これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/24
2013

moba

2020年へ、心のゴミも拾う

駅へ自転車を取りに行き、
その足で会社によって資料を持ち、
そして仕事場であるカフェへ…
と、頭の中にスケジュールを描いて駅方面へ。

はい無事、自転車はいつもの駅の駐輪場で
たくさんの自転車に囲まれながらそこにあった。
鍵をはずし、よいっしょっと跨ぐ。

えっ! この感触は…パンク!
それもぺったんこのパンクだ。

あちゃ~~~。

この瞬間、先程の頭の中で描いていたスケジュールは
すべてご破算に。

パンクで乗れない自転車ほど、大きな荷物はない。
そして、今日は休日。
修理屋さんも休みのはず。
“そのまま置いて帰ろうか”なんて思いまで出てきてしまう。

自転車を発見してからまだ30秒も経っていないのに、
頭の中をいろいろな思いがぐるぐるしながら去って行く。

世の中、予定通りに行かないことの方が多いもの。

さて、ここは気を取り直して、
駐輪場でのパンク状態からのリスケだ。
まずは、パンク状態のチェック。

あっ、タイヤのキャップも虫ゴムもない。えっ!?
(また、頭の中ではいろいろな原因がぐるぐる)

これじゃ、パンク直しだけじゃ済まないぞ。
あれ、2つ隣の自転車も同じ状態。
その向こうもだ。(かわいそう!)

だれが、こんなことを! 何の目的で…
マッチポンプ商法?
まさか、自転車屋さんじゃないよね~(ゴメンナサイ)。

犯人捜しをいくらしても、この状況は改善されないわけで…
(そうしながらも、見渡していると)
あっ、虫ゴムがあそこに! ネジキャップも。

たぶん、私のだろう。無事、タイヤに納まった。
もしかしたら、空気さえ入れれば、復活するかも?(期待が)

ということで、自転車を押して会社へ行き、
空気入れで12回ほどポンプを押し込むと、
タイヤは無事、復活したのだ。

ヤッタ~!
やっぱり、諦めてはいけない。
何かが目の前に立ちはだかっても、
予定のスケジュール通りいかなくても、
出来ることを一つずつということ。

いや、今回の着地どころはそこではない。
2020年に向けてなのだ。

先日も語ったように、2020年に向け
“美しい日本”をつくりたいのだが、
通りのゴミだけ拾っていてもダメなようである。

人々の心のゴミも拾わないことには、
このような事件はなくならないのだ。

さて、“心も美しい日本”の実現のために、
まず何からしようかな。

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げぇげぇ~

moba (2)

ぺったんこじゃないかぁ

moba (3)

ゴムもないし、キャップもない・・・

moba (1)

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ファインスピリッツキーワード

09/24
2013

key

Long Rangeの大局観

物事を俯瞰して見る大局観は重要だ。
しかし、現代の社会ではそこに
Long Range(=長期的)な視野も加える必要が出てきている。

例えば、大手企業で取り入れられている四半期決算。
この3ヶ月ごとという非常に短いスパンで企業が公表する数字だけで、
企業の様々な事柄を決めることは、
かなり即物的な展開となってしまうのではないだろうか。

企業が成長していくためには、
必要な人材を育てる時間や市場を育む時間、
そして長期的な開発をすることも重要だ。

つまり、Long Rangeな考えがかなり重要となってくるのだ。

先日もたまたま観たボクシングの世界戦で、
Long Range的試合展開を見た。

日本人選手が勝利を収めたのだが、
このとき勝敗を決めたのは、強いパンチ力ではなく、
1ラウンドから放たれたジャブや
ボディブローの小さなダメージの蓄積。
その地道に積み重ねた小さなダメージが蓄積され、
後半戦では隙となって現れてきたのだ。

ボクシングにおけるボディブローは、
まさに後半戦を見据えた戦い方だ。

前橋育英高等学校の野球部では、
荒井直樹監督がLong Rangeを意識して、部員を育んでいるという。

それは、毎日練習の前にゴミ拾いをさせていること。
ゴミを拾う中で、気付きが生まれ、
試合の中でも相手の変化を察知することができるようになるからだ。
そして、それだけでなく社会に出た後も
人として役に立ってくるだろう、とも。

このようなボクシングの試合や、
荒井監督の部員の育み方は、
まさしく“Long Rangeな大局観”で
物事を捉えているといえるだろう。

今の社会や政治は、長期的に物事を捉えられているだろうか。
残念ながらノーだ。
近年、このLong Rangeな考えが
特に不足しているように思えてならない。

インターネットが普及し、
すぐに世界中の人の価値観や考えを
知ることができるようになったことで、
ワールドワイド(物理的な俯瞰)に物事を捉え、
考えられるようにはなっただろう。

しかし、長期的に計画・行動できているだろうか。
瞬間的に情報を得られる現代だからこそ、
Long Rangeで考えることが
難しくなってきているのかもしれない。

目先の効果、目先の成果、目先の利益。
こんな時代だからこそこれらを追い求めず、
その先にある大きな成果(サスティナブル?)を求める
“益はなくとも意味はある”という考えを持つべきだろう。


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ゴミ拾いと野球にも繋がりがある!

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Long Rangeな考えで優勝へ!

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昔も今も、大切なことは同じ。

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シナジースペシャル

09/24
2013

syn1

先手必勝ならぬ、先手必照

先手を打つ商品開発は、
思わぬ(思っていたかも)相乗効果を得られる。

家事代行を行う、株式会社ベアーズ。
その創業経営者の高橋ゆき氏はビジ達でも度々ご紹介し、
私がパーソナリティを務める『BUSINESS LAB.』にもご出演いただいた。

先日、NBC(東京ニュービジネス協議会)のイベントで
“広報”という角度から改めてベアーズの事業展開を聴いたのだが、
商品開発の内容とタイミングを理解すると見えてくるものがある。

・2006年法人会員制度導入
女性の社会進出が増え、今や共働きをする夫婦もかなり多い。
それによって家事をこなすことが難しいという女性が増えている。
そんな女性に向けて、家事代行を会社の
新しい形の福利厚生として取り入れてもらうという提案。

・2010年ファミリーサポートサービス
介護は介護を行う家族にも非常に負担の大きいもの。
このファミリーサポートサービスは、
そんな介護する側の人をサポートするサービスだ。

・2012年シニアサポートR60
これは介護サポートサービスではなく、
定年を迎えセカンドライフを送る
アクティブシニアに向けたサービスだ。

この取り上げた3つの商品に共通していることは、
社会背景や時代背景にマッチし、
さらにターゲットが絞られた商品開発がされているということ。

しかも、市場として人々が注目する前に先手を打って
商品開発を行っているのだ。

先手を打てば業界のリーダーシップをとれるだけでなく、
メディアが注目してくれる。
時代の変化を伝えるメディアは、その変化を取り込んだ社会現象、
すなわち新しいサービスや商品に着目して紹介するということだ。

実はベアーズは1999年の創業以来、
ほとんど広告費をかけていないという。
しかし、先手を打って商品開発をしているため、
広報の役割を多くのメディアが担ってくれているのだ。

先手必勝といえるが、
先手はメディアが“必照”してくれるのだ。

ターゲットを絞り込んだ商品開発が、
需要をつくると共に、メディアの注目も集めるということ。

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美人経営者である高橋ゆき氏!

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先手必勝で先手必照!

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選ばれるビジネス

09/24
2013

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ソースを売るなら、まず用途を売れ!

お好み焼きというと、生地にキャベツやいろいろな具を入れ、
かき混ぜて…というのを想像していたが、これはあくまで関東風。
広島風は全然違うのだ!

広島にあるオタフクソース株式会社へ企業訪問した際に、
併設されている「Wood Egg お好み焼館」を訪れた。

ランドマークにもなる釣鐘型のその施設では、
お好み焼きの歴史や文化に関する展示や、
広島風お好み焼きづくりをも体験できる。

私がこの度、体験し美味しく食してきた、
広島風お好み焼きのつくり方はこちら!

1.生地をおたまで1杯すくい、クレープのように薄く広げる。
2.千切りにしたキャベツをどっさりのせる(本当にどっさり!)。
3.天かすとネギ、3枚の豚肉を上にのせる。
4.火が通ってきたところで、ひっくり返す!
 たっぷりのキャベツが蒸し焼きになって、おいしそ~。
5.鉄板の空いた部分で焼きそばを焼く。
 少し焼けてきたところで、(4)を上にのせる。
6.卵を割ったら黄身をつぶしながら焼き、
 その上に(5)ごと全体をのせる。
 上の屋根は薄い生地。次はキャベツ、焼きそば、
 そして卵焼きの下地という順。
7.そして、この(6)をうまくひっくり返す。
 形を整えたらオタフクソースをたっぷりつけて、
 アツアツの広島風お好み焼きのできあがり!

お好み焼館の役割は、「広島風お好み焼きとはどういうものなのか?」
ということを、歴史やつくり方の手順などを含めて人々に伝え、
お好み焼きに親しむ場をつくること
(お好み焼きのプロを育成する場でもあるようだが…)。

ソースを売るのであれば、まずはお好み焼きという
食べ物の認知度を高め、正しいつくり方を伝えて
家庭でもつくれる人気メニューにしよう!
というのがオタフクソースの発想。

そうして初めて、ソースを売ることに繋がるのだ。
さらに、広島風お好み焼き店をあちこちに
つくることにも努力しているという。

目先の利益を求めると、ついソースを直接宣伝したくなるもの。
しかし大事なのは、“急がば回れ”精神。

すぐに結果を出そうと目先ばかりを見るのではなく、
相乗効果を考えたうえで発想していけば、
広く長く選ばれるビジネスを展開できるということ!

ロングレンジで捉えるならば、
“ソースを売るなら、まず用途を売れ!”ということだ。

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釣鐘型の「Wood Egg お好み焼館」

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中ではオタフクソースについて学べる!

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まずはクレープ風の生地を焼くんだよね~

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それを上にをのせて、と…

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お次は焼いた卵をのせて、と…

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できた~~~!!!!

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広島風お好み焼きを学んできた面々

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はなまるア・ラ・カルト

09/24
2013

ara

“やっておいて よかった”

「日本を美しくする会」が発足20周年。
鍵山秀三郎氏が掃除道に取り組んで50周年。

まさに「継続は力なり」ではないが、
この間に多くの貴重な出会いがあり、
多くの方に良い影響を与えたことは間違いないだろう。

やはり何事も継続することが大切だということだ。

そんな鍵山氏に感銘を受けた一人の経営者が、
先日開催された「鍵山塾」のゲスト講師として登場してくれた。
株式会社新宮運送の木南一志社長だ。

講演内容は、特にテーマこそ打ち出していなかったが、
あえて言葉にするとすれば“継続”。

普段なら雨の日は外ではなく社内を掃除していたところを、
鍵山氏にならい、ある時から雨カッパを着て、
ガードレール磨きを続けたそうだ。

そこでは雨の日なりの掃除の仕方、ゴミの拾い方があり、
晴れの日の掃除とは違った発見や学びがあったのだとか。

鍵山氏の言葉を借りるならば、
「例外をつくらない」ことでそこに新たな気づきと
ある効果がつくり出されるというわけだ
(東京掃除の会はもちろん雨天決行!)。

そして今回、掃除道を50年も継続している鍵山氏ならではの
タイトルの本が出版されるという。
そのタイトルは、

『やっておいて よかった』。

すなわち、諦めず続けてよかったということ。
続けてきた人だけが語れる言葉。
まさに“意味のある”言葉だ。

東井義雄氏の言葉で、
「本物は続く、続けると本物になる」とあるが、
まさにその通り。

鍵山氏が30歳から徹底した掃除をあきらめず、
ず~っと続けてきたから58歳にして田中義人氏と出会うことになり、
「日本を美しくする会」の発足に至ったのだ。

諦めずに続けていたからこそ出会いがあり、
そこに気づきや学びがある。
“継続”がいかに大切なのかがわかる。

これからのビジネスにおいても、
会社の継続をテーマにしていかないといけない。

つまり、目先の数字をあげることに囚われず、
その先のための組織づくり、人づくり、商品開発が
必要になってくるということだ。

一見物凄く小さなことにしか思えないようなことこそ、
継続して徹底することがこれからの時代で選ばれるためには必要。

「やっておけばよかった」ではなく「やっておいてよかった」。
こんな未来を見据えたコンセプトこそが、
これから大きなテーマとなるだろう。

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第8回鍵山塾開講!

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株式会社新宮運送の木南一志社長

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何ごとも諦めずに継続すること!

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「やっておけばよかった」ではなく「やっておいてよかった」

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