これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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シナジースペシャル

02/16
2015

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60にして四半世紀プロジェクト

私の自宅に、新宿区からひらりと届いた一枚のハガキ。
ナニナニ?“ふれあい入浴のお知らせ”…?
なんと、新宿区では60歳以上の人は
公衆浴場に月4回、無料で入浴できるというものだった。
エーッ、私のところに届くとは…。

正直、60になったという実感のない
私にとってはちょっぴり衝撃。
60歳以上の人たちが
公衆浴場を利用することにより、
お互いにふれあいを深める…。
というのはわかるけれど、
まだまだそんなにノンビリするナカジマではないのだ。

とはいえ、60歳になったのは事実。
映画館やスーパーなど、様々なシニア向け
サービスの対象者にもなってしまった。
ありがたいことかもしれないが、
それを甘受しているだけではいけないのでは!?

ここで思い出したのが、
日野原重明先生のこと。

ご存知の方も多いだろう、
103歳にして今も聖路加国際病院の
名誉院長を務めていらっしゃる先生だ。
実は以前、私は日野原先生に仕事で
お世話になったことがある。

そのとき先生は95歳!
とある“連載”をお願いしたのだが、
(もしかしてもしかしたら…)
という懸念があったのも事実だ。

もちろん、連載の最後まで先生は活躍され、
103歳になった今もお元気にされている。
その秘訣を考えてみると、
当時いただいた資料の中にあった
「10ヵ年計画」なのでは?と思うのだ。
日野原先生は常に10年手帳を使用し、
10年先の自分についての計画をお持ちなのだとか。

計画を立てた当時の日野原先生は85歳。
普通の人なら、そろそろ…と
自分の人生のまとめ方を考え始める頃かもしれない。

けれど、85歳にして10ヵ年計画を立て、
さらに95歳にはふたたび10ヵ年計画を
立てたおかげで、日野原先生は
今も多くの人に知られる生き方の名人になったのだ。

ならば、60歳のナカジマもまだまだ頑張らなくては!
日野原先生が85歳にして10ヵ年計画ならば、
60歳の私は四半世紀(25年)計画!

このビジ達でもお伝えしたが、私の志は
故郷・北海道十勝の活性化を手伝うこと。

そのために地域の“ワイナリー構想”を
推進するのが、現在のビジョンなのだ。
美味しいワインができるブドウの木が
育つためには、20年以上が必要だ。

さらにワイナリーの経営が
地域経済と一体化するまでには、
少なくとも25年は必要になるだろう。
つまり、“60にして四半世プロジェクト”とは、
美味しいワインを醸造するワイナリーを作り上げ、
地域経済を盛り立てるということ。

25年後を見据え、
着実に計画を実行していくことで、
漠然と「シニア」でいるよりも充実した人生を
送ることが出来るのは間違いない。
そして、それはカラダの健康にも繋がるのだ。
どんな薬や健康法よりも、
しっかりした計画を持つことこそが
長く充実した人生を送るための秘訣と
言えるのではないだろうか。

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エッ、衝撃の…!

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志は十勝のワイナリー!

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計画こそが健康の秘訣

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02/09
2015

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“里山ビジネス”のシナジー独演会

う~さ~ぎ~追~いし
彼~の~山~♪

こんな歌いだしで有名な唱歌『ふるさと』。
その歌詞やメロディーを聞くだけで、
ふるさとの自然や、祖父母の時代の
日本元来の暮らしを思い浮かべる人も多いだろう。

先日、そんな日本の「里山」について、
アルファクラブ定例セミナーで
独演会をさせていただいた。
今回のテーマは、ずばり「里山ビジネス」。

ビジ達でも紹介した、
産直市場グリーンファームや
スコットランド・エジンバラにあるクレイジングファーム、
株式会社マイファームなど、
このところ「里山ビジネス」を実践する
多くの企業と出会っている。

このような企業を紹介しつつ、
いかに“里山”がビジネスにおいて
重要なキーワードになってきているのかを
お話させていただいたのだ。

今回は、お招きするゲストも不在という
“本気の独演会”だったのだが、結果は大好評。
参加した経営者からは
「里山ビジネスに共感した」との声もいただいた。

ここで気になったのが、なぜ「里山ビジネス」は、
これほどに参加者からの共感を得ることが
できたのだろうかというところ。

もしかすると、共通する
何かがあったのかもしれない。

そこで脳裏を掠めたのが、
NPO法人日本を美しくする会が
たびたび開催するトイレ掃除。

そこでは毎回、閉会式に
参加者全員で歌を歌うのだが、
それこそが、冒頭で紹介した
唱歌『ふるさと』なのだ。

『ふるさと』の作詞・作曲を担当したのは、
日本の国文学者でもある高野辰之氏と、
作曲家の岡野貞一氏。

両者は『春の小川』
(春の小川はさらさらいくよ~♪)や
『もみじ』(秋の夕日に~照る山紅葉~♪)などの、
日本人なら誰もが知っている名曲を生み出してきた。

また、高野氏の出身は長野県中野市、
岡野氏は鳥取県鳥取市だという。
そこでの里山に囲まれた生活があったからこそ、
牧歌的で懐かしさを感じ、
日本の大切なものを想起させる
これらの曲を生み出すことができたのだろう。
そして、私達もまた、この歌を通して
その風景や生活をイメージすることができるのだ。

だからこそ、日本人の多くはこれらの歌を通し、
里山を思い描くことができ、
「里山」という言葉と
「里山ビジネス」に共鳴感を抱くのだろう。

このように、日本人には
共通する里山へのいいイメージがある。
それは、懐かしさだけでなく
「大切で守るべきもの」という
意識を起こさせるシナジーをつくり出し、
多くの人を動かしているのだ。

私達が学校で歌っていた身近な歌が、
日本人に里山に対する
共通のイメージを湧かせることに繋がるとは面白い。

もしかすると、
「里山ビジネス」が描く未来の日本こそ、
私達が幼い頃から求めているものなのかもしれない。

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独演会は大好評!

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あの歌が聞こえてくる…

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今後のキーワードは「里山」

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海外の里山ビジネスにも注目

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02/02
2015

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日本の農業改革がシナジーをもたらす

「負の経済ドレス」
「日本列島疲弊論」

これらは、以前から私が提唱している、
日本の経済優先の社会システムによる
問題点を指摘したものだ。

「負の経済ドレス」とは、
社会が経済優先型に傾倒するほど、
利己的な企業が増え、
ストレス社会やモラルの欠如、
環境破壊などをもたらすということを、
ドレスの形をモチーフに図式化したもの。

また、「日本列島疲弊論」とは、
地方に大手流通企業などが台頭することで、
各地域の流通業が圧迫され、
結果、都心の大手企業にお金が集まってしまい、
地方が疲弊してしまうという考えだ。

このように、かつて経済発展を遂げた日本は、
その後に表面化してきた
多くの問題を抱えている
(少子高齢化もその1つといえるだろう)。

そんな中、私が注目しているのが
日本の「農業」だ。

現在、日本の食料自給率は40%にも満たないという。
それは、日本の農業が世界に比べて後進的であり、
まだまだ発展の余地があるともいえるだろう。

つまり、この「農業」をこれからの時代に合った
ビジネスへと改革することで、
問題の改善にもつながるかもしれない、ということだ。

例えば、ビジ達でも以前紹介した、
地域密着型ビジネスを展開する
“産直市場グリーンファーム”。

ここでは、多くの生産者たちが、
各々作った農産物などを販売している。

生産者の中には高齢者も多いのだが、
市場に訪れる人との交流もあるため、
生きがいを持ってイキイキと働いているという。

そして、その姿を見た息子や孫たちも、
農業への興味・関心を高めているそうだ。

まさに、地域産業の活性化だけでなく、
雇用をつくり、高齢化問題にも
一役買っていると言えるだろう。

また、日本の耕作放棄地を活かした
農業ビジネスを行っている株式会社マイファーム。
都会の人に向けた農業体験を提供することで、
“本当の豊かな暮らし”を伝えようとしている。

これにより、耕作放棄地の活用だけでなく、
農業の楽しさ、生活における
食の大切さを発信することにもつながるのだ。

これらの企業は、「農業」を通し、
これからの時代のビジネススタイルを
確立・実践しているといえるだろう。

ベンチャー企業として注目されているだけでなく、
そのビジネスがシナジーを生み、
地域の産業にも相乗効果をもたらしている。
これこそがこれからの日本が目指すべき
シナジービジネスなのではないのだろうか。

経済成長で様々な産業が発展した日本だが、
農業はまだまだ途上だ。
これまでにも紹介した「里山ビジネス」のように、
いまこそ地域に根ざした、
循環するビジネスを農業で実践するときだろう。

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現状のビジネスがもたらす代償とは…

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大手企業が“本当に良い”とは限らない。

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全国が疲弊するのも時間の問題かもしれない。

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01/26
2015

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六十にして“耳順”ではなく“言順”

60回目の誕生日を迎え、
ついに私も還暦になった!

そんな記念すべき誕生日は、
食あたりを起こして数年ぶりの体調不良に…
(お祝いの席にも行けず)。

そんな事件がありつつも、
この年齢になって改めて、
孔子が生前残した言葉をふと思いだした。

「われ十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、
六十にして耳順(したが)い、
七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」

これは、孔子が自分の人生を振り返り、
区切りとなった年齢の心境を語って残した言葉だ。
つまり「六十にして耳順(じじゅん)」は、
60歳のときに孔子が感じたこと。

人の言葉を素直に理解し、
受け入れるのは意外と難しい。
しかし60歳になれば、他人の意見に対し、
素直に耳を傾けられるようになるという意味だ。

しかしながら、私はあまり
60年間生きたという実感がなかったりする
(実際には、ちゃんと60歳になっているのだが)。

孔子が生きていた時代と比べて、
世の中は大きく変わっていることもあり、
年齢の感覚が違っているのだと思う。

多くの偉人たちは、
自分が生きている時代を悟った上で、
歳を重ねるごとに成長している。
だが、私の場合まだまだ成長が必要であるし、
やりたいこともまだまだある
(もちろんエネルギーもみなぎっている…はっはっはっは)。
なかなかこの“耳順”まで、到達していないのだ…。

だからこそ、
これから心がけたいのは “言順(げんじゅん)”だ!

自分が60年間培ってきた知識やスキル、
ノウハウ、人的ネットワーク。
こうしたものを、人々や地域社会に役立てたい。
だとすると、自分自身が
人に期待してもらえるような存在にならなければ…。

そして、
期待されるような社会性のある企画をし、
プレゼンテーションをしなければならない。

このプレゼンテーションに対し、
誠意をもって有言実行していくこと。
これが私の言うところの“言順”だ。

いや~全然60歳になった気がしないけれど、
中島流は、耳順ではなく“六十にして言順”!


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会社の皆に立派に祝ってもらえた~!

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素敵なオリジナルプリント

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01/19
2015

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JIRYUついに500号

WEBサイトやメルマガなどで発信していた
時流キーワード“JIRYU”が、ついに500号を達成!

基本的に週1回(7つのキーワードを紹介)
配信しているので、
約10年続けていることになる(ビジ達は約12年だ)。

昨年から「時流ウム」としてリニューアルスタートし、
星空に浮かぶ時流キーワードをクリックすると
その内容を確認することができるようになっている。

さて、ここで
「なぜここまで“時流”にこだわっているのか」
と思う人もいるかもしれない。
それは、今後の時代の流れを読むためには、
時流が欠かせないからだ。

というのも、一つ一つの時流キーワードは、
ある商品や現象、時代の流行の象徴や
人を紹介している“点”のようなもの。

しかし、それら“点”をつなげて“線”にし、
さらに束ねて“面”として物事を見ると、
今の時代の流れを捉えることができ、
今後の展開も予測することができるのだ。

さて、私が時流に
注目することになったのは、
約20年ほど前のこと。

当時の私が出した考え方に
「三つ子の魂 百までライフスタイル」
というものがある。

周知のとおり「三つ子の魂百まで」という諺は、
人は3歳ごろまでに受けた教育によって形成した
性質・性格は100歳になってもその根底は
変わらないという意味だ。

だが、私の解釈・捉え方は少し違う。
小・中・高時代などの多感な時期に
体験したことや夢中になったものは、
習慣や価値観としてその後の人生に作用し、
その人の行動に大きく影響するというものだ。

それを如実に現している事例がある。
それが、最近注目されている「大人のお菓子」だ。

これは子どもに人気の
「キットカット」や「トッポ」など、
既存のお菓子を大人向けに味付けし、
パッケージを変えたお菓子のこと。

かなり多くの人気お菓子ブランドが、
大人向けに販売されているという。
これらのお菓子を
小さい頃に食べていた世代(30~40代)は、
懐かしさや“大人の”という言葉に惹かれて
ついつい買ってしまうのだ。

これは、大人になっても
引きずってしまう価値観を利用した、
各メーカーの戦略といえるだろう。

人は小さい頃に流行したモノ・コト、
体験したことによって価値観や
ライフスタイルがつくられていく。

そして、それらをベースに
その後の社会に関わっていくため、
その価値観を反映した現象・流行が生まれるのだ。
まさに、「三つ子の魂 百までライフスタイル」は
時流と密接な関係があるといえるだろう。

このように、時流は様々な角度から
次の世代に相乗効果を持って影響する。

どういうものが流行していた世代が、
どのようなビジネスやお金の使い方をして、
次なる時代をつくるのか。

それらを読み解くことが、
ビジネスチャンスにもつながるだろう。

JIRYUが500号を迎えたように、
私も60歳という節目を迎えたわけだが、
もちろん、600号を目指して
今後も時流を発信し続けるつもりだ!

今後もぜひ「時流ウム」や
メルマガで時流をチェックし、
ビジネスのヒントに役立てていただきたい。
時流ウムはこちら!

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時流から全体を俯瞰することが大切!

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