これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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先取りビジネストレンド

05/26
2025

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5万5657店舗のコンビニが描く、 2030年の新しい経済戦略

2024年の調査だが、日本のコンビニの数は5万5657店舗。
セブンイレブンは21,438店舗、
ファミマ16,295店舗、
ローソン14,694店舗、
ほかコンビニ3230店舗となるわけだが…

日本社会が直面する少子高齢化やAIデフレという
厳しい環境において、一歩先を行く経済戦略が、
身近な存在であるコンビニで行われている。
ある専門家の分析によれば、
コンビニはただ商品を提供する場ではなく、
小売業の未来を切り開く場として進化を遂げているという。
今やコンビニは、今後のさまざまな社会課題をも
解決してくれるかけがえのない基地とも言えるのだ。

【“たかがコンビニ、されどコンビニ!”の理由】

現在、日本が抱える課題は多種多様。
人口減少、働き方改革、医療介護の需要増加など、
いずれも企業にとって難題である。
コンビニはその解決の一端を担うべく、新しい役割に挑んでいる。
“近くて便利”だけでなく“上質なサービス”を提供することで
地域社会に不可欠な存在へと成長している。

AIやIoTの導入により、セルフレジや効率的な在庫管理を実現し、
顧客にとっての利便性と接客の質をも向上させている。
また、健康志向や高齢者向けサービスの充実、
さらにはエコ商品開発を進めることで環境問題にも対応している。
これらの取り組みはすべて、
日本社会が抱える課題に密接に関連しており、
コンビニが推進する中で、人に関わる経済戦略を示している。

【2030年のコンビニエンスストアへの大きな期待!!】

いまや5万5657の店舗が、テクノロジーと
サステナビリティを融合させ、
地域社会に貢献する役割を担ってくれるはず⁈
店舗作業の効率化、環境負荷の低減、
そして社会課題解決への取り組みがキーポイントとなる。

◆店舗オペレーションの効率化
→あるコンビニチェーンは、ロボティクスとAIの導入により
2030年度までに店舗作業を30%削減する目標を掲げている。
ロボットによる品出し、陳列、
厨房調理の自動化が進むと予想される。
→デジタル化によるセルフチェックアウト、オンライン注文、
AIを活用した顧客サービスなども普及。

◆環境負荷の低減
→環境配慮型素材の導入により、容器包装の軽量化、
再生資源の利用、バイオマス素材の使用が進み、
プラスチックごみ削減を目指す。
→省エネ対策のためにLED照明の導入、CO2冷媒冷凍機の導入、
エネルギー管理システムの導入などが進み、
店舗のエネルギー消費量を削減する。
→フードロス削減をテーマに、
食品ロスを減らすための取り組みが強化される。

◆社会課題解決への貢献
→地域防災拠点として防災用品の充実、情報発信、
避難所の役割を担うことに期待。
→生活困窮者支援のための食料支援、生活物資の提供、
相談窓口の設置などが進む。
→高齢者向けサービスとしては、デリバリーサービス、
食事サポート、健康相談などのサービスが充実する。

◆新たなサービスの展開
→ドローンによるデリバリーにより、配送範囲を広げ、
より迅速なサービスを提供。
→AIによるパーソナルな提案により、顧客の嗜好や
ニーズに合わせた商品やサービスの提案が期待できる。
→健康管理サポートをテーマに、健康測定、栄養相談、
運動指導などのサービスが提供される可能性がある。

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コンビニのこの先の経済戦略は

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先取りビジネストレンド

04/14
2025

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社会のあり方を豊かにする “ロボットビジネス”の未来と可能性

今回のテーマは“ロボットビジネス”。
“鉄腕アトム”や“ドラえもん”、スターウォーズに出てくる
ロボットの話しではなく、もっと現実的な話。

このところ私的に身近で活躍しているロボットというと
お掃除ロボット“Roomba(ルンバ)”であり、
すかいらーくチェーンのネコ型配膳ロボットだろうか。

ルンバはその可動音で、時々zoom会議の邪魔をして
困るときもあるのだが、それなりに活躍してくれているようだ。
(一応、ゴミパックが一杯になりときどき赤ランプがついている)

そして、私もときどきお世話になっている
あのネコ型の配膳ロボットだが…
仮に時給計算するとなんと約90円になるという。
(おー安い賃金?!)

もちろん稼働状況によって変動するが、仮に5年間、
1日12時間稼働させた場合、時給換算すると約90円。
これは、全国平均の人の時給が1,203円であることを考えると、
大幅なコスト削減となるのだ。

もちろん、人間がフォローしないとダメなところも多いが、
役割分担をしっかりすると、その活躍は充分大きい。

先にも紹介したが、先進国は人口が減少し高齢者が増えるという
大きな変化の時を迎えているわけで、
特に人手不足の状況が続く中で賃金が上がる状況となり、
これらロボットの存在価値は、ますます上がっていくことだろう。


【第4次ロボットブームの到来!】

えっ?!これが第4次ロボットブームの到来?
(この辺はよくわからないが…)

今、さまざまなロボットたちが我々の生活と仕事のあり方を
根本から変えようとしている。
今やロボットは SF やマンガの産物ではなく、
我々の日常に密接に関わる技術となりつつある。

先に紹介した配膳ロボットなどのサービスロボットの導入は、
その経済的効果とともに、顧客体験の向上にも寄与している。
この流れは今後、さらに多くの分野において
加速されていくことは間違いない。

まず注目したいのは、ロボットが果たす社会的役割。
→コスト削減や業務効率化だけでなく、
ロボットは人間が本来持つべきクリエイティブな業務を
サポートする役割も担っている。
これにより、従業員はより付加価値の高い業務に
集中できるわけだ。

次に、技術の進化がもたらす
新たなビジネスモデルの創出にも目を向けるべきとき。
→AI とロボティクスが融合することにより、
ロボットは更なる自律性を持ち、 
ビッグデータを基にした意思決定が可能となる。
これにより、産業の様々な分野での適応力が高まり、
顧客ニーズに特化したサービスの提供が可能となる。


【人とロボットが共存する未来へ?!】

食品業界では、個々の消費者の嗜好を解析し、
パーソナライズされた食事を提供する
ロボットシェフの登場が期待されている。
また、国際的な競争が進む中で、
ロボットビジネスは、新しい市場を開拓する
チャンスも生み出している。

特にアジア市場では、急速に発展しているスタートアップが多く、
新たな技術やサービスを生み出している。
これにより、グローバルな視点での協力や、
技術の相互利用が促進され、
ロボットビジネスの成長を加速させることになるだろう。

この相互利用でありさまざまなテクノロジーの融合が、
エクスポネンシャル(指数関数的)な加速となり、
私たちのビジネスも生活も加速度を伴って
大きく変わっていくことだろう。

ロボットの進化は、単に技術の革新にとどまらず、
社会のあり方を豊かにする大きな可能性を秘めているということ。


◇画像を見る↓
 https://bt.q-b.co.jp/blog/

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第4次ロボットブームとは

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03/03
2025

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テクノロジーの融合がもたらす 2030年のビジネスとその可能性!

私がギリギリ、ビジネスで活躍しているだろう2030年。
今から5年後であるが、
まずはこの2030年のビジネスを念頭に考えたい。
(少し我田引水的発想だが…)

すぐ先に待ち受けている未来を見通し、
来るべき事態に適応する機敏さを
私たちは今求められているのだ。

今やあらゆる分野にさまざまなテクノロジーが現れ、
イノベーションが起こり、そしてコンバージェンスへ。
すなわちさまざまな分野でのテクノロジーの“融合”である。

この“融合”が、エクスポネンシャル(指数関数的)な加速となり、
私たちのビジネスも加速度を伴って大きく変わろうとしている。
これからの5年間だけでもさまざまなテクノロジーの融合が起き、
私たちのビジネスは大きく変わっていくことだろう。

◆1. 量子コンピューティング

量子コンピュータは、複雑な問題を高速に解決する
新たな計算手法を提供する。
新薬開発や材料科学への応用が期待される。

◆2. 生成AIであり人工知能

AIはデータ分析や自動化を進化させ、
生成AIは創造性を伴ったコンテンツ制作を可能にする。
これにより、特に創造産業やサービス業での活用が広がる。

◆3. 5G含めたネットワーク

5G(6G)技術は超高速通信を実現し、
IoTやリアルタイムデータ処理を加速する。
これによって、自動運転車やスマートシティの発展に期待。

◆4. ロボティクス革命

ロボットの進化は製造から日常生活、医療までと幅広い。
人間との協働作業の効率化や安全性向上が図られ、
社会全般での利活用が進む。

◆5. 仮想現実・拡張現実

VR/AR技術は教育、エンターテインメント、
トレーニングに革命をもたらし、没入型体験を提供する。
特にリモートワークや教育環境での活用が拡大中。

◆6. 3Dプリンティング

3Dプリントは製造プロセスを変革し、
カスタマイズ製品の低コスト生産を実現。
医療分野では義肢やインプラントの作成にも利用される。

◆7. ブロックチェーン

この技術は安全で透明性のある取引を可能にし、
金融以外にもサプライチェーン管理、
投票システムなど広範囲に利用が進められてる。

◆8. ナノテクノロジー

材料特性の改善や新しい医療治療法の開発を促進。
特にエレクトロニクスや医療分野での革新が期待できる。

◆9. バイオテクノロジー

遺伝子工学や生体材料開発を通じて医療や農業を革新。
個別化医療や新資源の可能性を広げる。



これらのテクノロジー革命は、
私たちのビジネスや日常生活に大きな影響を与えている。
特に注目すべきは、異なる技術のコンバージェンス(融合)。

量子コンピューティングと生成AIの組み合わせは、
高度なデータ解析を可能にし、
5Gネットワークはその通信基盤を支える。

この統合によって、情報産業はさらなる効率化を実現する。
ロボティクスとVR/AR、そしてAIが融合すると、
エンタメや教育、医療の分野に新たな体験が生まれることに。

また、3Dプリンティングとナノテクノロジーの連携により、
革新的な製造や治療法が次々と登場する可能性が…
そして今後は、“◆10. 宇宙産業”も
大きな影響を与えるに違いない。

私たちはこれらの技術的進展を柔軟に取り入れ、
ビジネスモデルやサービスを再構築する必要があるということ。

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特に注目すべきテクノロシー革命とは

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02/17
2025

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“クリスピー・クリーム・ドーナツ”から令和の“異業種競争”を知る!

ある朝、京葉線特急に乗るために
東京駅周辺でコーヒー店を探してのこと。
すなわち有楽町寄りの東京駅周辺で
程よいお店を物色していたわけだ。

すると国際フォーラムの敷地内の
クリスピー・クリーム・ドーナツに行き着いた。
(私の通常のカフェ選択には出てこないお店)

オシャレで広い空間を見ながらコーヒーを頼むと、
思わぬサービスが…
それは、無料で提供されるドーナツ。
そして“温めましょうか”とまでスタッフが投げかけてくれる。

嬉しさの中で、このようなサービスが今のカフェ業界の
新たな戦略の一環であることに気づかされる。
単なる客寄せだけでなく、
業界の競争構造をも反映してのことなのだろう。


【そこには業界を超えた競合が迫る】

過去10年間、ドーナツ業界は新規参入者で沸き立ってきた。
クリスピー・クリームの人気は並外れ、
参入したセブンイレブンのドーナツも定番かと思われたが、
実際には撤退を余儀なくされた。
(またセブンは試し復活もしていると聞くが…)

その中で、ミスタードーナツが地位を維持し続けたのは、
直接の競争相手だけではない競合に対しても
備えをしていたからだという。

特に昨今の消費者のライフスタイルの変化が
業界全体に影響を与え、
業種の壁を越えた競争が日常化している。

コーヒーチェーンやコンビニが提供するカフェメニューが、
広義の競争相手と化している。
顧客は、コーヒーとドーナツの組み合わせを求めるが、
それをドーナツ専門店以外でも十分に楽しめるわけだ。

この“異業種の競争”に対処することの重要性が増している。


【業界を超えた競合に私たちはどう対処していくのか?!】

ミスタードーナツが一定の成功を収め続ける背景には、
消費者に対する柔軟なアプローチと
ドーナツ本来の魅力に立ち返ったことがある。

百円キャンペーンなどの戦略が功を奏し、
信頼を築き上げている。
(実は私もときどき、ミスタードーナツに並んでしまうことも)

時代がデフレに傾いていたこともあり、
消費者はお得感と価値を求めるようになり、
それが古典的なドーナツ店の強みとなっている。

今後、ドーナツ業界の企業たちは、異業種間での競争を
どう乗り切るか、どのように新しい顧客体験を
提供し続けるかが重要な課題となっている。

さて、ここまではドーナツでありカフェ業界の話だが、
実は私たちのビジネスにおいても、
異業種間での競争がすでにあちこちで起こっているのだ。

例えば、派遣やアルバイト市場では、
タイミーのようなスポットワーク企業が登場し、
即時働きたい人と人手を求める企業を繋ぐ
新たなモデルを提供している。

また、中古品市場にはメルカリのような企業が参入し、
個人間取引を一気に活性化させた。
今や、高価な中古品市場を含むさまざまな領域で
競合はますます激しくなっているようだ。


このように、多様なニーズに対応する革新的なサービスが
次々と現れる中、業界を越えた視点で顧客価値を再考し、
市場の変化に柔軟に対応することが求められているのだ。

私たちのビジネスにおいても、その競合は
すでに違う畑でメキメキと育っているのかもしれない。

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ドーナツからビジネスを捉えてみる

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01/06
2025

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新年2025年の “ビジ達流”モノ・コト予測!

謹賀新年
2025年も“ビジネスの達人”よろしくお願いします。
今年も“選ばれるビジネス”を発信し続けます。

~~~~~~~

ということで、2025年は
どんな年になるのだろうか?!
その予測のためには、今年どんなモノ・コトがスタートし、
何が日常化されていくのか?!

日経MJの2025年イベントカレンダーから
ビジ達流にピックアップしてみた。


[1月]
◆チームラボプラネッツが、東京・豊洲を1.5倍に拡張し、
“運動の森”をスタート。
子どもの想像力や身体能力を鍛える空間を設ける。

→ “Body Immersive”すなわち“没入感”の空間創り
ということで“チームラボ”を少し前に紹介したが、
次は私たちをどんな世界に取り込んでくれるのか?!
新たなイマーシブ体験に期待したい。

[4月]
◆“ZEN大学”開学(学校法人日本財団ドワンゴ学園)
唯一の学部である「知能情報社会学部」では、
AI時代に必要なリテラシーを身に付け、
変化の激しい社会に対応できる人材の育成を目指している。

→すでに出願者数が2000人突破したという。
まずはZ世代が対象となるが、α世代が中心の大学となる。
果たして“AI時代に必要なリテラシー”とは?!
少なくとも今の時代のリテラシーではなく、
次なる時代に通用するリテラシーってことなのだろう?!
(私などは、もう蚊帳の外に追い出されてしまう気分…)

◆大阪・関西万博開幕
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
“空飛ぶクルマ”のデモ飛行が目玉、161カ国・地域が参加予定。

→私は残念ながら1970年の“大阪万博”も
観ることはできなかったが、あれから55年、
今回はどんな未来社会を観せてくれるのか?!

[5月]
◆“こどもでぱーと”開業
東京都中野区と横浜市の2カ所で、子供専門の学習塾や
体操教室など、複数の子供向け施設を収容するビルを開業。

→このところの親や関係者の教育姿勢は、
他の人にはない専門的な教育を施したいという。
すなわちAIが普及するからこそ、
汎用的ではない特化型思考を求めているということ。

[12月]
◆テーマパーク“ジャングリア”開業
大自然を舞台にしたテーマパークが沖縄県に誕生。
サファリライドや気球体験などのアトラクションを展開。
数々のテーマパークを手掛けてきた森岡毅氏が、
刀創業以来取り組んできたプロジェクト。

→これまでの遊園地は、あくまで人工的に遊園地として
造られていたが、ジャングリアは沖縄の大森林や
大自然を活かしたアトラクションだというから期待したい。
ときには、デジタルで人工的な環境から抜け出したいはず。
もっと沖縄を訪れる人が多くなるに違いない。

◆“AIスマートリンク”実用化
シャープは、京都芸術大学と共同で
生成AIとの自然なコミュニケーションを実現する
ウェアラブルデバイス“AIスマートリンク”を開発。
首にかけるだけで、音声による生成AIとの
自然なコミュニケーションを実現する。

→さまざまな問いかけに対し、内蔵したマイクとカメラで
周囲環境を把握して対応してくれるという。
この“AIスマートリンク”を使ってみると
今後のAIの可能性が見えてくるに違いない。


今回は2025年の可能性が見えてくる
6つのモノ・コトを紹介したが、いかがだろうか?!
すべてが加速する時代が、見えてきただろうか?!

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“チームラボ”でのイマーシブ体験

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