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10/16
2017

biji (1)

ストレス耐力が“リスク回避力”を増強

名のある経営者や、多くの人から評価される
経営者に共通しているもの…
それは“リスク回避力”が非常に高いということである
(ビジ達でおなじみの“リスク回避力”はもちろん
中島流の造語だが…チャレンジしていることへの
成功率を高める力でもある)。

そのよい例として今回ご紹介したいのが、
一風堂の社長…正しくは
株式会社力の源ホールディングスの社長
清宮俊之氏(43歳)である
(このところ清宮氏とは何度かお話をする機会があった)。

彼は一風堂に入社して3年で社長に就任。
今年で社長になって3年目、
そして、はやくも会社を上場に導いたのだ!

そんな彼が以前勤めていた先は、
あの“TSUTAYA”を展開する
“CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)”。
様々な部署で活躍していたようだが、
なかでも1番大変で記憶に残っている仕事として
あの「代官山蔦屋書店のオープン」を挙げていた。

あの立地に、蔦屋書店を中核とした
生活提案型商業施設“代官山T-SITE”を
オープンするまでは、とにかく長く険しい
道のりだったという。
結果的に代官山蔦屋書店は大盛況となり、
注目のスポットとなるわけだが、
2度と同じ経験はしたくないと思うほど
ストレスの溜まる日々だったと彼は語っていた。

しかし、勝手な話ではあるが、この経験が今の彼の
社長学に活かされていることは間違いない。
これがまさに“ストレス耐力”であり、
立ちはだかる問題を解決し、本来の目的を達成できる力は
新しい時代のリーダーにとって重要なのでは…!?
(あのやり抜く力-GRITをも思い出す)

彼はこれまで一風堂の海外展開も任されているが、
そこには当然大きなリスクも伴っている。
すでに世界に70店舗を開店してきたという。
そして目標は200店舗だと。
それでも、彼が今まで培った“ストレス耐力”があれば、
問題に対し余裕を持って対処することが
できるのではないだろうか。

すなわち、この“ストレス耐力”とそれまでの
さまざまな経験知が“リスク回避力”となって、
よりチャレンジを成功へと導いてくれるということ。
“ストレス耐力”すなわち“めげない力”を鍛え
“リスク回避力”を高めないと、
大きなチャレンジは永遠にできないのだ。

あの鍵山氏も、奥田シェフも、石坂産業の石坂典子氏も…。
この方々も遡ると大きなストレスを乗り越えて
今の立場をつくってきている。
“リスク回避力”の増強に“ストレス耐力”は
欠かせない要素なのかもしれない。

変化の激しい今の経営を制するには、
“リスク回避力”の高さが求められる。
大きなストレスに屈さず、“ストレス耐力”を
高めることで、“リスク回避力”のある経営につなげよう!

biji (1)

清宮氏の講演の様子

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株式会社力の源ホールディングスの社長、清宮俊之氏

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