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01/12
2021

biji

“鳶に油揚さらイバル時代”の2021年

“鳶に油揚げさらわれる”こんなことわざがある。
「大切にしていた物を不意に横からさらわれる」という意味で、
今、様々な業種・業態のビジネスにおいて、まさに
“鳶に油揚げさらわれる”現象が起こっている。

このところの事例を紹介すると・・・
オーダーメイドスーツのD2C企業、
株式会社FABRIC TOKYOの代表者は森雄一郎氏。
卒業は香川大学工学部。“メルカリ”創業に携わり、2014年に
会社を起ち上げた。
起業した理由はファッション業界とIT業界との距離を感じ、
自分が橋渡しになろうとしてのこと。

“エアークローゼット”天沼社長は“楽天”でオンラインビジネスに
関わり、その後サブスクのファッションレンタルの会社を起ち上げた。
“freee”のCEO 佐々木大輔氏は“博報堂”、“Google”にも
在籍していたが退職してクラウド会計サービスを起業。

この三者は皆、“テック企業”を経験しているが、もともとは
ファッション専門家でもなければ、会計の専門家でも
なかったのだ。

また、“テスラ”はこれまでの自動車メーカーとは違い、
コンピューターに車輪をつけて部品を搭載して販売している。
テスラのCEOイーロン・マスクは“人の移動”に注目をしていて、
自動車のメカにはそれほど興味を持っていなかったという。
従来の自動車会社がこれまでの車両にコンピューターを搭載して
自動化を図るのとは大きな違いがあるわけだ。

そういえば、アマゾンのジェフベゾスも出身は金融業界であり、
本屋に対するこだわりは一切なかった。
ザッポスのトニー・シェイも同様だ。

これらからわかるように、D2C企業の経営者はもともとがその業界の
プロではなくて、IT技術をベースにして起業をし
会社を大きく発展させている。
テック企業のノウハウを持って、自分がチャレンジしたい業界に
照準を合わせ、その能力と財を集約し、
“鳶が油揚げをさらう”が如く、その業界を席巻しているのだ。

とはいえ、前述の森社長は、“D2C企業は総合格闘技だ”と言っている。
その意味は、製造、ICT、物流、デジタルマーケティング、
店舗運営までのすべての部門を見ていかなければならないからだ。
「売って終わりの時代から、売ってからがスタートの時代へ」と
ビジネスモデルが変わったのだと。
購入側にしてみれば、簡単に注文をして、いいモノが安く便利に
手元に届き、アフターフローも手厚いのであれば、
業種、業態は関係ないのだ。

アメリカの多くの企業も“ユーザーエクスペリエンス”、
“カスタマーエクスペリエンス”を重視し
いかにリピーターとなってもらえるかが大事と
言っているのはまさにこのこと。

テック企業が様々な業界に出現し、
既存の企業は今までのやり方ではもう通用しなく
なってきている。垣根を超え、まさしく地球規模でボーダー無き
サバイバル時代の到来なのだ!
D2C企業がさまざまな業界で、ビジネスの
イニシアチブをとっていくことだろう!!

biji

“鳶に油揚げさらわれる”

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