04/07
2014
ICT時代にあっても、現場主義
「百聞は一見にしかず」という諺がある。
調べてみると、その由来は
前漢の時代にあるという。
当時の漢の皇帝が敵国討伐のための戦略を
老齢の将軍に尋ねたところ、
「人から百度話を聞くよりも、現地に赴き、
この目で確かめてから作戦を立てたい」と答えた。
これが「百聞は一見にしかず」という諺の起源。
そう、2000年前も今も、
情報には現場でしか手にはいらない
“生きた(リアルな)情報”がある。
だからこそ、私が発信している
このビジ達や経営者を集めた会議では、
“現場”を意識した情報の発信・収集を大切にしている。
たとえば、先日行った
「α(アルファ)- BOSSフォーラム」での会議。
ここでは参加する経営者が近況を報告し、
お互いにアドバイスをしている。
今回はその一環として、(この会議にも参加している)
愛知県の建設会社・株式会社近藤組を視察した。
そこでは、マンション建設の様子や、
環境機器事業の現場、戸建て住宅づくりや
本社屋上にある太陽光発電の取り組みなど、
部外者ではなかなか見ることのできないところを
見学させていただいた。
今回の視察では、部屋で行う会議とはまた違った、
“リアルな情報”を得ることができた。
現代はICT(Information and Communication Technology)が発展し、
大抵の事ならインターネットで調べれば
いろいろと知ることができる。
しかし、現場の空気感や現場の声など“リアルな情報”は、
実際に見に行かなければ分からない。
そう、“現場主義”であることが大切なのだ。
ビジネスにおいても、現場を知ることで、
物事の本質を見極め、決断し、
“生きたビジネス”への展開につながる。
やはりビジネスでも「百聞は一見にしかず」ということ。
だから、ビジ達はこれからも“現場主義”!
私の目で見て感じ、そこで得た“リアルな情報”を発信することが、
これからの“生きたビジネス”を
社会に生み出すために必要になってくるのだ。