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06/24
2013

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“日本の料理人を世界遺産に”坂本孝氏

先日、InterFM『BUSINESS LAB.』収録にて
俺の株式会社代表の坂本孝氏の話を
改めて聞かせていただいた。

坂本氏が手がける「俺のフレンチ」(他にもイタリアン、
割烹などもある。以下「俺のシリーズ」)は、
背伸びをしない価格で本格的な味を楽しめることで
多くの人に支持され、いまや行列のできる大人気のレストランだ。

中島流にこの繁盛の理由を分析すると、
3つのポイントが見えてきた。

1.夢を語る(志のことであるが…)
 日本人は繊細な味を
 感じることができる舌(坂本氏曰く“ベロメーター”)
 を持っているからこそ、
 日本人ならではの繊細な料理を表現することができる。

 「日本の料理人を世界遺産にするんだ!」と、
 繰り返し語ることが、周りの人たちをその気にさせるのだ。

2.パートナーの重要性
 「俺のシリーズ」で一番大切だったのは
 パートナーだったという。

 坂本氏いわく、「自分より能力のある人が
 1人いれば会社は黒字に、2人いれば上場できる」。
 事業を成功させるには、
 素晴らしいパートナーを得ることが何よりも大事だという。

3.ディスカッション力
 夢について、その事業のビジネスモデルについてや、
 お客さまと従業員両方の
 満足度を上げることについてなど、
 パートナーたちと徹底的に意見し合うこと。

 これらを聴き、確認することで、
 私はあることを思い出していた。

そう、これはまさに私が20年くらい前に提唱した
“Eカップの理論”なのだ!

“Eカップの理論”とは、ビジネスをスタートするにあたって、
そのビジネスモデルがうまく機能して
成功の可能性がどのくらいあるかを確認するための、
2つの大きな放物線のことだ。

ここで重要なのが、
AカップでもBカップ程度の放物線ではなく、
より大きいEカップほどの放物線であること。

まず、最初の山ではやりたい夢やビジネスに対して、
パートナーと一緒にあれがしたい、
これがしたいと大いに、Eカップ級に盛り上がる。

しかし、ビジネスにおいては検証が重要なので、
その夢について具体的に論理的に証明する必要がある。

そうして一旦冷静になることで放物線は
一旦0地点近くまで降りることになる。

次に、新しい仲間を加えて、
1つ目の山と同じように夢やビジネスを語り合う。
ここで大事なのが、この時に1つ目の山と同じくらい
Eカップまの高さまで盛り上がり、検証できるかだ。

前半Eカップ・後半Aカップではなく、
両方Eカップであることで成立するのだ。

坂本氏はまさにこの「Eカップ理論」の曲線を、
ビジネスを興す度に繰り返してきたのではないだろうか。
それが、今まで行なってきた中古ピアノの販売やブックオフ、
「俺のシリーズ」の成功に繋がっているのかもしれない。

現在、坂本氏は73歳。
「俺のシリーズ」を30店舗達成と同時に
ニューヨークに進出するという。

そして「日本の料理人を世界遺産にするんだ!」
と力強く語る姿に、20年前に開発した(思いついた)
Eカップ理論は生きていると確信した。

はっはっは、Eカップ理論健在!

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  InterFM『BUSINESS LAB.』
  東京76.1MHz・横浜76.5MHz
  毎週日曜6時から好評放送中!
坂本社長の放送は、6/30・7/7です!
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精鋭シェフがずらり…!

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いつ来てもこの盛況ぶりだ

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一流の味を求めて行列が絶えない

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生き生きと夢を語る坂本氏

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面白い話がたえない収録だった!

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