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先取りビジネストレンド

08/01
2016

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麺なし“野菜たっぷりちゃんぽん”の存在理由

このビジ達で、『「リンガーハット」が選ばれる理由』
を発信したのは、1年以上前の事。
その時は「野菜たっぷりちゃんぽん」について取り上げた。

「安心安全と健康」を掲げたリンガーハットは
「野菜たっぷりちゃんぽん」で使う野菜をすべて国産化したのだ。
料金は大幅アップしたが、売り上げは下がるどころかうなぎ上り。

安心安全を重視した真摯さが評価された、という話だったが、
再び私がリンガーハットを取り上げた理由とは…。

今回は、“ふうふう、つるつる”という食べ方が
できないちゃんぽんを食べてきたのだ!
その名も、ちゃんぽんなのに麺が入っていない
「野菜たっぷり食べるスープ」!
うん、まあおいしかったけど…。

この、まさかの麺全部抜き“野菜たっぷりちゃんぽん”
が注目されている。
ヘルシー&低糖質でボリューミーな野菜スープで、
国産野菜がたっぷり480g入って640円(いい値段だねぇ…)。

麺半分、とか麺抜きでなど、
健康を気にするお客様の声からこのメニューは誕生したという
(お客様の声なくして、つくれないメニューだとは思う)。

キャベツともやしのシャキシャキ感はとても良かった
(が、やっぱり麺はあったほうがおいしいと感じたのだった…)。

私がお邪魔したのはお昼の12時少し前。
カウンターにはすでに利用客がいっぱいで、
振り返るといつの間にか行列ができていた。
この繁盛ぶりからも、安さよりも安心・安全を追求した
「野菜たっぷりちゃんぽん」という
リンガーハットにしかない存在理由で選ばれていることがわかる。

お客様の健康に配慮した店は
働く人たちにとっても
安心して働ける環境が整っている店だとも言えるだろう。

片や、安いだけで安心・安全が二の次のチェーン店は、
働く人たちにとってもよい環境をつくろうとはしていない。

つまり、リンガーハットは訪れる人にも、
働く人にとっても存在理由があるよい店なのだなぁ…
(残念ながら、いまだ経営者インタビューはできていないけど…)。

そんなことを考えて、思い至ったのが
生活者の買う“権利”と“責任”について。

一見、どこの店で何を買うかというのは生活者の“権利”に見える。
だが、生活者がどこで何を買うかの選択が、
その商品やサービス、経営の存続や、
会社の経営方針の方向性をも決めているってこと。
つまり、私たちがどこで何を買うのかは
ある意味、権利であり責任でもあると言えるのではないだろうか。

今後も、お客様の安心・安全を最大限考慮してくれる店や会社を、
“生活者の権利と責任”を意識しながら選んでいきたいものだ!

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お昼時のリンガーハットには行列が…

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店内も満席だ!

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大ボリュームの野菜スープ

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