これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

02/03
2020

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「商流革新2.0」へ

ここ最近、自転車にまたがりブラックボックスを
背負っているウーバーイーツの配達員を
よく見かけるようになったと先週のモバイルで発信した。
これは時間をシェアするシェアリングエコノミーだ。

このところ注目されている、“トイサブ“は。
モノのシェアでありサブスクリプションサービスでもある。
子どものおもちゃは成長に応じて変化することに
目をつけたサービス。
すぐに使わなくなり押し入れのダンボールに
しまわれてしまうものだ。
そんなおもちゃが再使用されるしくみだ。

エアクローゼットも女性向け洋服のサブスクだ。
新品へのこだわり、所有のこだわりが少ない働く女性に人気だ。

トヨタのKINTOはメーカー自身がシェアカー
ビジネスをしている。

ネット上のプラットフォームを活用し、
このように次から次へと新しいビジネスが展開されている
わけだが。このサービスの流れに乗り切れなかったトイザラスは
倒産につながり、アメリカを代表する百貨店シアーズも
“商流革新”の流れに乗れずに倒産に追い込まれた。

今回のテーマ “商流革新” は1年以上前に
ビジネスの達人で紹介した。
プラットフォーマーの存在、そして
様々なビジネスアプリの出現により、
金流・物流・人流・情流の4つの商流が大きく変化することで
“商流革新“ と名付けて発信した。

スキルのシェア、モノのシェア、スペースのシェア、
お金のシャア(クラウドファンディング)、オフィスのシェア
とシェアが当たり前の世の中になってきた。
人は新しい便利なサービスを享受することで、
それが当たり前となり、ライフスタイルに根ざした
価値観も次から次へと変化していくことに・・・。
これを先週のモバイルでは『価値観の玉突き現象』と呼んでみた。

さらに、先端技術の進化により、さらなる新しい
サービスがどんどん誕生してくる。
AIのプラットフォーム、5Gもこれから本格的に運用される。

そうすると新しい技術に新しいサービスが付加され、
ライフスタイルに根ざす価値観ももっともっと変化して
ゆくことになるわけだ。

1年ほど前の “第1次商流革新” を発信して以来
既に多くの人たちの価値観が新しい便利なサービスにより
かなりシフトしている。
そして、次なるテクノロジーの進化、開発により
破壊的イノベーションが起き、もっとその先の商流革新
すなわち”第2次商流革新”が起きてくるのだ。

名付けて、“商流革新2.0”へ!
そうなるとこれからもっと早いスピードでもっと大きな変化が
生まれてくるだろう。

この“商流革新2.0”に対して、私達はどう対応して
ビジネスをどうシフトさせていけばいいのか・・・?
そこで“Chance to Challenge!!”
すなわち、“挑めばチャンス”ということ。


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商流革新2.0!

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どう対応すべきなのだろう?

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01/06
2020

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2020年~2030年はボーダレス化時代

先日、落合陽一著の「2030年の世界地図帳」をめくっていたら
“テクノロジーの未来年表”というページがあった。

その年表には、
2020年 東京オリンピック・パラリンピック開催
    公道での無人自動運転移動サービス開始
    5G運用開始
2022年 トラックの隊列走行の商用化
    (けん引されている後ろのトラックは無人)
2023年 iPS細胞による歯の再生医療の臨床応用開始
2024年 人類を火星へ送る「スペースX」計画
    同時通訳可能なAIの登場
2025年 大阪・関西万博
    自動運転による運送業の代替
    ロボット手術の普及
2027年 リニア中央新幹線開業

これらがこの10年の中に現実的に起きてくるのだ!

情報テクノロジーの発展によりこのような大きな変化が生まれるわけ。
そしてGAFAM(グーグル・アマゾン・フェイスブック・
アップル・マイクロソフト)と呼ばれるプラットフォーマー企業や
今後出現するプラットフォーマー企業がビジネスを
よりワールドワイドに展開していくことになる。

もはや生活に欠かすことのできないスマホの出現により、
電話機能は画面上のひとつの
アプリケーションとなり、私達は“携帯端末”として
そのあらゆる機能を利用するようになった。

そして生活も大きく変化している。
例えば、ニュースのチェック、日用品の買い物、
タクシーの配車、レストラン探し、友人・恋人・家族との
コミュニュケーション、ドラマ・映画の視聴も移動中の
スマホで・・・。

情報テクノロジーの進化により、プラットフォーマー企業が
さらに人々にとって使いやすいサービスを展開し続けている。
その結果、“ボーダレス化”が加速していくのだ。

国と国のボーダレス化はかなり前から言われていたが、
業界のボーダレス化も進み、
言葉のボーダレス化。
時間・空間のボーダレス化が起きてくる。

先端技術の発展によりさらに、ボーダレス化が進んでいくのだ。
ボーダレス化により、経営者、生活者にとって何が変わって
くるのか・・・?
当然ライバルは多くなり、また発想を転換することで
今までとは違った分野への進出も可能に・・・。

先日もビジ達で紹介したマイクロドローン撮影。
これも今まで出来なかった撮影、
今までにない視点からの撮影、
さらに一筆書きのような撮影で
集約撮影が実現し、時間の短縮が可能に!
そしてこれからの5G通信により、
動画が様々な場面で、すなわちボーダレスで視聴可能な環境になる。

このボーダレス化の流れは止められない。
2020年からの10年間がこんなにも変化することは間違いない。
これにどう対処するのか、本格的ボーダレス化を
頭に描きながらビジネスを展開し、
日々の情報をチェックしないと
これからのビジネスについていけなくなりますよ~!

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時流に取り残されるかも…!?

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12/16
2019

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リーダーズセミナーの“美意識とシナジー”

先日、リーダーズセミナー2019、最後のカリキュラム“V&Tプレゼンテーション”を開催。

いいフィナーレを迎えることができた。

このセミナーは会社のこれからのリーダーとなる人達への
プログラムである。

2019年3月から12月までのプログラム
3月からの個別カウンセリングで始まり、
1.クォーターバック8階で顔合わせの“シナジーセミナー”
2.スターバックス リザーブロースタリー 訪問(中目黒)
あの美意識あふれる空間を体感し、スタッフにも語ってもらう。
3.横浜の林香寺訪問(上記と同日)
第19代目住職兼精神科医でもある川野泰周氏に
マインドフルネスについて語ってもらい座禅体験も。
4.芝田山部屋訪問
稽古を2時間ほど観て親方の話を聞き、ちゃんこもいただく。
5.DDTプロレスリング道場訪問
目の前でプロレスを観て、高木社長の話も聴く。
6.石坂産業視察 石坂社長の話も聴く。三富今昔村体験。
7.クォーターバックの“V&Tプレゼンテーション”を視聴
8.“里山と生きるフォーラム“への協力と参加
イベントの参加はもちろん、イベント運営に携わる。
9.V&Tプレゼンテーション
経営者の前で各々5分間の持ち時間でプレゼンテーションをした。

いつも以上に増量企画だったのだ。

今回、参加メンバーの業種も多岐にわたる。
エンジニア派遣会社(SIer)、人材派遣会社、
デパートの写真館、整骨院や介護ビジネス会社、
コンサルティング会社、廃棄物処理会社、
プラスチック加工製造会社、ワイン・ウィスキーの
インポーター、ブランディング会社から参加頂いた。
様々な業種が集まったのだ。

集まった人達は皆、仕事も立場も年齢も違う人達。
だからこそシナジーが生まれるのだ。
いろんな業種、いろんな立場、いろんな年齢の人達
が集まり、一緒に学び、共有の体験をして
“ディスカッション”をするからこそ意味がある。

そして、これからの時代は“美意識”が大切と
ビジタツでも発信しているのだが、このリーダーズ
セミナーもかなり“美意識”を意識したプログラムに
なっている。

選ばれた訪問先を視察し、体験し、経営者の話も聴き、
それをベースに皆でディスカッションし、
そしてプレゼンテーション。
このプロセスにより“時流”と“美意識”を学ぶのだ。

これが中島流のリーダーズセミナー“メソッド”。
中小企業はもっと社員に投資をしなければ、
生産性もあがらず、高付加価値化もはかれないわけだ。
すなわち社員の人達にもっと“学ぶ場”を提供
することが肝要だ。
それにより会社の“UP-CYCLE”につながるということ。

シナジーを生み、美意識を学べる“リーダーズセミナー”は、
会社にとっても、リーダーとなるスタッフにとっても
いい場なんだけどねえ~。

 

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“V&Tプレゼンテーション”を開催!

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いいフィナーレを迎えることができた

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11/18
2019

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日本ならではのConnecting the dotsへ!

実はこのところ、まさに東奔西走。
それは例の10日間の未病治療入院をした影響があり、
そのしわ寄せがやってきたのだ。
ということで、ここ10日間に6個のイベントが集中した。a

1,高野山での宿坊体験 
空海が1200年前に開山した高野山。
その歴史を感じた奥の院散策。
2.石門心学開講290年記念講演会
そこでは京都大学のカール・ベッカー教授の講演を聞いた。
3.DDTプロレスリングの国技館イベント
  5時間以上も飽きずに観戦し、まさにエンターテイメントプロレス。
4.北海道十勝で土と太陽のワイン“yukidoke”の試飲会
  いろいろ問題はあるが、できたワインの試飲会を兼ね、
  次なる芽室ワインヴァレー構想への展開を発信。
5.第三回里山と生きるフォーラム開催
  素晴らしい登壇者達だった。
6.石川酒造でのお座敷遊び体験
芸妓さんを呼んでお座敷遊び。
とら と~ら と~ら とら♪を皆で楽しんだ。

この6個のイベントの中に、日本の価値観、日本の伝統文化が
ググッと詰まっていていい体験だった。

少し前に、ステーブ・ジョブズの“Connecting the dots”を
紹介したのだが、これはジョブズ一人の人生における
“Connecting the dots”だ。
自分の趣味・趣向であるとか、良い悪いは別にして
自分が体験し学んだこと、
これらの点を結ぶことが他の人にはできない
自分ならではの展開であり、
イノベーションができると教えてくれた。

そして今、ここで私が語りたいことは、
一人の人生における“Connecting the dots”ではなく、
日本という国における“Connecting the dots”。

空海のdots、石田梅岩のdots、
北海道でのワインも日本の里山も、芸妓さんを
呼んでのお座敷遊びも、DDTプロレスも
全て日本ならではのdotsだ。

このdotsをまさにつないだ時にこそ(Connecting)
日本の次なる展開が見えてくるのではないか。

少し前に、次世代への JAPANESE UP-CYCLE
と称して、付加価値の高いサービスやものづくりを
どうやって展開していくべきかを提案したが・・・、

今だけを見て、相対的に(すなわち「ヨコ」)
UP-CYCLEするのではなく、
日本ならではの伝統文化や価値観を「タテ」の視点でつなぎ、
次なるdotsを打つことが重要だということ。
そうすることで、日本ならではのオリジナリティのあふれる
Connecting the dots、すなわち、
付加価値のあるモノ作りやサービスとなっていくのだ。

この集約された10日間で日本の歴史や文化、価値観を肌身で感じた。
それをふまえてUP-CYCLEをすることが、
その先に、世界に類を見ない日本独自なればこその存在理由が
必ずや見えてくるはずだ!

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DDTプロレスリングの国技館イベント

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高野山での宿坊体験 

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第三回里山と生きるフォーラム

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10/28
2019

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“Connecting the dots”というシナジー

先日のビジ達モバイルでも触れたスティーブ・ジョブズ氏。
有名なスタンフォード大学卒業式のスピーチで、
私が着目したのは、冒頭の
“Connecting the dots” というキーワードだ。

ジョブズ氏は大学に入学したものの、半年で退学した。
ただ、興味のあったカリグラフィの授業をその後も
こっそり出席していたという。
そこで学んだことが活かされ、フォントにこだわり、
たくさんの書体をそろえたマッキントッシュの登場となり、
世界中の多くのクリエィターに支持されることにつながった。

様々な経験は必ずや活きてくる。
「経験知である “点” と “点” がつながり、相乗効果を起こす」と
ジョブズ氏は教えてくれた。
これが、“Connecting the dots” だ。

さて、話は変わり、先日、リーダーズセミナーのメンバーと
石坂産業へ出かけ、プラントの見学と共に石坂社長の話も
聴かせてもらった。
実は石坂社長もカリフォリニア大学バークレー校に
入学したのだが、ジョブズ氏と同様に早々に退学。
そして現地のネイリストの学校に行ったという。
留学前にはインテリアコーディネーターの専門学校に
通っていたとも聞いた。

そこで改めて、石坂産業さんの工場の内外を見てみると、
*工場内壁面の絵柄
*クヌギの里交流プラザ
*くぬぎの森カフェ、パン工房
*里山公園
どれも石坂社長のセンスが活かされていて美しく
まとめあげられているのだ。
これもConnecting the dots。

石坂産業は、1999年テレビ朝日ニュースステーション
の所沢ダイオキシン問題で謂れ無い非難を浴び、
地域の人たちからも「出て行け!」とまで言われた。
そのよう状況下で、石坂典子氏は2002年に30歳で社長就任。

最近放送された、NHKの『逆転人生』でもその頃の
いきさつが放送されていた。
結局この苦難時代の、近隣住民とのトラブルの解決方法、
役所との交渉、それら全てのこと(=“点”)が、
今の石坂産業の敷地であり、事業展開に活きているのだ。

石坂産業も、まさに様々な “点” と “点” をつなげ、
今や、近隣住民にも理解され、役所も協力してくれ、
年商も60億円になろうとしているという。
社長就任時から倍以上の売上げとなったのである。

つまり、“Connecting the dots” とは、
経験知である “点” と “点” を結ぶことにより、
ならではのシナジー(相乗効果)を生みだしてくれるのだ!

“Connecting the dots” は誰にでもできること。
どんな “点” を打つのか、自分だけの強みを活かし,
シナジーを生み出して行こうではないか!


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石坂社長にお話をうかがった!

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リーダーズセミナーの様子

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自然豊かなプラント

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素敵な標語である

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