これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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選ばれるビジネス

11/27
2023

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にわかに登場し始めた“AIタレント”は、業界の今後をどう変えていくのか?!

「今から、始める。
コレステロール、体脂肪に、美味しく飲みやすい。
特保“お〜いお茶 カテキン緑茶”伊藤園」
50歳くらいの白髪が少し混じった女性が、
笑顔で元気に手前に向かって走ってくる。
そして、“現在”というという大きな文字をバックに、
その女性の20代と思えるハツラツとした可愛い女性に変わる。
そして「今から、始める…」とナレーションが入るわけだ。

みなさんはすでにこのCMを観たことはあると思うのだが…
もしかしたら、このところはテレビ番組の録画を、
CM飛ばしで見る人も多いので、意外に出会ってないことも考えられる。
(ということから、CMの効果は下がっているのかもしれないが…)

【ついにテレビCMに、人間らしいAIタレント登場!】
この伊藤園のCM、今注目のAIタレントを起用した事例なのだ。
この“お〜いお茶CM”は、果たしてビジネスの世界に新たな風を
吹き込む存在となるのだろうか。

このCMの趣旨は、今飲む“お〜いお茶”が、
その後の50代の元気をつくり出すのだということ。
だからタレントを使って特殊メイクをするよりも、AIタレントの方が
効果的に演出できるということなのだろう。
どこかで見たような顔のようにも見えるが、誰というわけでもない美人。
そこがこのCMのポイント。

AIタレントの最大の魅力は、その無限の可能性にある。
不祥事やスキャンダルのリスクがなく、
24時間働けることは、ビジネスにおいて非常に魅力的。
また、多言語に対応し、クリエイティブな活動も可能な点は、
企業や広告業界にとって大きな利点となる。

導入コストについては、初期費用こそ必要だが、
その後の維持費はかなり低コスト。
これにより、人件費や健康診断、保険料といった
通常のタレントにかかる多くのコストを削減できることになる。
そして伊藤園のように、これまではその表現が難しく諦めていたことも
可能になるという。

もちろんクリアにしなければならないこともいくつかある。
肖像権や著作権の問題もあるわけで、
進めるときはかなり慎重にならなければならないことは間違いない。

【AIは脅威にもなるが、取り込めば心強い味方になる?!】
経営者仲間に、外国人タレントに特化してCMやテレビ番組、
モデルなどを供給する会社の社長がいるのだが、
かなり脅威に感じているという。
もちろん現状のビジネスを考えると、AIに取って代わられる可能性は
少しずつ高くなるわけだから、それも十分わかる。

ところが広告業界にしてみると、これまでは不可能と諦めていたCM演出が、
このAIの出現によって可能になったのだ。
20代のみずみずしいタレントと、その未来を想像する50代を
自然に演出できるようになったということ。
やっぱり一番の安心は、常に気にかけていた
不祥事やスキャンダルのリスクがなくなることかもしれない?!

とにかく、人間との共存が重要であり、
AIだけでは人間の温かみや感情、倫理観を代替できないわけで、
AIを使いつつも、人間との調和を保ちながら活用することが
求められるということ。

ということで、その外国人タレントに特化した
プロダクション経営者へのアドバイスは、“AIタレントの取り込み”。
すなわち「選りすぐられた外国人タレントも多く揃えていますが、
これからの業界を演出するAIを駆使した“AIタレントづくり”も
当社にぜひご相談ください」となる。

AIは私たちのビジネスの効率化も含め、可能性をより拡げてくれるもの。
「生産性も上げてくれるし、新たな拡がりも演出してくれます。
ぜひ敵に回さず、味方につけましょう!」と言いたい。

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AIタレントを初起用

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シナジースペシャル

11/27
2023

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満票での2回目MVP受賞の大谷翔平選手は、当然、“大きな岩”を先に入れていた!

「エンゼルスの大谷翔平選手が、今シーズン、
最も活躍した選手に贈られるMVP=最優秀選手に選ばれた!」
のニュースが、あちこちから舞込んできた。
みなさんもご存知と思うが、大谷選手は、2021年に続いて
投票した記者30人全員が1位票を入れる満票で受賞が決まり、
大リーグ史上初めて満票で2回目のMVP受賞となったのだ。
(すげ〜、誰もの想像を超える活躍!)

2023年は、春のWBCでの優勝も含め、日本人の誰もが大谷選手から
たくさんの感動をもらったことだろう。
そして朝がたの大谷選手のホームランを知って、
私たちはとにかく気分をよくして、毎日の仕事に向かった。
その回数はなんと44回も。
(1日に複数本打ったときもあったから…)

さて、先週のビジ達で「あなたは砂利から入れる? それとも大きな岩から?
と投げかけ、大きな岩を先に入れない限り、
大きな岩が入る余地は二度となくなると発信した。
すなわち人生においては、“大きな志”を先に壺に入れない限り、
目先の“欲求”や“必要”でいつの間にか壺はいっぱいになってしまう。

大谷選手は、18歳の高校生の時から“大きな志”、
すなわち大リーグで活躍することを掲げていたわけで、
例のマンダラチャートの中央には、“大リーグでのMVP”が入っていたのかも?!
いや、WBCでの優勝も掲げられていたのかもしれない。
やっぱり壺に“大きな志”を先に入れていたからの活躍であり結果ということ。
先に入れていない限り、日々の発想も行動も変わってくるわけだから
この結果には至らないわけだ。

【“7つの習慣”の時間管理のマトリックスも、ビジネスにおける大きな岩の話】

この「大きな岩と小さな岩」の寓話は、
さまざまなことの優先順位の重要性を語っている話であり、
ビジネスにも充分応用ができるわけだ。
そこで先日のあるセミナーでは、『7つの習慣』(スティーブン・コヴィー著)の
“時間管理のマトリックス”と、この寓話を連携した内容としてみた。
するとビジネスにおける“時間管理”の大切さは、
より理解してくれたようなのだ。

多くのみなさんは知っていると思うが、時間管理マトリックスは、
「重要かつ緊急」「重要だが緊急でない」「緊急だが重要でない」
「重要でも緊急でもない」という4つの領域から成り立っている。
重要度と緊急度を軸に、タスクや活動を分類する手法。

第1領域(重要かつ緊急)は即時対応が必要な重要な仕事や緊急事態。
第2領域(重要だが緊急でない)は計画的で持続的な活動や目標設定など。
第3領域(緊急だが重要でない)は他人の緊急要求や一時的な問題など
中心的な目標から外れたタスク。
第4領域(重要でも緊急でもない)は娯楽など非緊急でかつ重要でない活動。

この時間管理のマトリックスを使うことで、重要な仕事を優先し、
計画的な時間の使い方を促進することができるというもの。
もちろん、この“重要だが緊急でない”第2領域がポイント。

これこそがビジネスにおけるミッションやビジョンを
確認するための時間であり、新しいステージに上がるための
シミュレーションであったり、さまざまな戦略づくりであったり…
もしかしたら異業種の経営者たちとの交流や勉強会もこれに含まれる。
すなわち、緊急ではないが優先的にやらなければならないことである。

そう、この時間管理における第2領域こそが、“大きな岩”のあれこれであり、
優先順位を持って壺に入れなければならないことなのだ。
大谷選手もこの第2領域を優先して時間を活かしているに違いない。

それにしても大谷選手は、大志を抱いていたとはいえ
常人にはできないことをどんどんやって退けている。
多くの人は大谷選手のマネをすることはできないだろうが、
応援はできるわけで、これからも応援はぜひして行きたい。

ということで、私が今更大志を抱こうとしても、私の壺はすでにいっぱいで
多分入る隙間はもうないことだろう。
ならば、そんな大志を抱く若者を応援するのが
これからの役割なのかもしれない。

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大きな岩から入れていますか?

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