではなく、
日本ならではの伝統文化や価値観を「タテ」の視点でつなぎ、
次なるdotsを打つことが重要だということ。
そうすることで、日本ならではのオリジナリティのあふれる
Connecting the dots、すなわち、
付加価値のあるモノ作りやサービスとなっていくのだ。

この集約された10日間で日本の歴史や文化、価値観を肌身で感じた。
それをふまえてUP-CYCLEをすることが、
その先に、世界に類を見ない日本独自なればこその存在理由が
必ずや見えてくるはずだ!

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DDTプロレスリングの国技館イベント

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高野山での宿坊体験 

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第三回里山と生きるフォーラム

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シナジースペシャル

10/28
2019

synmain

“Connecting the dots”というシナジー

先日のビジ達モバイルでも触れたスティーブ・ジョブズ氏。
有名なスタンフォード大学卒業式のスピーチで、
私が着目したのは、冒頭の
“Connecting the dots” というキーワードだ。

ジョブズ氏は大学に入学したものの、半年で退学した。
ただ、興味のあったカリグラフィの授業をその後も
こっそり出席していたという。
そこで学んだことが活かされ、フォントにこだわり、
たくさんの書体をそろえたマッキントッシュの登場となり、
世界中の多くのクリエィターに支持されることにつながった。

様々な経験は必ずや活きてくる。
「経験知である “点” と “点” がつながり、相乗効果を起こす」と
ジョブズ氏は教えてくれた。
これが、“Connecting the dots” だ。

さて、話は変わり、先日、リーダーズセミナーのメンバーと
石坂産業へ出かけ、プラントの見学と共に石坂社長の話も
聴かせてもらった。
実は石坂社長もカリフォリニア大学バークレー校に
入学したのだが、ジョブズ氏と同様に早々に退学。
そして現地のネイリストの学校に行ったという。
留学前にはインテリアコーディネーターの専門学校に
通っていたとも聞いた。

そこで改めて、石坂産業さんの工場の内外を見てみると、
*工場内壁面の絵柄
*クヌギの里交流プラザ
*くぬぎの森カフェ、パン工房
*里山公園
どれも石坂社長のセンスが活かされていて美しく
まとめあげられているのだ。
これもConnecting the dots。

石坂産業は、1999年テレビ朝日ニュースステーション
の所沢ダイオキシン問題で謂れ無い非難を浴び、
地域の人たちからも「出て行け!」とまで言われた。
そのよう状況下で、石坂典子氏は2002年に30歳で社長就任。

最近放送された、NHKの『逆転人生』でもその頃の
いきさつが放送されていた。
結局この苦難時代の、近隣住民とのトラブルの解決方法、
役所との交渉、それら全てのこと(=“点”)が、
今の石坂産業の敷地であり、事業展開に活きているのだ。

石坂産業も、まさに様々な “点” と “点” をつなげ、
今や、近隣住民にも理解され、役所も協力してくれ、
年商も60億円になろうとしているという。
社長就任時から倍以上の売上げとなったのである。

つまり、“Connecting the dots” とは、
経験知である “点” と “点” を結ぶことにより、
ならではのシナジー(相乗効果)を生みだしてくれるのだ!

“Connecting the dots” は誰にでもできること。
どんな “点” を打つのか、自分だけの強みを活かし,
シナジーを生み出して行こうではないか!


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石坂社長にお話をうかがった!

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リーダーズセミナーの様子

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自然豊かなプラント

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素敵な標語である

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10/07
2019

moba

シェアリングエコノミーは“融合時代の証

最近は次から次に様々な業界において幅広くそして
面白いシェアビジネスが生まれている。
ご存知のように、これを“シェアリングエコノミー”という
わけだが・・・。

場所のシェアーでは、
宿泊予約のエアービーアンドビー。
先日紹介した軒先株式会社も、利用されていない“空き
スペース“を活かすビジネスだ。

モノのシェアーでは、
車のシェアーサービスやメルカリもあてはまるだろう。

時間のシェアーでは、
ウーバーイーツは余った時間を利用して配達しているので
“時間のシェアー“だ。

人のシェアーでは、
“ANYTIMES”も面白い。これは野球のメンバーが8人しか
集まらず1人足りない時の助っ人依頼も含めた、さまざまな
助け合いアプリだ。
また“トラベロコ”は世界1450都市に住む日本人ガイドとの
マッチングサービス。
私が毎年開催している海外ツアーでも、旅行会社の紹介
だけでなく、個人的つながりでガイドを依頼するとその人が
紹介してくれる場所は、現地をよく知っているからこその
地に足が着いた案内となり、より充実したものとなる。

他にも面白いのは美容院のカットモデルのマッチング
サイトや、洋服のシェア “エアークローゼット”。家庭料理を
作りたい人と食べたい人を結びつける”KitchHike(キッチハイク)”
というのもある。

このようにシェアリングエコノミーのサービスは次から
次へと生まれている。その背景としてインターネットによる
プラットフォームが構築され、マッチングサイトが生み
出されることが発展の要因だ。
実は今まで国や業界において縦割り社会で進んできたことが
いろんな無駄が多く存在する理由にもなってきたわけ。
そこにプラットフォーム出現となり、横への融合、すなわち、
横のつながりがスムーズに行われるようになったことが
シェアビジネスの登場の背景だ。

・空いているスペースを有効に使う
・眠っているモノを有効に使う
・人の時間を有効に使う
・活用されていない能力を有効に使う
・活かされていないお金を有効にする

これらが全て融合していく。
すなわちタテの流れしかなかったビジネスが地球規模となり、
(=縦割り)世界中どこででも取引できるビジネスとなり
横へ横へと拡がっている。
(もしかしたらTPPやEUとの経済連携協定もシェアリング
エコノミーとも言えるわけで・・・)。
そして横へ横へと拡がったネットワークがそれぞれ
相乗効果を発揮している。すなわち横へ融合して
いっている。これが“中島流のシェアリングエコノミー”だ。

融合していくことは、“無駄を省く“ことにつながり地球規模
で考えてもよいことである。

さぁ、これから・・・シェアリングエコノミーによって
満遍なく様々な人・時間・モノ・金が有効活用され、
融合されたその先にいったい何が生まれてくるのだろうか?

今、プラットフォームが出来たことにより地球規模での相乗効果
に発展しようとしている。果たして、横の融合が終わったら、
その先に何が生まれてくるのだろうか!?

moba

横の融合の先に何が生まれてくるのだろう

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09/09
2019

syn

「TOAST MASTERS」のシナジー

突然ですがTOAST MASTARS(以下トーストマスターズ)って、ご存知でしょうか?

“トーストマスター”とは、宴席で乾杯の音頭を取る人のこと。
この時、ただ「カンパーイ!」とやるのではなく、
その場にふさわしい短いスピーチをして場を盛り上げ、
同時にその会をより意義あるものにする…というのが、
トーストマスターに求められる役割だ。

さて、実はトーストマスターズは、世界143か国に跨る国際的団体!
その例会を通して、パブリックスピーチ、
話し方、会のリーダーシップを学ぶことを目的に、
非営利で運営されている団体だ。

そこで最も大切にされているのが先生を置かず、
実践的メソッドとして「会員同士が相互に学ぶ」ということなのだ。

友人の紹介で「飯田橋トーストマスターズ」の例会にお邪魔してきた。
例会は、隔週で1時間半から2時間程度、
約20名のメンバーが参加して行われていた。
準備スピーカーは3人ほどで、5分~7分程度のスピーチを
用意し、決められた時間内でスピーチをまとめるわけだが…。

スピーカーそれぞれに論評者がいて、
ほかにタイムキーパー、集計係、文法係、そして
“えーとカウンター”(!)がいて、
みんなでフィードバックするシステムになっているのだ。

“えーとカウンター”は、“えーと”“あのー”など
無意味な言葉をだれが何回発したか報告する役割。
すなわち、この“フィードバック”こそが
トーストマスターズ最大の意義といってもいいのかも。
「〇〇や○○の表現はとても良かったですよ。一つだけ、
××のところは▽▽に直したほうがいいと思います…」

こんな風に、だれもがいいところをおおめに、
具体的にフィードバックするわけだから、
スピーカーは次なるモチベーションも育めることとなる。

また、参加者全員が紙に書いてスピーカーに
フィードバックする展開も用意されていた。

まさに「会員同士が相互に学ぶ」システム
“トーストマスターズ”といえるわけだ。

そこで私たちのビジネスへの応用。
先にご紹介した中島流のマネジメントでご紹介した
「マネジメント&ディベロップメント」。
そのときも強調していたのがマネージャーの“フィードバック”。
まずは、きちっとフィードバックすることの重要性。
そしてどうフィードバックするかである。

これらに対する答えが、このトーストマスターズにはしっかり存在していた。
ぜひ、一度体験してみてほしい。
まずはトーストマスターズを検索。
全国のクラブ情報から最寄りのトーストマスターズを探し、ゲスト参加を希望!

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トーストマスターズにチャレンジしてほしい!

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07/29
2019

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グレタ・トゥーンベリのストライキと“儲けないがいい”

“私の国のようなお金持ちの人たちが
贅沢な生活をするために、
私たちの生活圏は犠牲にされている。
ごく少数の人たちが莫大なお金を稼ぎ続けるために
私たちの文明は犠牲にされている。
いつか私の子どもは、
「まだ時間が残されていた2018年に
なぜ行動を起こさなかったの?」と聞くでしょう“…

これは先週もご紹介したスウェーデンの少女、
グレタ・エルンマン・トゥーンベリの言葉。
「世界温暖化と気候変動の阻止を求める活動家」として知られている。

彼女は2018年8月から9月9日のスウェーデン総選挙まで、
気候変動問題の対策を求めて学校ストライキを実行した。
国内の熱波と森林火災を受けて、
パリ協定を遵守する形で二酸化炭素の削減実行を訴えたのである。
(すごい行動力だ!)

そして総選挙後も毎週金曜日は座り込みを継続し、
同時にyoutubeなどを通じて
世界中の学生にストライキ実行を呼び掛けた。
その熱意は世界に伝播し、122か国270都市で
2万人以上の学生がストライキを行ったのだ。

当時15歳の少女が世界を動かした!ということで、
世界経済フォーラムやEU議会などにも招待され、スピーチを行っている。
2019年のノーベル平和賞にも推薦されたとか!?
いやはや、まさに世界一影響力のある16歳(現在)と言えるだろう。

ところで、実は彼女とナカジマの間には共通点が…。
(それはいったい!?)

彼女の「一部の金持ちが、更に豊かになるために
生産者や環境を犠牲にしてはいけない」という主張は、
拙著『儲けないがいい』で私が書いていることと同じなのだ。

もちろん伝え方は違う。
私は「3人の仕事」という例え話をしている。
とある島に狩りの得意なA、耕作が得意なB、
料理が上手なCという3人の男がいる。

彼らはお互い得意な仕事を活かし、AとBは3人分の食糧を確保し、
Cは3人分を調理し、互いを尊重して暮らしていた。
ところが、ある日Dという特技のない男が現れ、
それぞれの仕事のコーディネーターとなってしまう。

A,B,Cはこれまで通り働いているが、
何もしないDは仕事をぐるぐると回すだけでみるみる金持ちになっていく。
いつのまにか、Dは島の王様となっていた…という話。

近代社会になってからは、一部の生産性のない人たちが、
生産者やその周りの環境から搾取して「儲ける」という
構造が続いているのだ。

私は当時「腹八分目」にかけて「欲八分目」
という言葉をつくってみた。
通称“腹八欲八”と言い…概念図もつくった。
欲も八分にして、環境や健康・経済バランスに
配慮することが世界のバランスであり、地球環境をも保つということになる。
16歳の少女とナカジマの共通点、
それはこの「欲」に対する態度と言えるだろう。

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16歳のグレタさんとナカジマの共通点…!?

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「腹八分目」にかけて「欲八分目」

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環境や健康・経済バランスに配慮することが世界の正しいバランスだ

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