これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ファインスピリッツキーワード

03/25
2024

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30年継続の“未来戦略研究会”は、 ビジネスの「不易流行」の追求だった!!

会がスタートしたのは、1993年の7月。
ということは、昨年でこの“未来戦略研究会”は、
何と満30年を迎えたということ。
(パチパチパチパチ)

昨年、記念イベントを開催した“日本を美しくする会”と
同じ歩みだったのだ。
(周年の祝いのタイミングを逸してしまった)

常に「すでに起こっている未来」に注目し、
そこから今後のビジネスを予測し発信してきた。
とはいえ、ビジネスにおける“不変の価値観”にも着目し、
さまざまな角度から研究してきたのがこの“未来戦略研究会”であり、
経営者の集まりの「α(アルファ)クラブ」だったのだ。

あの松尾芭蕉が俳句を通じて発信したと言われている
「不易流行」をビジネスに当てはめて展開してきた。
その意味は、伝統を大切にしつつも
時代に応じて新しいものも取り入れていくということ。

中島流に解釈すると…
ビジネスにおける“変えていけない価値観”と
時代の流れに合わせて“変えていかなくてはならないモノやコト”を
常に先取りし追求していくこと。

だから江戸中期の石田梅岩も研究するし、AIの活かし方や
量子コンピュータの可能性についても発信するわけだ。
(あー量子コンピュータについてはまだだった?!)

【“αクラブ”は、ゲスト講師が少し飛び抜けていた!!】
私が未来戦略研究会(αクラブ)を結成したのが1993年だから、
バブル崩壊後、これから求められるビジネスであり経営の在り方を
みんなで研究していこうと“この指止まれ”を展開したのだ。

とはいえ、私もまだ30代で人に発信するほどの知識やノウハウもなく、
人脈もなかったので、弊社(クオーターバック)の事業の広告企画や
情報誌の企画編集で関係した人たちを駆使して、
面白くも為になり“不易流行”を学べるゲスト講師をお迎えした。

先日、第1回のセミナーから参加してくれていた経営者と話をしていて
“面白くも為になる”ゲスト講師の名前が出てきたので紹介すると…

【1】“雀鬼” 桜井章一氏
→20年間無敗伝説を持つ“代打ち雀士”

【2】“半兵衛麩”の11代目玉置半兵衛氏
→「先義後利」の家訓を持ち、335年続く京都のお麩屋さん

【3】イエローハット創業者 鍵山秀三郎氏
→我らが“日本を美しくする会”の相談役

【4】『ツキを呼ぶ魔法の言葉』の五日市 剛氏
→ 口コミで120万部突破の大ベストセラーの著者で工学博士

【5】イタリアン“アル・ケッチァーノ”の奥田政行シェフ
→山形の『食の都庄内』親善大使、ローマ法王にも山形の食材を提供

【6】『課長 島耕作』シリーズの漫画家 弘兼憲史氏
→紫綬褒章受賞の人気漫画家、『黄昏流星群』は今も人気コンテンツ

【7】ソムリエの田崎真也氏
→1995年の世界最優秀ソムリエコンクールで優勝、日本ソムリエ協会会長

【8】「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏
→ 農薬も除草剤も使わずにリンゴの栽培に成功したリンゴ農家

思い出したゲストスピーカーをあげてみたわけだが、
いかがだろうか?!
“面白くも為になる”ゲストスピーカーの意味が伝わっただろうか。

もちろん時流の追求には、当時 船井総研社長の小山政彦氏を筆頭に
副社長だった泉田豊彦氏含めて、さまざまな分野の
経営コンサルタントの方々にもお世話になった。

残念ながらコロナによるパンデミックもあり、集合してのセミナーを
控えるようにしたことで、このところはほとんど開催していない。

機会があれば、この研究会で着目したビジネスの「不易流行」に関わる
先達たちの言葉でありキーワードも紹介したい。

やっぱり“半兵衛麩”11代目から学んだ石田梅岩の「先義後利」は、
自分の日々を見直すいい機会をもらった。
そしてそれをきっかけに、仲間の経営者(プラスソフトの竹花社長)と
スタートした勉強会「石門心学・実践講座」も、すでに12年目となる。

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当時の“αクラブ”講演会の桜井氏

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選ばれる仕事道

03/18
2024

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ミレニアル世代の首長として、 石丸伸二市長の未来ビジョンに期待!!

先日、私が番組キャスターとしてお手伝いしている
東京NBCのBeyond Business Channelで、
あの注目の安芸高田市の石丸市長にオンラインではあるが
インタビューする機会があったのだ。
もちろん東京NBCのYouTubeチャンネルで発信するためのもの。
YouTubeにアップして1週間ほどすると、視聴回数はなんと6万を超し、
今は7.8万回の視聴となっている。
(さすが、インフルエンサーはスゴーい!)
石丸市長はある意味人気のインフルエンサーでもあるということ。
YouTubeを観てみると、元大阪知事の橋下徹氏や
古舘伊知郎チャンネルにも登場していた。
私も石丸市長の情報を集めてからこのインタビューに臨んだわけだ。
以下がその URL
https://www.youtube.com/watch?v=gt3l3LCdE8M&t=40s

【首長と議会との対立が、SNSで大きな話題に!】

大手銀行出身の石丸伸二市長(41)は、
歯に衣着せぬ発言で議会と激しい攻防を繰り広げ、
X(旧ツイッター)や市のユーチューブ番組で積極的に発信している。
市長は市議会に対し「感情だけで政策に反対しており、
議会の体をなしていない」と批判もするが、
二元代表制での対立は“本来の姿”だとも強調する。

SNSを活用する狙いについて石丸市長は…
「一つは投稿を通じた政治の見える化。
もう一つは、安芸高田市の生き残り戦略だ。
市の人口はここ10年で約5千人減り、約2万7千人。
このままでは20年後に市の機能が維持できなくなる。
しかし、市に移住する人を増やすのは難しい。
関係人口を増やすしかなく、そのためには知名度を上げる必要があった」
という。

そして広島県安芸高田市は、動画投稿サイトYouTubeで、
市公式チャンネルの登録者数が全国の自治体で最多となったという。
市によると、これまでは神戸市の19万人が最多。
安芸高田市の登録者はこれを上回り20万人を超えたのだ。

【石丸伸二市長、NBCの地域課題解決大会議に参画】

石丸市長が東京NBCのイベントに参画して、
特別講演(プレゼンテーション)してもらったわけは…
安芸高田市の地域課題の解決や今後の自治体の活性化に
東京の経営者たちは、どう発想し、
どんな連携企画を提案してくれるのか⁈に期待してのもの。
ということから、いま安芸高田市が抱える切実な問題、
そして解決に取り組む市長の思いを語ってもらった。

なんとNBCメンバーを中心に300人近く人たちが集まり、
石丸市長の話に真剣に聴き入ったという。

ちなみに、全国の1700を超える地方の自治体のほとんどが、
少子化も含めた人口減に直面し、持続可能な社会を目指し、
地域を活性化させる施策を求めている。
私が出身地の北海道十勝で、ワイナリー構想にチャレンジしたのも
交流人口の増大であり、地域産業の活性化、
そして町のブランディングだったわけだ。

【ミレニアル世代の石丸伸二氏に、政治家としても期待したい!!】

いま41歳のミレニアル世代の石丸市長は、大手銀行時代には
ニューヨークに数年に渡り滞在して、アメリカ大陸各国の
経済を分析・予測し、経済アナリストとしても活躍していた。
ということで、経済的視点も持ち合わせた首長さんなわけだ。
その当時、上司から贈られた孟子の言葉
「自らかえりみてなおくんば、千万人といえども吾往かん」を
今も支えにして市政に取り組んでいるという。

人間的にも魅力あるミレニアル世代の石丸伸二市長に、
いろいろ期待したい!

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東京NBCのBeyond Business Channelでインタビュー

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はなまるア・ラ・カルト

03/18
2024

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鍵山秀三郎相談役から学ぶ、 新たな時代の“情と智”の資本経営!!

『グローバル基準』
「1990年ごろから約三十年間で、
日本人が有していた高い精神性が目に見えて失われてきました。
原因は、アメリカ発のグローバル基準を
採用するようになったからだと思います。
もともと、人や会社を一元的な数値だけで評価するのには無理があります。
これは日本人らしさの否定に他なりません。
いまこそ、日本人の美徳である高い精神性を取り戻すときです。」

これは毎日届く、
鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」(PHP研究所刊)の記事。
これを読んでいて思い出した鍵山相談役のお話し。
2019年3月に靖國神社で開催された掃除に学ぶ会“便教会”での話だ。
↓ ↓ ↓
半世紀前までの日本人は
“情“によって自分自身を制御していたために
穏やかな社会が保たれていました。
“情“のチカラが“智”の劣っているところを補っていたのです。
戦争によって国土が焼け野原になるという未曾有の惨事に
見舞われたにも拘らず、世相は今より落ち着いていました。
その後、経済的な国力が増加するにつれて
教育の場と機会が豊かになり高学歴の人が多くなりました。
しかし、“智”の面は向上しましたが、それに反比例して
“情”の面が衰退していったのです。
学歴は高くなり“智”の面は著しく向上したのに、
総合力である「人間力」は低下したのです。
「人間力」とは、“智”と“情”の総和ですので、
“情”の面が退化すれば人間力という総和力は低下します。
“情”とは周囲の人に気を配り思いやる心です。
“智”の不足は“情”で補えますが、
“情”の不足は“智”では補うことができないのです。

だから先生方、“智”のための勉強だけでなく
“情”の分かる人たちを育んでくださいね
(…という話)
↓ ↓ ↓
そこで、この鍵山相談役の話を活用すると
これから「人と文化の資本経営」をどう実践するかが見えてくるのでは?!

「経済資本経営」は“情”はなくとも“智”を持ってすればできるが、
「人と文化の資本経営」は“智”だけではできない。
この“情”を伴っての「人間力」があってこそできるのが、
これから求められる「人と文化の資本経営」ということ。

そこで先ほどの
「“情”とは周囲の人に気を配り思いやる心です。
“智”の不足は“情”で補えますが、
“情”の不足は“智”では補うことができないのです」

この“周囲の人に気を配り思いやる心”があって生まれてくるのが、
この“人と文化の資本経営”ということにつながるのでは?!
1.一緒に働く仲間のことはもちろん、
2.自社のことや取引先のことも、
3.住み働く地域社会のことはもちろん、
4.日本の社会、世界の国々のことも、
5.そして未来の人たちのことも考えて、
今の私たちがどうあればいいのかを考え、
生まれてくる“存在意義”こそが、“人と文化の資本”となるのでは?!
そこには、アート思考でありデザイン思考も必要かもしれない?!

すなわち、これからに貢献する“文化づくり”を意識した経済活動が
私たちのビジネスであり、社会活動となるのでは?!

これまでは“智”をベースに、軸足を“経済資本”に置いた経営。
これからは“情と智”すなわち人間力をベースに、
軸足を“人と文化資本”に置いた経営が求められているということ。

とにかく、このコロナウィルスによるパンデミックを境に
新たな時代の“人と文化”を資本とした経営が
求められていることは間違いない。
ということで、この「人と文化の資本経営」を
鍵山相談役から学ぶ“情と智の資本経営”とも呼ぼう!

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掃除に学ぶ会“便教会”の様子

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選ばれるビジネス

03/11
2024

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サイボウズは、風土改革により “人と文化の資本経営”を実践!!

まずは、みなさんもご存知のソフトウェア開発会社社長の話から。

「実は共同創業者だった先輩から社長を引き継いだ当時、
離職率が28%という危機的な状態でした。
毎週のように送別会が開催され、一緒に頑張ろうと言っていたメンバーが
次々と辞めていくのは本当に辛くて、次は誰が辞めるのかと疑心暗鬼。
だから辞めそうな人がいると“給料をアップするよ”などと
根回ししたりしてたんです。

そうすればやめずに残ってくれるだろうという甘い考えでした。
でもその作戦は連戦連敗。
ようやく退職の理由は、給与面では無いかもと気づき、
思い切って退職者に聞いてみたら、
労働時間が長い、家庭の事情でもっと柔軟な働き方をしたいなど、
それぞれ異なる理由があったんです。
なんだそれなら早く言ってよと…」

これは先日手にしたムック本『シン・日本的経営』(東洋経済新報社)に
紹介されていたサイボウズ株式会社 青野慶久社長の話。

これが“風土改革”に着手する第一歩になったという。

私たちからするとサイボウズ社は、ソフトウェア開発企業として
順調に業績を伸ばして今に至っているように思うわけだが、
実はさまざまな試行錯誤の末に今に至っているという。

もっといえば、その試行錯誤がグループウェア開発の
その内容の質にも反映しているということ。

【風土改革をテーマに、“多様性と自己実現”を追求】
青野社長は“風土改革”をテーマに“多様性と自己成長の追求”として
労働時間や働き方の柔軟性に焦点を当てた。

この時期を契機に、青野社長は「100人100通りの働き方」を模索し、
組織内でのコミュニケーション改革に着手した。
彼は個々のライフイベントや成長の要望に対応し、
多様な働き方を受け入れる組織を構築したのだ。

その一環として、働く時間や場所を柔軟に選択できる制度を導入し、
副業や育児休業の延長など、多彩な選択肢を提供した。

しかし、制度だけではなく、“風土改革”も怠らなかったという。
社員同士のコミュニケーションを促進し、
質問責任や透明性を大切にする文化をも根付かせた。

また、経営理念を「より多くの人」「より成長」「より長く働く」に
シフトさせ、経営の透明性を確保した。

この“風土改革”を通じて組織風土が変わり、社員の定着率が向上。
多様な働き方が可能になり、組織全体が活気づいてきたという。
それにより、業績も上がったもののその直接的な要因は
クラウドサービスへのビジネスモデルの転換にあったようだが…。

【この自社の改革が、使い勝手のいいグループウェアの開発へ!】
先ほども触れたが、この多様性をも包括する組織づくりへの気づきが、
使い勝手のいいグループウェアの開発にも繋がっている。

そのグループウェアは、組織内の円滑なコミュニケーションを支え、
多様な働き方を実現する一助となっているという。
結果として、サイボウズはユーザーフレンドリーなグループウェアの
開発に成功し、これが企業の成功にも繋がったのだ。

お~、なんと我が社もサイボウズの“kintone”を使っているという。
まぁQBもリモートがほとんどで、多様性高いメンバーだからね~。
(私だけは、そのオンラインから外れているけど…)

先に紹介した「人は資本、人は資産。」で、
多様性を重視した働き方や処遇・就業条件、福利厚生への配慮等
一人ひとりに最適な人事施策を提供できる体制への転換が
重要と発信したわけだが…

このタイミングで、“サイボウズ”の青野社長のこの話に出会えるとは?!
(まさに的を射た、発信である!自画自賛)

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『シン・日本的経営』に 紹介されていたサイボウズ青野社長の話

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ファインスピリッツキーワード

03/11
2024

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「時流」ではなく、「未流」とは? 未流をつかむことから始めよう!

これまでたくさんの「時流」を語ってきたわけだが、
今回発信したいのは「未流」。
(私が創ったキーワードなのだが…)

すなわち“未だ観ぬ流れ”、これから来るだろう時代の流れのこと。
ということで、ウィキペディアにもまだない「未流」である。

2年前にも「一流を目指すなら、5流を読み、そして“未流”をつかめ!」
と発信していた。
「時流」のその先にあるのが「未流」。

これまでは“時流”をつかみ、それを自分たちのビジネスに反映させれば、
どうにか時代に取り残されずついて行くことができたわけだが…

2020年以降のパンデミックを経験してからの
スパンが短く流れも早い混沌の時代は、
「未流」をつかみ迅速にビジネスに反映させないことには、
意味あるいいビジネスを展開することはできない。

これをいまどきは“アジャイル経営”というが
このアジャイルな経営も、「未流」をつかむことから始まるのだ。

ちなみに、5年後には日本のZ世代の先頭が32歳となり、
この年齢は世界人口の中央値に近く、
世界の動きの中心はこの世代が担うこととなる。

そして10年後にはZ世代の先頭は37歳で、
日本の働く人口の半分以上をZ世代以下が占めることとなり、
彼ら彼女らの価値観であり考え方が、ビジネスの主流となる。

“未流”の元は、世代の持つ価値観でもあり、
これら世代間の違いを捉えることも“未流”を読む材料となる。

ピーター・ドラッカー的には、“すでに起こった未来”と表現していたが、
(私は“すでに起こっている未来”と言っている)
あちこちで“すでに起こっている未来”を察知し、
「未流をつかむ」ことがこの時代の経営の重要ポイントとなる。

【“すでに起こっている未来”を察知できるかが、
“未流”の掌握につながる!!】
今回ビジ達で紹介しているサイボウズ社青野社長も、
自社の危機的な28%の離職率を捉えて“風土改革”に取り組み、
その改革のノウハウを自社の商品(グループウェア)開発に
しっかり反映させたわけだ。

自社に起こっている問題が、
世の中の“すでに起こっている未来”として気づき、先手を打ったわけだ。
まさに“アジャイル開発商品”づくりであり、
アジャイル経営の実践といえる。

住宅メーカーの営業から、これからのM&Aの必要性に気づき、
“M&Aキャピタルパートナーズ”を起業した中村社長。

そのM&Aビジネスにあって、
“着手金を一切いただかないという方針”も、
“社内の営業ノルマが存在しないことも”、
中村社長だからこその“すでに起こっている未来”の察知であり、
M&Aビジネスにおける“未流”への対応ということ。

結果として、トラブルにも巻き込まれず、
クライアントとの信頼関係を焦らず築くこともでき、
クライアントが満足するまで交渉に専念できることとなり
余裕をもって仕事に臨めることにつながったのだ。

パンデミックを経て、ビジネス環境は
ますます予測不可能な変化を遂げており、“未流”をつかみ
その変化に迅速に適応できることが企業の生存力を左右する。

経営者やリーダーは「未流」をつかむための情報収集や
市場調査だけでなく、関係するさまざまな世代の人たちとの
コミュニケーションを重視し、どうビジネスに反映するかも含めて
組織全体での対応が求められている。

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アジャイルな経営も「未流」をつかむことから始まる

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