これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ビジネスの達人

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2013

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“ホッケの配慮”が選ばれる

「すみません。大きい皿をもうひとつください」
と、若いアルバイト風のスタッフに私が依頼。

ハイと言いながらも、いぶかしげな顔をして、
カウンター内にいる、マネージャー風メガネスタッフに
「カウンターのお客さまが大きな皿が欲しいと…」。

するとするとだ…そのマネージャー風
メガネスタッフは、いま私たちのカウンターに
出されたばかりの熱々の“焼きホッケ”を
一度下げるように指示。

そして、大きな皿2つに半分ずつ分けられて
ホッケが再登場! となったのだ。

お~さすが、マネージャー風メガネスタッフ!
いい察知力!

これは北海道帯広でのことだったのだが、
この日は、営業しているお店が少なく、
夕方の早い時間だったのだが、
どのお店も予約でいっぱい。

私たち4人連れがやっと辿り着けたのは、
横一列のカウンタースペースだったというわけ。

注文した焼きホッケが、特大で美味しそうだったのは嬉しいが、横一列の端の私が、熱いうちにホッケを
口に運ぶには、難関がいっぱいだったのだ。

そこで、分け皿をお願いした次第。

この気の利いた瞬時の配慮が、
ホッケをより美味しくさせ、みんなの話は弾み、
そして、みんなの好感度アップにつながるのだ。

よし、このような気の利いた瞬時の配慮を、
“ホッケの配慮”とネーミングしよう。

実は、これらのサービス業では、
この“ホッケの配慮”こそが
重要に思えてならないのだ。
一時の、“お金”に作用や、“お口”に作用より、
“心と記憶”に作用する“ホッケの配慮”なのだ。

価格争いにならなくても、特別なプレミアムに
頼らなくても、多くの人が選んでくれる理由。

中島流、サービス業の、キメ手。
それが、“ホッケの配慮”というわけ。

ふむふむ。いいネーミングだ。

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北海道での出来事。

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熱々のホッケ

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おいしかった!

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2013

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中高年よ、大志を抱け ~Middle aged people, be ambitious.~

“Boys, be ambitious! 青年よ、大志を抱け”

ご存知、クラーク博士の名言。
年始に、故郷 北海道へ帰省した際、
札幌に立ち寄り、久々に彼の銅像が立つ
羊が丘展望台に足を運んでみた。

いつものポーズでクラーク博士と記念写真。
しかし、博士と同じポーズをとりながら、
私の頭に浮かんだのは
「少年だけが大志を抱けばいいのだろうか……?」
という疑問。

そして、出てきた言葉が「中高年よ、大志を抱け」、
すなわち“Middle aged people, be ambitious”だ!

そんな新たなキーワードを胸に、
改めてクラーク博士の“Boys, be ambitious!”について調べてみると、何やらその言葉には
続きがあることがわかった。

“Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement, not for that evanescent thing
which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be.”

(お金、利己心、つかの間の名声を求める
大志であってはならない。人間としてあるべき全てのものを求める大志を抱きたまえ。)

これぞまさしく“利他”の心。
あの言葉の裏には、社会や国、
地域貢献を考えるといった
深い意味も込められていたのだ。

そして、その対象となるのは、
今や少年や青年だけではないだろう。
むしろ、これからの時代は中高年にこそ
“大志”を抱くことが必要とされるはずだ。

人はある程度の年齢を重ね、経験を積まないと、
何のために自分は生きているのか、
生かされているのかが見えてこない。

少年や青年では、自分の“存在理由”が
なかなか見えてこないのだ。
(年齢を重ねれば、誰もが自分の存在理由が
見えてくるとは限らないけど……)

もちろん少年時代に抱く“大志”も大切。
しかし、それ以上に50代以上の地に足着いた
中高年の“大志”は更に大切なのだ。

つまり、人には2度の
“Be ambitious”が 必要ということ!

私が唱える“パラダイムシフト75(75年周期説)”
からしても、まさに今、時代のターニングポイントを
迎えることは間違いない。

これから来る新しい価値観の時代に向け、
今こそ中高年たちが活躍するときなのだ!

こんなに元気よくバリバリの私を知っている人は
信じられないと思うが、何と私ももうすぐ還暦。
“アラカン”である。
中高年代表として、これまで培ってきた
多くの価値観をどんどん発信していこうと思う。

中島セイジ、58歳。
羊も小屋から出てこないような
北海道の寒空の下で、
2013年改めて決心したのだった。

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北海道ならではの絶景を堪能

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あ、間違えて指さしちゃった

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羊は雪に埋まったのだろう

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帰京は寝台特急“北斗星”で

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シナジースペシャル

01/15
2013

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ビジュアル系ビジネスのすすめ

ド派手なメイクと衣装をまとい
激しいパフォーマンスで人目を引くビジュアル系。
今回はそんなビジュアル系ロックバンドの話
…ではない!

視覚や聴覚、味覚といった知覚機能の中で
1番多くの情報量を得ているものとは?

答えは、視覚。
なんと視覚だけで83%もの情報量を
得ているというから圧倒的だ。
つまり、人間の行動や情報収集のほとんどは
視覚に集約されているということ。

確かに、段取りを決めて進めているものでも、
何かを見て「あ~そうだ! あれをやらなきゃ」
と思い立ち、別の用事に手をつけてしまうことが
度々ある。

私も、何かを考えながらトイレに入ったのに、壁に
バーン! と貼りつけられた「今週の時流度チェック」を
プリントしたものを見た瞬間。
それまでの思考を棚上げにして
時流のキーワードについて考えはじめてしまう。

視覚から得た情報に、人間がいかに
左右されているかがわかる瞬間と言えるだろう。

そこで頭に浮かぶのは、ビジネスにおいても
この“83%を占める視覚”を
うまく活用する方法があるのでは!? ということ
(ビジュアル系という割には地味な事例だが…)。

ビジネスにはとにかく優先順位が大切。
私が実践している“ビジュアル系ビジネス”の1つは、手帳に付箋を貼ること。

「付箋を最優先する」というルールを
自分の中でつくっておけば、手帳に貼られた付箋を
一目見た瞬間にまずその作業に取りかかることが
できるので、後回しにしてしまいがちなことでも
優先的にこなせる。
手帳を開いた時にまず何を見るかを
視覚でコントロールするのだ。

実は、セミナーや講演会の際にも
私は“ビジュアル系ビジネス”の考え方を
活用している。

文字をズラーッと並べたPowerPointの資料を
見せる人がよくいるが、話を聞いているお客さま側はなかなかイメージを捉えにくい。
そこで私は、語りたい概念を印象的な
ビジュアルイメージとし、
それを材料に説明するようにしている。

なにせ視覚の情報量は83%!
概念図を見ながら話を聞くことで
そのイメージも内容もすんなりと頭に入ってくるのだ。

視覚から入ってくる情報をうまくコーディネート
していけば、ビジネスを効率よく円滑に
展開することができる。
ビジュアルを制する者は、ビジネスを制する!
…な~んてね。

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弊社のトイレ

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手帳には付箋を!

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壁に貼られた時流度チェック

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先取りビジネストレンド

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2013

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時速75kmの“北斗星”の楽しみ方

1214.9km……。
この果てしない道のりを、
あえて時間をかけて旅をした。

先日北海道から帰京する際、「北斗星」を活用した。
もちろん北の空に浮かぶ七つの星ではない。
かの有名な寝台特急の話だ。

月が照らす雪景色の中に佇む閑散とした駅舎。
霞む街の明かり。その北国らしい趣。

そんな景色を堪能しながら、フレンチを嗜む。
食後は席に戻り、現地で買った
赤ワインとおつまみに舌鼓を打つ。
(そのへん、抜かりなく用意する私はさすがだなぁ)

気が付けば白銀の世界から顔を出す日の光。
後半は雪から野へと変わっていく景色をも楽しんだ。

北斗星は1日1便のみの運行で、
札幌・上野間の1214.9㎞を
約16時間かけて走行する。
(今回は17時間かかったが……)

16時間を1200kmで割ると、
時速約70~80kmの速さということになる。
時速約300kmの新幹線の1/4程度の
スピードにもかかわらず、
席によっては飛行機よりも高い。

効率的な交通手段が多々ある中、
わざわざお金と時間をかけて……と
お思いの方もいるかもしれない。
しかし、この一見非効率とも思える行為は、
“時間を楽しむ”という発想1つで
価値あるプロセスへと昇華されるのだ。

スピードや安さ、便利さを最優先する時代から
“プロセスを楽しむ時代”へ
少しずつ変わってきている昨今。

今回のような“移動時間”も、 ただの“手段”と
考えると無駄な時間で終わってしまうが、
そのプロセスの楽しみ方を模索することで
かけがえのない“生きた時間”となる。

このような発想の転換における“価値創造”が、
新しい時代では求められるのではないだろうか。

もちろんスピードや安さ、便利さが価値基準となる
場面はこれからもあるだろう。
しかし、これまでのようにすべてがそこに
集約されることはないと見ている。

ますますデジタル化が進み、効率化が
加速しているが、その一方で、あえてゆっくり
プロセスを楽しむことによって心の豊かさを育む、
“生きた時間”を楽しむ需要が
急激に高まっているからだ。
そんな時代の変化を裏付けるように、
北斗星も今かなりの人気を博している。

北斗星で過ごしたひとときは、これからの生き方、
そしてビジネスの在り方を改めて考えさせられる
貴重な体験だった。

(北斗星に持ち込むワインは1本がいい!
持ち込み過ぎは、北斗星の旅の良さを
打ち消す可能性が……)

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雪の中 威風堂々 北斗星

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いよいよ乗車

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上野までの道のりは長い

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テンション上がって途中駅でパシャリ

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雪はやんだが、さめやらぬ興奮

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はなまるア・ラ・カルト

01/15
2013

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競走馬から学ぶ“人材登用論”

もう昨年の話となってしまったが、
有馬記念をしっかり勝利した
ゴールドシップがGΙ3勝目!
おかげでその日は、一緒に行った仲間たちと
美味しいお酒を飲ませていただいた。

かれこれ私の競馬歴も30年を超える。
その間に競馬を盛り上げる、
数多くのスターホースに出会ってきた。

1983年 ミスターシービー(クラシック3冠)
1984年 シンボリルドルフ(クラシック3冠)
1990年 オグリキャップ
1994年 ナリタブライアン(クラシック3冠)
2005年 ディープインパクト(クラシック3冠)
2011年 オルフェーヴル(クラシック3冠)
2012年 ゴールドシップ
(もっとスターホースと呼ばれる馬はいたのだが…)

実はこれらのスターホースが引退するたびに、
今後の競馬はどうなってしまうのか、と
先行きに対して不安を感じていた。
ところが、数年すると次なるスターホースが必ずや
(少し間が空く時はあるけれど)
出現してくるのだ。

これはビジネスでも同じことが言える。
次のスターホースが現れることを信じて、育み、
そして決断ができるかどうか。

ところが、実際は出てこようとしている
スターホース的人材をうまくデビューさせられて
いないことが多いのではないだろうか。
(私もその1人なのだが…)

競走馬の成長に比べれば
スローペースかもしれないが、
どんな会社でもスターホースとなりえる人材が
必ずいるはずなのだ。
それを見抜いて活かすことができれば、
会社はもっと活性化し、継続させることが
できるはず。

弊社クオーターバックを振り返っても、
私やマネージャーとなる人間が
重石となって、可能性ある人材を
潰してきてしまった ような気がする。

これからは上に立つものが、スタッフを見据え、
いかに長所を活かし、人材の活性化を
図っていくかだろう。

会社スタッフの中には、必ずやスターホースと
なる人材が隠れているはず。
それを信じて人材登用をしていけば、
すなわち成長のための土壌作りも
重要になってくるということ。
それによって、会社は活性化していくだろう。

ところで、ゴールドシップの父は あのステイゴールド。
クラシック3冠のオルフェーブルの父でもある。

日本ではGIを勝つことができず、
スターホースにはなれなかったステイゴールドが、
なぜ種牡馬としてこんなにすばらしい
優駿をたて続けに輩出しているのか?

スターホースとなれなかった私としては、
次はこのテーマを確定しよう!
乞う、ご期待。

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ビッグスクリーンに映し出される雄姿!

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ゴールドシップに託した!

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さて、今日はどの馬にしようか…

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この素晴らしい走り!

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