これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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06/24
2013

moba (1)

“二度目の正直”が使える!

毎朝のゴミ拾い。

タバコの吸殻も爪楊枝も拾う。
アメの小分け袋もガムも数多く拾う。

ガムは今朝のように雨が降った後が拾いやすい。
表面が硬化し、ねばつかないからだ。
タバコは逆に水分によりふやけてしまい、
くずれて拾いにくい。

ゴミ拾いのポイントは、まずは目についた
大きなゴミをさささ~っと拾う。

ところが、まだまだ細かいタバコの吸殻やガム、
楊枝などが残っていることに。
そこで、もう一度同じところを細やかな目を
持って拾うのだ。

これを中島流では“二度目の正直”という。

そう、この二度目により、そのゴミ拾いの
精度がグ~ンと上がるのだ。
それでいて、効率もよくスピーディ。

私は、この“二度目の正直”ルールを
いろいろな場面でよく活用する。

例えば、私たちの業界では、「校正」という作業がある。
まずは“素読み”。

すなわち、原稿と照らし合わせず読む
(声に出すように)ことによって、
マクロ的な問題点に気づいたり、
基本的間違いを見つけることができたりする。

デザインをしたり、原稿を書くときもそうだ。
まずは一度、勢いを持ってあらかたを仕上げてしまう。

そして二度目は、細やかな気づかいで
その目的に向け着地させる。
もちろん、その精度を上げるため、
三度目があってもいいのだが…。

この“二度目の正直”ルールは仕事だけでなく
さまざまな場面で活用できる。

先程も語ったように、“一つずつ完ぺきにしていく”より
精度も上がり、効率も素晴らしくいいのだ。

昨日の“宝塚記念”も、このルール“二度目の正直”を活用すれば、
応援していたゴールドシップに行き着くし、
2着をあれこれ考えるより、総流しとなるし…歓喜のウハウハだったはず。

何で、後楽園も浅草のWINSも素通りしてしまい、
買うの忘れたんだろう…ブツブツ。

では、ゴールドシップの“三度目の正直”を期待して…


moba (1)

毎日毎日拾っても、ゴミはなくなることを知らない

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雨の日も風の日もやるぞ!

moba

歓喜のウハウハ・・・どこえやら

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はなまるア・ラ・カルト

06/24
2013

ara (4)

ビジ達流“ダイレクトの仕事道”

1年間6,000円の有料駐輪場。
私は千代田区の駐輪場に利用登録しているのだが、
2年ほど前から制度が変わり
登録更新を呼びかける案内が来なくなった。

ある時、駅の駐輪場に自転車を停めて出かけて戻ってくると、
私が置いた場所に自転車がない!
慌てて辺りを見渡すと、自転車が横倒しにされた状態で
別の場所に置かれているのを発見した。

なんでこんなことされるんだ、利用登録しているはずなのに…
あっ! もしかしたら期限切れ!? あれ~…。
そう、利用登録の更新をすっかり忘れていたことに気づいたのだ。
アチャ~迂闊だった…。

実はこの利用登録、2013年1月30日の更新を逃がすと
自動的に登録が抹消されてしまうのだ。
もう数ヵ月過ぎているわけだし、ここは電話で問い合わせるよりも…
と考え、直接千代田区役所の担当部署へ向かった。

利用登録を忘れてしまったことを伝え、
なんとかならないか頼んでみると…

「今すでに、あの駐輪場はいっぱいなんですよ。
 ですから申請してもらい空くのを
 待っていただくことになるのですが…。

 でもせっかくここまで来ていただきましたし、
 前年まではきちんと登録されていたので、
 今回は特別に登録決定通知書を発行いたします」

と、許可をもらうことができたのだ!
(もちろん、それまできちんと利用登録をしていたことや
 警察署への登録も済んでいたことを加味してもらった上で…)

やはり相手の顔が見える直接の交渉によって、
こちらの思いをダイレクトに伝えることができたのだろう。
もし電話で問い合わせをしていたら、
通り一遍の対応で断られてしまっただろう。

実はこんなダイレクトな交渉経験は多い。
ビジネスにおいても、ダイレクトに交渉することで
いい方向へ展開した経験がたくさんある。

たとえばクレームが起きた時、ただ電話で謝るのではなく
直接謝りに行って誠意を見せることで(切腹最中持参で…)
ご立腹の相手でも
「ま~しょうがない。二度と起こさないように
 ルールをつくってくださいねぇ」
と、どうにか着地点を見つけようとしてくれる。

人と人が直接顔を合わせると、表情や言葉使い、
人柄も含めいろいろなものがお互いに伝わる。
すなわち、直接のコミュニケーションは、
情に作用するチカラ=“情動力”を生み出すのだ。

電話やメールでただ要望を伝えるよりも
相手にこちらの気持ちが伝わるし、
結果的にうまくいきやすくなるということ。

ダイレクトなコミュニケーションが生むのはまさに“情動力”。
ウェブがこれほどまでに浸透した世の中だが、
やはり人と人のコミュニケーションはダイレクトこそが基本!
そこから派生する相乗効果は、ビジネスに欠かせない!

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いつもお世話になっている駐輪場

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利用登録が必須なのだ

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自転車が並ぶ様は圧巻!?

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危うく撤去されるところだった!

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熟ジュクア・ラ・カルト

06/24
2013

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武道は教育でありうるか!?

ついに始まった中学校の武道必修化。
私も柔道を志す者として、
子どもたちが武道を通して、
多くのことを学ぶのは素晴らしいことだと思う…。

…いやいや、思って「いた」かな。

正直に言うと、この必修化は不安要素だらけだ。

おそらく、文部科学省は柔道をはじめとする武道に、
礼儀作法や躾といった教育的効果を期待していたのだろう。

しかし、きちんとした指導法も用意せず、
まさに“丸投げ”状態でスタート。

加えて、ここ数年メディアを賑わせていた、
女子柔道代表監督の暴力やパワハラ、
全柔連の対応の悪さと不祥事、
金メダリストたちの犯罪などの諸問題。

こんな状況で、一体武道から何を学べというのか…
ということになってしまう。

そんな時、たまたま本屋で出会ったのが、
松原隆一郎著『武道は教育でありうるか』だ。

この書籍では、東大柔道部部長である松原氏が感じる、
「柔道の危機」について述べられている。

特に、試合に負けた原因を指導法の問題にせず、
監督もその監督を任命した委員会も責任を取らないという、
“金メダル優先型”の全柔連については厳しく語っている。

私もこのことに関しては、松原氏と同感
(松原氏はそれでも金メダルを獲りたがっていたが…)。

本来の柔道、またスポーツは、結果を優先するのではなく、
日々鍛錬し、仲間と切磋琢磨する過程が作り出す
「人間性」や「人間関係」が大切。
そこから正しい社会のモラルやマナーが生まれるのだ。

つまり“結果よりプロセスが重要”ということ。

まさにここ数年の全柔連は、
目先の金メダル獲得ばかりを優先して(結果獲れていなかったが…)、
プロセスを無視したことで淀み、
腐敗していったと言える(これは柔道だけの問題ではないのだが…)。

この考えをビジネスに置き換えるとどうだろう。

やはり目の前の結果、利益、数字だけを優先していては、
必ずや組織は淀み、腐敗していくのだ。
結果、継続は難しくなるだろう。

また、それぞれの業界において、団体組織をつくり、
ビジネスモデルを固定させ、組織を守り続けようとしては、
業界の新陳代謝が進まず、当然淀んで来ることになる。

“金メダル=すごく偉い”

そうではない。

ここ数十年の経済優先の世の中が生んだ“結果優先型”から、
しっかりとした目的を持った“プロセス主義”へ
シフトする必要があるのだ。

現状の武道(柔道)のとらえ方では、
教育にはならないかもしれない。
しかし、本来武道には十分教育の要素がある。

なんて語っていたら、
1964年の東京オリンピックでのへーシンクvs神永の
決勝を思い出してしまった。
やっぱりあの時のヘーシンクの“柔道”を見習わなければ…。

私たちは、オリンピック種目“JUDO”ではなく、
本来あるべき正しい“柔道”を
もう一度見直すべ時にいるのかもしれない。

juku

武道教育とは一体なんだろうか…

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何事も結果よりプロセスが重要!

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シナジースペシャル

06/24
2013

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繁盛したいなら“シナジーレベル3”

シナジー、星3つです!

先週のビジ達にも少し登場した新たな中島流キーワード、
“シナジーレベル3”。

相乗効果が今後のキーワードだと度々語っているが、
お店が繁盛するかどうかもシナジーレベルが左右すると言いたい。

店の持ついくつかの特徴をかけ合わせることで、
よりレベルの高い相乗効果を生み出す。
そうした高い相乗効果がそのお店の
繁盛している理由になる。

このように考えており、
その例として、近頃よく取り上げているのが
次の3つのお店だ。

まず1店目はニューヨーク・シカゴ研修ツアーで訪れた、
EATALY(in New York)。

1,000坪という広い室内スペースに、
イタリアングルメというコンセプトの下、
様々なお店が集まっている。

食材のお店やcafe、レストランなどが、
お店ごとに壁を設けない吹き抜けのオープンスペースに展開。

立ち飲みスペースで食事を楽しむ人たちの表情を見ることもでき、
実に相乗効果の高い店だと言えるだろう。
うん、ここはシナジーレベル3!

2店目は、「BOOK OFF」の創業者である、
坂本孝氏の「俺のフレンチ」「俺のイタリアン」。

星のつくレストランでの勤務経験を持つ、
腕のよいシェフを雇い、
“立ち飲み”というスタイルで回転率を上げている。

そうすることで高級食材を惜しげもなく使った、
美味しい料理を手ごろな価格で提供している。

また、その食事を楽しむお客さまも、
相乗効果のひとつになっている。
うんうん、やっぱりここもシナジーレベル3!

そして、3店目はこちらも
ニューヨーク・シカゴの研修ツアーで訪れた「ステューレオナルド」。

この店のポリシーは、新鮮で美味しく、
安く売れるものしか置かないということ。

また、それだけではなく、遊園地発想も素晴らしい。
楽しげな音楽や店のあちこちに設置された動く人形たち、
そして極めつけは小さな動物園。
子どもを楽しませる仕掛けがたくさんある。

さらに、1,200坪ほどあるであろう、圧倒的な敷地面数。
さすがはアメリカのスーパーマーケットの人気店。
こちらもシナジーレベル3!

さて、この高い相乗効果は、
何もスーパーや飲食店に限ったことではない。
私たちのビジネスもまた、求められているのはシナジーレベル3。

たとえ1つの事業でもアイデアを持って、
複合化や相乗り、コラボレーションすることによって、
高い相乗効果を得ることができるのではないだろうか。

これから私たち経営者に求められているのは、
高い相乗効果を常に念頭に置き、
ビジネスモデルをつくっていかなくてはいけないということ。

3つ星レストランならぬ、シナジーレベルの星3つで、
お客さまに選ばれる企業を目指すべきだろう。

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そこにいるお客さまもシナジー効果!

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店先の行列さえもシナジー効果!?

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シナジーレベル3の仕掛け人!

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06/17
2013

moba (3)

「ながら歩き」と便利の裏側

このところ“ニューヨークが似合う中島”と
言われていることもあり、ニューヨークの話題から。

ニューヨークでも「LOOK!」キャンペーンが開催。

これは、ニューヨーク市内で1年間に約1万件に近い
交通事故が発生した背景からとのこと。

もちろん、スマホユーザーによる
見ながら歩きへの注意喚起ということだ
(確かにマンハッタンでも、多くの人たちがスマホに見入っていた)。

そして東京でも、携帯電話を見ながら歩いていた小学生が、
ホームから誤って転落。
その為、「ながら歩き」を防止するキャンペーンが始まっている。

いや、これらのキャンペーンのず~っと前から
多くの人たちが、イヤな思いをしたり、
「危ない!」と叫んだりしていたのだ。

ちなみに、日本では、2,500万台を超すスマホが
巷に出回っているということ。

耳をイヤホンでふさぎながら、目は画面を見て、
左手はスマホを持ち、右手は画面を必死になぞる。

これで上半身はすでにフル活用状態だ
(武士なら、丸腰で大きなアクビをしている状態)。

これでも、イスに座っているのなら問題はなし。
または、人通りの少ないところで立ち止まっての
ことなら人々はやさしく見守ってくれる。

ところがところがだ。
これで下半身の2本の脚も活用して「ながら歩き」をしてしまうから、
大きな問題に発展するのだ。

一番の問題は、健常者同士ではない。
視覚障がい者の人たちだ。
「杖を蹴られた」「真正面からぶつかられた」
「立ち止まったのだが、止まってくれなかった」などの声が…。

これでは、障がい者や車イス、高齢者など
弱者の人たちは、たまったものではないはず
(健常者の私でも、ブーブー言いたくなるのだが)。

だからと、ここでスマホユーザーの方々に
「注意してください!」と言いたい…訳ではない。

ここで問題としたいのは…。
いろいろな便利ツールを企業たちが
競争しながら次から次へと開発してくれる。

ところが、必ずや、その便利には、“裏側”が存在するということ。
ビジ達流でいうところの“便利の裏側”だ。

この経済活動の“便利の裏側”に潜む、
マナーやモラルの崩壊や自己中心主義が
今後の社会の大きな問題に思えてならない。

“覆水盆に返らず”だ。
一度、崩壊してしまった価値観は、
なかなかもとには戻れないだろうから。

企業は、やはり、その裏側まで責任を持って
企業活動をしなければならないはずなのだ。

これこそが、本当の“CSR=企業の社会的責任”なのではないだろうか
(よく偽善的な“CSR”を耳にするが、
私に言わせればそれらはあくまで茶番でしかないのだ)。

moba (1)

こんなポスターも

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マナーやモラルをもっと持ってほしいよね

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ながら歩きをしている見てる人には見えない

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