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11/05
2012

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カメラのキタムラの新規事業へのチャレンジ

写真業界といえば、時代の変化(技術革新)によって
大きな影響を受けた業界の1つだろう。
ここ10~15年間のデジカメの普及スピードは目まぐるしい。

すべてデジタルで済んでしまうのだから、
フィルムは売れないし、当然紙焼き(プリント)を する人も少なくなる。
今じゃ富士フイルムが化粧品を
つくっている時代だし、世界的企業のコダックにいたっては破たんしてしまった…。

先日、東京ニュービジネス協議会のイベントで、
全国に約1,000店舗を構えるカメラのキタムラの浜田社長と、
新規事業を立ち上げた清水取締役のお話を聞かせていただいた。

カメラやフィルムを売り、紙焼きをする。
カメラのキタムラでも、それが今までの
主なビジネスモデルだったのだが…。

時代が変わったからには、売り物や売り方も
変えないと企業は継続していけない。
さて、キタムラは打開策としてどんな新事業を立ち上げたのか?

まず、子ども写真館・スタジオマリオの展開。
これは、七五三やお宮参りなど、
子どもの記念写真を撮影するスタジオだ。

店舗に併設されているため、家族で買い物に行くついでに記念写真(もちろん逆もある)…なんてことも可能だ。

そして、中古市場への参入。
店頭で中古カメラの買取や下取をしてくれるので、
古いカメラを売った後に新しいカメラを買うこともできる。

どちらの事業も、今ある店舗を活かした展開なので、
固定費の節減になるし、買い物に来た
お客さまへの相乗効果も発揮できる。

これらの事業展開により、厳しい時代の中でも
売上を下げることなく経営を続けられているという。

昨今の技術革新は目まぐるしい。
写真業界への影響は特に顕著だったが、
時代の変化による大きな波はいろいろな業界に迫ってきている。

これから先、デジタル化や市場の技術革新に
しっかり対応したビジネスづくりが必要なのだ。
経営者は、変化に対応することを念頭に置いて、
発想し決断しなければならない!

乗り遅れることイコール、
選ばれる側にはなれないということなのだから…。

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カメラのキタムラの新事業とは?

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浜田社長と清水取締役

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やっぱり時代に対応していかなきゃね!

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