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先取りビジネストレンド

12/16
2013

trend (2)

組織の“血流力”を上げろ

大抵の企業には組織図に沿った組織が存在する。
しかし、ただ上層部からの
指示や命令を聞いているだけの組織が
円滑に機能している例を私は見たことがない。

今までいろいろな企業を訪問し、
いろいろな経営者の話を聞いてきたが、
はっきり言うと「組織はあっても血が
通っていない状態」という会社が多かった。

“血流力”の足りない組織は、
たとえ会議で何かを決めたとしても、
一人ひとりが責任を持って
実践していく土台ができていない。

結果的に目標を達成できないし、
企業も継続できないのだ。

まぁ、自分が先頭に立たなくても
ほどほどにしておけば
大丈夫だろうという「大企業病」も含め、
社内の意思疎通ができていなかったり、
モチベーションが低かったり…。
それはやはり、組織の“血流力”が不十分だからだろう。

確かに、企業が大きいと隅々まで
血を通わせるのは難しいのもわかる。
しかし、たとえ中小企業でも
血が通っていない会社がたくさんあるのだ。

たとえば100人いる会社なら、100人それぞれが
自分なりに問題を理解し、アイデアを考え、
役割を意識して行動することが
必要だということではないだろうか。

弊社クオーターバックは二十数人規模だが、
“血流力”を上げるための
取り組みを意識的に行っている。
ポイントとなるのは、会議やセミナー、ワークショップ。

週1回の全体会議とマネージャー会議では、
いろいろな議題に則って、
自分たちの立場でものを考え発言する。

そして、具体的なアイデアを出し、
実践していくことで、
はじめて会議が生きてくる。

月1回の4時間を超すセミナーでは、
あらゆるテーマでディスカッションをする。
全員の価値観を再確認し、
自分とどのくらい意見が違うのかを
理解することも、一緒に仕事を
していくうえで重要なのだ。

“血流力”を上げるために
必要な、中島流・3つのポイントは、
・Idea…自分たちでアイデアを出す
・Decision…自分たちで決断する
・Practice…実践する

軌道修正して、また事にあたるのだが、
社内の会議ではこの3つが
しっかりと展開されていなければダメ!

会議に参加するスタッフの意識に
しっかりと作用しない限りは、
“血流力”はなかなか上がらない。

“血流力”はいつの時代も重要だ。
しかし、時代の変化が特に激しい今だからこそ、
柔軟に対応していくためには
“血流力”が大きなカギとなるのだ。

trend (1)

会社の隅々まで血を通わせよう

trend (2)

自分の意見を発表する場も

trend (3)

ディスカッションも重要だ

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