10/06
2014
熊野三山、神々の体験
先日、経営者仲間と
「三尺三寸箸会議」のリトリートとして、
熊野出身の主催者(山本社長)が案内する形で
熊野三山と玉置神社を訪れた。
熊野三山とは、知っての通り(?)
熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社3つの神社の総称。
一通りまわったが、その中でも目を惹いたのは、熊野那智大社だ。
そこから見える「那智の滝」は荘厳で、
最上部から滝壺まで133mもある。
その高さは、一段の滝としては日本一の落差を誇るという。
せっかくだからと、滝壺の近くまで足を運んだ。
すると、遥か上空から水流が注がれることで発生した霧と、
風が辺りを包み、特別な空気を醸し出していた
(どこか神々のエナジーを感ずるのだ)。
その光景を10分~15分近く見ていたのだが、
不思議と飽きることがなく、
むしろ、見れば見る程集中力が研ぎ澄まされていく気分だった。
那智大社では、こうした神々の体験を経営者仲間と共有することができた
(こうして話すと那智大社には滝しかなく思われるかもしれないが、
段を上っていくと立派な社もある)。
日本の中心・発祥とまで言われる熊野の神々の力に触れる時間が、
自分の中で「ここが日本のベースなんだ」という思いを湧かせた。
そして、神々の体験のフィナーレは「玉置神社」。
実は「玉置神社」は二度目の体験。
玉置山の9合目にあるのだが、
この周辺一帯がパワースポットなのだ。
1000年を超す木々が立ち並ぶこともあり、
とにかく私たち人間が自然の中で
生かされている存在であることを気づかせてくれた。
今回は、経営者仲間と一緒に行ったことで、
互いに、巡った地についてどう感触を得たのかという会話ができ、
これまで以上の収穫を得ることができたのだ。
まさに相乗効果。
そして、今回の主催者が熊野出身で、
この地の歴史に造詣が深く、
その地の価値を理解してもらおうと努めてくれたことも大きい。
だからこそ、私たちは「日本の神々」の奥行を感じ、
「日本」という国のかけがえの無さを再認識できたのかもしれない。
熊野三山巡り。まさにこれこそ神々の体験?