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2014
Candy Miyuki氏の「人間万事塞翁が馬」
「わぁ~すごい!」そんな声があがる中、
あらゆる角度へ変幻自在…あっという間にウサギにカメレオン、
ユニコーンといった可愛らしい動物の飴細工ができあがった。
先日、飴細工師として活躍するCandy Miyuki氏を
弊社にお招きする機会があったのだ。
アメリカ・フロリダにあるディズニーワールドの日本館で、
飴細工師として17年もの間活躍されていたCandy Miyuki氏は、
さまざまな職を経験した経緯で、飴細工師になられている。
そんなあるとき、伊勢丹百貨店で臨時要員として
飴細工のパフォーマンスをしていたところ、
運命の出会いを果たすことに。
たまたまディズニーから飴細工のパフォーマー探しの
依頼を受けていた金太郎飴の店長の目に留まり、
誘いを受けたのだ!
それがきっかけとなり、
アメリカのディズニーワールドで、
人気のパフォーマーとして活躍するが、
2001年の“9.11”(アメリカ同時多発テロ事件)の影響で、
せっかく手にした職を解雇されてしまうことに。
しかしCandy Miyuki氏と触れ合った
多くのお客さまからの署名活動により、見事に復帰を果たす。
いや~本当に一体何が“福”となり、
何が“禍”として転じるのかは読めないものだ。
予想しなかった出来事が舞い込んでくる。
これが「人間万事塞翁が馬」ということだろう。
職を失い、ボランティアをしていた半年間は、
ディズニーワールドでは気づけなかった
たくさんのことを学び、パフォーマーとしての
成長にもつながったと語ってくれたCandy Miyuki氏。
たとえ大きな困難に直面してもそこでめげずに、
ここぞ踏ん張りどころなのだと受け止めて努力をすれば、
“神のはからい”がもたらされるのだろう
(それを人は運命と呼んだりするのかもしれない…?)。
人を感動させるパフォーマンス、
真摯に取り組む姿勢、そこに“神のはからい”が訪れ、
いまのCandy Miyuki氏を作り上げているのではないだろうか。
普段の生活や、ビジネスの現場においても、
日々の努力や真摯な姿勢を忘れなければ、
そこには“神のはからい”が訪れるのだと、
そう信じていたいものだ。