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11/25
2013

biji (2)

『挑めばチャンス、逃げればピンチを実践』

日本の通信ビジネスに革命を起こしたと
言っても過言ではない、株式会社フォーバル。

その創業者である大久保秀夫会長のその当時の
“ブレイクスルー”の話を改めて聴いてきた。

いまや社員数は1,000人を超えるフォーバル。
実は大久保氏と私は、同年代(57~58歳)。
まさに同じ時代に生まれ、
同じ社会を体験してきた。

そして、創業も大久保氏が25歳、私が27歳と近い。
それなのにどこで差がついたのか、
という話は置いて…。

フォーバルがどんな展開により、
ここまでの規模となったのか。
そこには、数々のチャレンジがあった。

まず電話機の自由化にチャレンジ。
国際通話料金の値下げにチャレンジ。

次に市外通話料金の値下げにチャレンジ。
NCC・BOX(いわゆるiラインの自動選択機)を
現・ソフトバンクの孫社長と開発し、
ユーザーに無料で配布したのだ。

そして国際通話料金の値下げにもチャレンジ
(よく次から次へとチャレンジするね~)。

それらのチャレンジでは
当時のDDIの会長だった稲盛和夫氏相手に、
12時間にも及ぶ泥沼交渉を体験したという。

これはまさに、日本のため、
生活者のため、業界のためという
「大義」あるチャレンジだと言えるだろう。

そんな大久保氏の話を聞いていたら、
出光興産の創業者である
出光佐三氏の話を思い出した。

自社が厳しい環境に置かれたとしても
日本のために大義を優先させたという価値観は、
その後も多くの人たちに大きな影響を与えたのだ。

やっぱり大きな、そして大義あるチャレンジは
経営には追い風をつくることに
つながるということだろう。

まさに「挑めばチャンス、逃げればピンチ」
(アサヒビールを再建した
樋口廣太郎氏が語っていた言葉)である。

そして大久保氏率いるフォーバルは、
まさにそれを実践してきたと言えるのだろう。

逃げないで試行錯誤した結果、
新たな発想が生まれ、ノウハウが構築でき、
それによって次なるチャレンジが生まれる。
さらにそこには、関係者同士の信頼関係も生まれるのだ。

多くの人たちの協力を得、
社員たちも自分たちの仕事に誇りを持ったことで、
フォーバルというブランドがより確かなものに
カタチづくられたのではないだろうか。

これからは、儲けるためだけではない。
大義があるかどうか。
「挑めばチャンス、逃げればピンチ」を
実践できるかが大切なのだ。

biji (1)

大義あるビジネスを!

biji (2)

逃げずに立ち向かうことでチャンスを得る!

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