これからの選ばれるビジネス!

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選ばれるビジネス

04/09
2018

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大里の“存在理由”というものさし

毎年参加させていただいている、
大里総合管理の経営計画発表会。
今年でなんと21回目の参加となったのだが…。
やっぱり大里は
その会社の目的が通常の会社とちょっと違うのだ。
改めてその違いを確認することができた。

ご存知のように近年では、
ホワイトカラーの仕事が徐々にAIに置き換わると言われている。
単純作業だけでなく、
弁護士など知識労働者でさえも、
AIで代替可能になってきている。
ブルーカラーの仕事に至っては、
次々とロボットの導入が進んでいる。

このAIの勢いを考えると、
経営のAI化が進んでもおかしくないだろう。
もちろん、初期の事業立ち上げは、
お客さまの開拓や事業立案など、経営者が筆頭に立たなければ難しい。
しかし、事業を軌道に乗せることができれば、
次に考えるのは生産性の改善と利益追及の戦略だ。
この時点からはAIでも経営が行えるかもしれない。
計算や分析、調査に長けているAIの方が、冷静に良い施策をだすこともあるだろう。

そう考えたとき、
次の時代に必要な経営者の視点とは、一体何だろうか。
これまでビジ達で何度もご紹介している、大里総合管理の経営を見てみよう。

学童保育の運営では、
そこに通う地域の子どもたちが自らの手で学童運営をできるようサポートしている。
また年に1回開催される100キロウォークでは、
300名以上の参加者を巻き込み、安全な運営を行っている。
他にも、地域ミュージシャンの活躍の場であり、
コミュニティでもあるコンサートの運営や、地引網事業…。
また先日は
「あれから7年、私たちは何を学んだのか」という
震災のチャリティイベントも開催されていた。

なぜ大里総合管理は、これだけ手広く地域で活動しているのか。
それは、「例えお金にならなくても、地域の誰かがやらなければいけないことは、自分たちが積極的にやっていこう」という理念があるからだ。
実際に、スタッフの働く時間の3~4割を地域の貢献事業に費やしているという。
それでも結果的に毎年黒字経営となるよう、しっかりと手を打っているのだ。

このような、
地域の環境を優先し、収益を優先しないという企業経営のあり方を、
果たしてAIは判断できるのだろうか。まずできないだろう。
あくまでデータをベースにした、経営の平均的な解を出すだけに留まることだろう。


本来、ビジネスというのは利益だけを追求していくものではない。
先日のビジ達でご紹介したソーシャルビジネスグランプリのように、
社会課題の解決こそ本来のビジネスの考え方である。

地域や社会を見据え、自分たちは何を優先し、大切にするのか。
その“存在理由”を定義し、
あらゆる経営判断に浸透させていくことこそ重要となってくるのだ。

たぶんAIには判断できない、その地域における“存在理由”こそ、
これからの経営者に求められる“ものさし”と言えるだろう。

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今年も実り多い時間となった

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大里の経営から私たちが学ぶことは多い

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このような催しもある

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